ついに2021シーズンJリーグが開幕。最高の週末がついに帰った。一方で各Jクラブのフロント内では移籍に関して、まだまだ忙しい日々が続いているようだ。
今回は選手獲得の噂情報から5人の選手の実績とエージェント(代理人)について調べてみた。そこから見える海外事務所の思惑。JFAエージェントとの関係性も踏まえて、報告していく~~~~~。
ジョン マリー(John Mary)
ナイジェリア生まれで元カメルーンU20代表キャップも持っているストライカー。
ヘディングがうまく、相手との駆け引きに非常にたけている。動画内ではオシャレなループシュートも決めている。
潜在能力が高いにもかかわらず、ジョンは新型コロナウイルスに感染しまい結局、入国許可が下りないため現在所属している中国「深圳FC」へ戻ることができずにいた。
そんな中、SNSでJリーグへの移籍を表明し、「アビスパ福岡」に行くのではという噂も囁かれている。しかし、外国籍で前線にはスペイン人フアンマとブラジル人ブルーノメンデスが既に在籍しているので補強する必要性が薄い。
またジョンは過去に日本人エージェントと接触したことがあるようで今回のJリーグ参戦も彼の売り込みによるものなのかもしれない。
Jリーグに移籍すると噂のカメルーン代表「John Mary」
事務所はポーランド系「FairSport International」
いったい誰の手引きなん?#jleague #Jリーグ #china pic.twitter.com/lyJW0AnC5B— jun jun@im not agent (@junjunjun351) February 26, 2021
ジョンが現在所属しているエージェント事務所はポーランド国籍の「FairSport International」。
クライアントはどちらかというとスロバキア系が多く在籍しており、一番の売り選手はイタリア「ナポリ(Napoli)」でプレイしている「スタニスラフ ロボツカ(Stanislav Lobotka)」である。
細かい点だが弊社のスポンサー(パートナー)には三菱自動車が付いているようだ。
浦和レッズも関係ないこともないだろうが、ひょっとするとひょっとするかもしれない。
ミシェル マセド(Michel Macedo)
スペイン国籍を持つ攻撃的右サイドバックの元ブラジルU17代表。積極的な攻め上がりで”右利き”であるにも関わらず、弾丸シュートをかましている。
インスタで #reysol と #fmarinos をフォローしている
ブラジル人「Michel Macedo」事務所は元メンバー「エレキ(Erik)」が在籍
ブラジル系「OTB Sports」https://t.co/WgRaoTcRwkいったい
どっちに行くのかしら?#柏レイソル #横浜Fマリノス pic.twitter.com/giohsljtRD— jun jun@im not agent (@junjunjun351) February 26, 2021
彼が所属しているのは昨年まで元横浜Fマリノスに在籍していた「エレキ(Erik)」等と契約している「OTB Sports」。
最近の弊社は他記事でも紹介した選手を日本クラブに売り込む動きが出てきている。
スペインでのプレイ経験があるので環境適応に問題かもしれないが年齢が31歳とキャリアとして過ぎ始める時期。契約するなら単年が妥当だろうか?
