Jリーグ参入してから5年経過し、サッカースタイルを確立しつつある一方で毎年J2残留争いを繰り広げており、なかなか総合順位を伸ばすことに苦労している。原因は何か?
今回はレノファ山口の全選手エージェントをクラブ内情に触れながら紹介していく。
いったいアルゼンチン人を連れてきたのは誰なのか?渡邉監督に所属している事務所はどこなのか?
君は時の涙をみる……。
野村ダン ✖ アルゼンチン ✖ 元スカウト
監督:霜田 正浩⇒添田 貢広?(JPN) ※アプリシエイト
GK:吉満 大介⇒吉﨑 博文(JPN) ※フットステージ
GK:林 瑞輝⇒中澤 聡太(JPN)※JSP/18年度まで梶野 智が担当
GK:山田 元気⇒武井 択也(JPN) ※イマージェントDF:起 海斗⇒野村 ダン(JPN)関根 圭祐?※Athlete Solution
DF:伊東 稜晟⇒なし?
DF:国本 玲央⇒秋谷 和幸(JPN)※Ayuda
DF:木村 裕貴⇒なし?
DF:山邊 樹⇒なし?
DF:吉田 光⇒なし?
DF:Sandro⇒? ※MARCIO BITTENCOURT SPORTS クラブ側仲介なし
DF:楠本 卓海⇒藤田 邦広(JPN) ※UDN
DF:Henik⇒Sandro Wienhage or Alexander Kuniy ※KUNIY & W. SPORTS
DF:菊地 光将⇒宮本 行宏(JPN) ※フットステージ
DF:Renan⇒? ※Fusion Group Agency /以前はRalf Sousaが担当していたクラブ側仲介なし
DF:眞鍋 旭輝⇒なし?
DF:安在 和樹⇒?
DF:橋本 健人⇒西室 陽?(JPN) ※SunX
DF:川井 歩⇒野村 ダン(JPN)関根 圭祐?※Athlete Solution
DF:武岡 優斗⇒遠藤 貴(JPN) ※ユニバーサルスポーツジャパン
DF:田中 陸⇒なし?MF:古賀 俊太郎⇒なし?
MF:杉村 駿介⇒なし?
MF:松原 翔太⇒なし?
MF:柳井 敦志⇒なし?
MF:山崎 柊人⇒なし?
MF:高 宇洋⇒大野 祐介 ※アスリートプラス
MF:佐藤 健太郎⇒?
MF:吉濱 遼平⇒大野 祐介 ※アスリートプラス
MF:池上 丈二⇒藤田 邦広(JPN) ※UDNFW:梅木 翼⇒なし?
FW:高井 和馬⇒野村 ダン(JPN) 関根 圭祐? ※Athlete Solution
FW:田中 パウロ 淳一⇒高木 泰裕(JPN)※JSP “選手契約に関する交渉“計2回
FW:清永 丈瑠⇒なし?
FW:浮田 健誠⇒なし?
FW:森 晃太⇒本田 弘幸(JPN) ※Heroe
FW:村田 和哉⇒西真田 佳典(JPN)※JSP
FW:小松 蓮⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
FW:Iury⇒Rodriguinho(BRA) ※MARCIO BITTENCOURT SPORTS クラブ側仲介なし
FW:河野 孝汰⇒なし?参考:http://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2019.pdf
・JSPと野村 ダンのクライアントが多く占めている。
・2016年以降クラブ側仲介は行われていない。
・各Jクラブで元コーチ、スカウトを歴任したエージェント。
結局どっちがマネジメントしてるの?
全国のJクラブにクライアントが在籍している大手「ジャパン・スポーツ・プロモーション(JSP)」。山口では「林 瑞輝」、「田中 パウロ 淳一」、「村田 和哉」が在籍していたが20年シーズン終了後、退団が決定。残っているのは「いわてグルージャ盛岡」へ期限付きから復帰する「岸田 和人」のみ。
現時点でクライアント数が多いのは野村一族「(20-106)野村 ダン」となる。
聞くところによると野村ダン自身がサッカー選手をマネジメントしているのではなく、部下にあたる「(20-115 関根 圭祐」が行っているらしい。しかし仲介人取引一覧といった資料では野村ダンが交渉したと記されている。twitterを拝見するとクライアントとZoomで触れ合っているツイートを何度か流れているが実際のところは不明。
アルゼンチン人を連れてきた元JSL出身エージェント
2015年:700,000円
(西田 泰三⇒ユン シンヨン “選手契約に関する交渉”)2016年:860,000円
(馬淵 雄紀⇒大石 治寿 “選手契約に関する交渉”)
(熊崎 厚夫⇒パク チャニョン “選手契約に関する交渉”)2017年:0円
2018年:0円
2019年:0円
海外からは韓国人獲得で報酬として費用が数百万円発生しており、気になるのは弁護士で「山田 元気」等をマネジメントしている「(20-006)馬淵 雄紀」が「大石治寿」に関してチーム入団時に仲介している。結果を残すことが出来ず、大石はのちにチームを退団。エージェントも元Jリーガー「(20-164)鈴木 規郎」に変更している。
ではアルゼンチン勢が加入した2016年から17年は誰の手引きなのか?
