クラブとエージェントとの関係性(横浜FC/2020秋編)

クラブとエージェントとの関係性

J1リーグも終幕を迎えている中、来年に向けて既に各クラブが動き出している。

横浜FCもその一つで報道によるとガンバ大阪でプレイしている「渡邉 千真」にオファー。
清水エスパルスも興味を示していたがオファーを承諾する形で大筋同意する方向で進めているとのこと。
https://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2020/11/17/kiji/20201117s00002179099000c.html

ということで
今回は念願のJ1昇格を成し遂げた「横浜FC」の全選手のエージェント(代理人)について可能な限り調べたので、ゆっくり御紹介していく~~~~~~~~。

スポンサーリンク

稲川朝弘 ✖ クラブ側仲介1回 ✖ 渡邉 千真

監督:下平 隆宏⇒稲川 朝弘 or 石川 大徳 ※スポーツ・ソリューション

GK:六反 勇治⇒小林 博(JPN) ※JSM
GK:竹重 安希彦⇒吉見 潤(JPN) ※ジェイププランニング
GK:市川 暉記⇒藤田 邦広(JPN) ※UDN
GK:南 雄太⇒稲川 朝弘(JPN) ※スポーツ・ソリューション
GK:深宮 祐徳⇒なし?

DF:Calvin Jong-A-Pin⇒? /遠藤貴 ※16年度クラブ側仲介
DF:田代 真一⇒柳田 佑介(JPN) ※グロボル・フットビズ・コンサルティング
DF:小林 友希⇒段家 卓也(JPN) ※UDN
DF:伊野波 雅彦⇒段家 卓也 or 藤田 邦広 ※UDN
DF:星 キョーワァン稲川 朝弘 or 石川 大徳 ※スポーツ・ソリューション
DF:志知 孝明⇒野村 豊幸(JPN) ※エースポーツクリエイション
DF:武田 英二郎⇒稲川 朝弘(JPN) ※スポーツ・ソリューション
DF:袴田 裕太郎⇒馬淵 雄紀 or 武井 択也 ※かつて団 野村?が担当
DF:高木 友也⇒なし?
DF:Maguinho⇒Bismarck(ビスマルク)/稲川 朝弘 ※川崎時代クラブ側仲介
DF:熊川 翔⇒なし?

MF:古宿 理久⇒なし?
MF:佐藤 謙介⇒田村 信之(JPN) ※JSM
MF:手塚 康平⇒宮本 行宏(JPN) ※フットステージ
MF:