クラブとエージェントとの関係性(浦和レッズ/2020秋編)

クラブとエージェントとの関係性

2017シーズンに念願のタイトル「アジアチャンピンズリーグ」優勝を果たした名門「浦和レッズダイヤモンズ」。それまでの苦労を一掃するような決勝戦は今でも思い出す。

その浦和が2020年シーズンに点取り屋「Leonardo(レオナルド)」を獲得するなど積極的な動きを見せるが守備力のなさが露呈してしまい、試合延期を除いて9位と甘んじている。

いったい浦和に何が起こっているのか?

というわけで
今回は浦和レッズに所属している選手のエージェント(代理人)を洗い流して問題について追求していく~~。

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SARCLE ✖ クラブ側仲介なし ✖ 松尾 佑介

監督:大槻 毅⇒秋山 祐輔 or 宮川 悟 or 堤 俊輔 ※SARCLE
コーチ:平川 忠亮⇒秋山 祐輔 or 宮川 悟 or 堤 俊輔 ※SARCLE
コーチ:上野 優作⇒秋山 祐輔 or 宮川 悟 or 堤 俊輔 ※SARCLE

GK:西川 周作⇒佃 ロベルト(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン
GK:福島 春樹⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
GK:鈴木 彩艶⇒佃 ロベルト?(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン
GK:石井 僚⇒佃 ロベルト?(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン

DF:槙野 智章⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
DF:岩波 拓也⇒佃 ロベルト(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン
DF:Thomas Deng⇒Micallef-Grimaud John(AUS) ※クラブ仲介なし
DF:鈴木 大輔⇒本田 弘幸(JPN) ※HEROE
DF:山中 亮輔⇒大野 祐介(JPN) ※アスリートプラス
DF:橋岡 大樹⇒佃 ロベルト(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン
DF:岩武 克弥⇒馬淵 雄紀(JPN) ※イマージェント

MF:青木 拓矢⇒佃 ロベルト(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン
MF:柴戸 海⇒宮本 行宏(JPN) ※フットステージ
MF:阿部 勇樹⇒佃 ロベルト(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン
MF:伊藤 敦樹⇒なし?
MF:Ewerton⇒? ※TFM AGENCY? /Teo絡み?
MF:柏木 陽介⇒遠藤 貴(JPN) ※ユニバーサルスポーツジャパン
MF:関根 貴大⇒秋山 祐輔(JPN) ※SARCLE
MF:武田 英寿⇒田邊 伸明?(JPN) ※JEB
MF:宇賀神 友弥⇒遠藤 貴(JPN) ※ユニバーサルスポーツジャパン
MF:長澤 和輝⇒秋山 祐輔(JPN) ※SARCLE
MF:武富 孝介⇒野村 豊幸(JPN) ※エースポーツクリエイション
MF:伊藤 涼太郎⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB

FW:Quenten MartinusLinton Jayson Posthumus(NED)
FW:汰木 康也⇒宮本 行宏(JPN) ※フットステージ
FW:大久保 智明⇒なし?
FW:武藤 雄樹⇒野村 豊幸(JPN) ※エースポーツクリエイション
FW:興梠 慎三⇒石倉 勇(JPN) ※Creative2
FW:杉本 健勇⇒秋山 祐輔(JPN) ※SARCLE
FW:Leonardo⇒Maurício Chiodin(BRA) ※BBM?/宮川悟?

参考:http://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2019.pdf

監督、コーチも含めてSARCLEのクライアントが非常に多すぎる
近年はオーストラリアから選手を連れてきている。
佃ロベルトもクライアントが5人と多い。+2

世界的にも珍しいコーチ陣にクライアント3人

組長改め「大槻 毅」が「SARCLE」のクライアントになったのは
ほんの数年前であることを確認したい。

元々「SARCLE」は関東クラブと親交が深いのが特徴の一つだが選手時代からマネジメントしている平川、最近では上野コーチと契約している。この流れを考察すると来シーズン以降、他クラブへ売り込む?ことを模索しているのか?

コロナ影響下でクラブが負債超過と見込まれているので大槻監督を途中解任を踏み切るとは考えにくい。今シーズンで契約満了か監督による辞任というシナリオを用意しているのだろうか?

世界的にも監督、コーチに同じ事務所が複数関わっているのは珍しい。ここまでくるともう癒着と言われても仕方がない。

 

ここ5年間、クラブ側仲介を行っていない?

ポルトガル「Portimonense」へ期限付き移籍してしまった「Fabrício(ファブリシオ)」と「Maurício(マウリシオ)」。
2人とも「(20-136)Panagopoulos Constantin Teodoro」が仲介したとされている。

一方でJリーグにオーストラリア人がやってくるのは最近少なってきてるが浦和の場合、「Špiranović(スピラノビッチ)」を皮切りに数年に一回のペースに加入している。近年では「Andrew Nabbout(アンドリュー ナバウド)」、現在の主力である「Thomas  Deng(トーマス デン)」が該当する。

Dengのエージェントは現在「(20-205) Micallef-Grimaud John」と言われている。ツイートでもDengについて語っておりオーストラリアサッカー協会からの仲介人資料から見ても確認することができる。

これらのポルトガルとオーストラリアルートに関してJFAエージェントが関与しているのか?
答えは「」。グラフを見れば一目瞭然である。

2015年:0円
2016年:0円
2017年:0円
2018年:0円
2019年:0円

参考:http://www.jfa.jp/football_family/intermediary/
取引情報の公表⇒登録選手/加盟クラブが支払った2015年度~2019年度の仲介人報酬(PDF)

前回のベガルタ仙台編でも触れたがクラブ側仲介を利用せずに海外から連れてくる方法があると思われる。浦和フロントの方針なのだろうか?