それは「レオナルド・ラモス(Leonardo Ramos)」等といったアルゼンチン人加入があったのは日本サッカーリーグ時代で全日空サッカークラブ、フジタ工業サッカー部でプレイしていた「(20-028)Arbelo Alejandro Marcel」である。
JFA仲介人リストに登録されている「富士プロジェクト」
代理人は「Alejandro Marcelo Arbelo」https://t.co/xZuf1jpurTここには
2017年、山口に在籍していたラモス、カルロス元監督等が所属
来年、ここからJクラブに来るのかな?#jleague #renofa #レノファ山口 #全日空 #フジタ工業 pic.twitter.com/z7YQQqVXYG— jun jun@im not agent (@junjunjun351) October 4, 2018
年代別に交渉実績(選手側仲介)を紹介すると
2016年
・ルシアーノ・ロメロ(uciano Daniel Romero)参考:https://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2016.pdf
2017年
・レオナルド・ラモス(Leonardo Javier Ramos)
・マルセロ・ビダル(Marcelo Leonel Vidal)
・アベル・ルシアッティ(Brian Abel Luciatti)参考:https://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2017.pdf
ご存知のとおり、カルロス・マジョール監督がシーズン途中就任で指揮したものの順位20位と低迷。契約が1年あったにも関われず解任された。レオナルド・ラモス等のアルゼンチン人も契約満了で退団し、Arbelo氏と山口の関係はこの年に境に完全に途絶えた。
因みに16-17年シーズン通訳を努めていた「アルベーロ ルーカス(Arbelo Lucas Alejandro)」は現在「富士プロジェクト」のスカウトとして活動している。
クラブで得た知識をエージェント業に
かつて柏レイソル、アルビレックス新潟でコーチ、スカウトを経て、エージェントという道を選んだ「(20-192)秋谷 和幸」。仲介人リストに登録したのは2018年。事業は選手マネジメントのみならず、”海外研修コーディネート”や世界各国の国際大会サポート”等、幅広く展開している。
現在、秋谷氏が所有しているクライアントは
・光永 祐也(ザスパクサツ群馬)
・飯野 七聖(サガン鳥栖)
・平川 元樹(いわてグルージャ盛岡)
・国本 玲央(現:アルビレックス新潟シンガポール)
飯野に関してはJ1クラブである「サガン鳥栖」へステップアップしたのはエージェント側としては非常に喜ばしい。今後も自身の会社事業と向き合いながらクライアントを支えていくだろう。
クライアント契約情報
レノファ山口期待株「国本玲央」が
柏レイソル、アルビレックス新潟にてスカウトしていた実績を持つ「(20-192)秋谷 和幸」と契約した模様
流石だぜええ#renofa #レノファ山口 #reysol #albirex pic.twitter.com/mAF73lW5Aq
— jun jun@im not agent (@junjunjun351) October 30, 2020
強化体制について
元Jリーガーで2011年に引退後レノファ山口スタッフとなり、2年後には現職であるジェネラル・マネージャー(GM)に就任する「石原 正康」。
社長である「河村孝」とともに当時ベルギーでSTVVリザーブチームを指揮していた「霜田 正浩」を直接会いに渡欧したくらいだ。
21年から元ベガルタ仙台「渡邉 晋」を招集したのもチームが掲げる「レノファの流儀」に繋がる”何か”があるのだろう。ただ渡邉は20年頃に「(20-061)佃 ロベルト」が経営する「スポーツコンサルティングジャパン」と契約したので報酬は高額と予想される。その点もふまえて対応済みだろう。
クライアント契約情報
昨年まで仙台を指揮していた「渡邉 晋」が
「(19-061)佃 ロベルト」と契約を結んだ模様https://t.co/fuChj6AtZHもしかすると「(19-026)西塚 定人」か「(19-239)坂田 大輔」が
担当するかもしれない#vegalta #ベガルタ仙台 #JFA pic.twitter.com/RrVzQTD2gF— jun jun@im not agent (@junjunjun351) March 6, 2020
21年シーズンを乗り越える為に
ここ数年で人件費が高騰していることもあり、人員整理を実施し新たなチームづくりに着手している。選手を獲得、放出しながら最低ラインである中位キープに向けて準備し沖縄キャンプで仕上げている段階だ。
霜田サッカーとは真逆のスタイルなので、どのくらい浸透させられるかが21年の大きな鍵となる。
新たな船出はすぐそこにある。
~~終わり~~
コメント