エメルソン サントス(Emerson Santos)
「ボタフォゴ(Botafogo)」下部組織出身で18年には「インテルナシオナル(Intelnational)」へ期限付き移籍しており現在は「パルメイラス(Palmeiras)」に在籍している。
プレイスタイルはCBでありながらフリーキッカーとして任されており、ビルドアップ能力も高い。
Jクラブがオファーしていると噂の
ブラジル人「Emerson Santos」事務所はブラジル系「L&V sports agenciamento」
代理人は「Shaiene Ferreira Botelho」という人物念のためCBF仲介人取引一覧で確認しましたhttps://t.co/DyC0t0exvo#CBF #BRA #jleague #Jリーグ pic.twitter.com/viveUcCudu
— jun jun@im not agent (@junjunjun351) February 26, 2021
エメルソンは「L&V sports agenciamento」という事務所のクライアント。弊社が過去にJクラブとコンタクトを取ったという経緯は不明。ブラジル現地報道によるとエメルソンは「柏レイソル」への加入が決定しているとのこと。
移籍金は900万レアル(日本円で1億3000千万円?)で契約期間は3年。柏はオルンガ(Olunga)の中東移籍で得た移籍金を有効に獲得に力を注いでいるのが想像できる。
2021シーズンJリーグの試合数が38試合あり、降格チームも4つなので戦える戦力を上手くターンオーバーしていかなくてはならない。エメルソン獲得はそういった事情が絡んでいる。
ガブリエル・ディアス(Gabriel Dias)
主に右SBを主戦場としているがDMF(Volante)、CBもこなせるユーティリティなブラジル人。
「Palmeiras U20」からキャリアをスタート。期限付き移籍を繰り返し、19年に現在「Fortaleza Esporte Clube」へ違約金(いくらかは不明)支払っての加入。
日本クラブがオファーしていると
噂のブラジル人「Gabriel Dias」事務所は横浜Fマリノス「エリキ」が所属している
「OTB Sports」の新しい部門、主に国際的なサッカーの主要な取引を主体としている「OTB LAB」https://t.co/BRMhGPxpGj
代理人は「Pedro Zalla」とされている#jleague #Jリーグ pic.twitter.com/EDkitpGXjj
— jun jun@im not agent (@junjunjun351) December 4, 2020
彼の事務所は何かの偶然なのかエレキ等が所属している「OTB Sports」の分社で比較的若手中心にマネジメントしている「OTB Sport Lab」。ブラジルサッカー協会(CBF)が発行している仲介人(エージェント)関連資料にもガブリエルについて書かれていた
「鹿島アントラーズ」が、ガブリエル獲得に興味を示しているがブラジル国内クラブもいくつか同じく狙っているとのこと。これも売り込み線が濃厚だろう。
マテウス バビ(Matheus Babi)
ブラジル「Serra Macaense Futebol Clube」からレンタルで「ボタフォゴ」に加入しているストライカー。
191cmと大型で背中を向けながらポストプレイを得意としている。献身的守備もこなしてくれる頑張り屋だ。
日本行きが噂になっている
ブラジル人「Matheus Babi」彼が結んでいる事務所は複数
・TSG – THREE SPORTS GROUP
・Champion Sport Mkt
・Vinci Sportsうむ
一筋縄ではいかない気がする#jleague #Jリーグ #CBF #BRA #football #botafogo pic.twitter.com/M7T0r13Eci— jun jun@im not agent (@junjunjun351) February 27, 2021
マテウスは3つの事務所と契約している。
「TSG – THREE SPORTS GROUP」はブラジルのみならずUAE、韓国に支部を構えている。既にクライアントがKリーグで4人プレイしている。元「松本山雅FC」セルジーニョも弊社に仲介してもらったようだ。
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因みに昨年某JFAエージェントがドバイへ向かっていたので、もしかするとTSG関係者で会っていたかもしれない。
「Champion Sport Mkt」は過去に日本にクライアントを送り込んだとHPで書かれている。
誰かを調べてみると
・マグロン(Magrão) ※元ガンバ大阪 2002~2004
現在はエージェントとして活動している。
「Vinci Sports」は先ほど紹介した事務所と同じくマネジメント事業を展開しており、インスタの紹介文では日本語訳で”スポーツ専門家のキャリアを管理している”とある。
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そんな事務所と契約しているマテウスはメディア「TNT SPORTS」によるとブラジルで4クラブ、欧州で2クラブ、そして日本は1クラブが彼に興味を示しているという。
違約金は300万ユーロ(日本円で4億円?)に設定している。なかなか日本では手が出ない金額となっており、獲得するには容易ではない。果たして、どうなるか?
~~終わり~~
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