 

元浦和ユース”松尾 佑介”も担当

契約選手・指導者|スポーツコンサルティングジャパン
プロスポーツ選手の契約に関わるコンサルティング業務を行うと共に、選手のマネージメントやマーケティング業務をあわせて行います。選手が質の高いパフォーマンスを提供できるようあらゆる面でサポートし、多くの人がスポーツの喜びや感動を共有できる環境作りを目指します。

近年、西川をはじめとしたクライアント、アジアチャンピオンズリーグ優勝以降のメンバーが移籍した動きはない。「橋岡 大樹」を将来ドイツあたりにプレイさせたい狙いがあるのか?

仲介人制度開始以降、年々クライアント数を拡大する傾向がある。

佃ロベルトの場合、今年に入って監督含めて6人と契約している。

他には

松尾 佑介(横浜FC)
・渡邉 晋(元ベガルタ仙台監督)
・Massimo Ficcadenti(名古屋グランパス監督)
・藤井 陽也(名古屋グランパス)
・松田詠太郎(横浜Fマリノス)

面白いことに9月26日に行われたJ1第19節横浜FCv浦和レッズ戦にて松尾に古巣相手に2得点を食らっている。松尾が浦和ユース時代、大槻監督に指導を受けていたがトップ昇格は叶わず、仙台大学に進学しチャンスを狙っていた。

まさか大槻監督自身、こんな形で恩返しされるとは夢にも思わなかっただろう。佃ロベルトはそれらも見据えていたのか?

 

強化体制について

20年シーズンより土田尚史がスポーツディレクター(SD)に就任し、西野 努がテクニカルダイレクター(TD)に招聘したと発表している。

2020シーズン強化体制のお知らせ | URAWA RED DIAMONDS OFFICIAL WEBSITE
浦和レッドダイヤモンズの公式サイトです。ニュース・試合日程・チケット情報などを掲載しております。今後もファンの皆様に親しまれるWEBサイトを目指してまいります。

昨シーズンまでトップチーム、育成、レディースチーム、スカウト等の強化・運営を担当するジェネラル・マネージャー(GM)から選手、監督、スタッフ編成、他クラブ交渉等を担うSDに役職変更を実施した。TDをSDを補助する役目等がある。

「Fabrício」、「Maurício」の移籍も土田氏が主導で行ったのだろうか?大槻監督の首も彼が握っている?。

今後の補強について

浦和レッドダイヤモンズ 売上/利益/業績推移の決算グラフで経営分析 2024
数字のみの財務諸表をグラフに変換。売上、利益、総資産、内部留保を同じ縮尺で並べて、かんたんに決算を確認できます。埼玉県さいたま市に本拠地を置くJリーグクラブ、浦和レッドダイヤモンズ、業績の推移や財務を紹介。

コロナ影響下によりスタジアム入場が5000人に制限されていることから入場料収入は激減、チーム人件費が32億円と膨大なので債務超過になっていると予想される。

スポンサーの支援も期待出来ないのでクラブ存続優先の為、チーム編成にメスを入れるだろう(いや、やるかな~?)。ポルトガルへ移籍している2人の去就も不透明だ。

もうじき10/2から10/30までウインドー(第3登録期間)が開放される。

Jリーグ、第3登録期間の設置を発表…10月2日から30日まで新たに移籍が可能に | サッカーキング
 Jリーグは9日、2020シーズンの第3登録期間(ウインドー)の設置について発表した。  Jリーグは、9日に開催された日本サッカー協会(JFA)理事会で、202···

この間に浦和が補強に動き出すイメージが湧きにくい。財政的に苦しい面もあるが具体的のどの部分を修正するべきかが難しい。そこらへんは土田SDの判断に委ねられる。

~~終わり~~

更新(12/7)

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コメント

  1. […] 浦和レッズ編で紹介したレオナルドもクラブ側仲介が行われていない面も含めて、外国人獲得には私達一般人には知られていない裏ワザがやはり存在するとでも言うのだろうか? […]

  2. […] J1に定着し始めた頃に浦和レッズ等で指揮していた監督「Michael Petrovic(ミハイロ・ペトロヴィッチ)」を招集したことがきっかけに実力揃いのブラジル人を獲得するようになった経緯がある。 […]

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  4. […] 浦和レッズが決定的である「田中 達也」は2019年度に関して触れると選手契約に関して2回程仲介を行っていることが仲介人取引一覧で確認されている。この時点で移籍のサインが見られていたのか? […]

  5. […] これまでJクラブに所属している選手に付いているエージェントについて総括に調べてみたがガンバ大阪や浦和レッズのように癒着と疑われてしまうくらいの異常なクライアント数を占めていたことは分かってきた。 […]

  6. […] 別の写真では浦和レッズのレオナルド等をマネジメントしている「BBM Sports」スタッフとともにとあるレストランらしきところで食事をしている。松本山雅以外にも獲得案件があったのだろうか? […]

  7. […] J1ではリカルド・ロドリゲス監督就任で話題になっている浦和レッズも甲府同様、5年間クラブ側仲介を行っていない。またベガルタ仙台も2016年度以外、まんま一緒(あんな質のいい外人が入団しているのにエージェントに報酬が発生していないのは何故?)。 […]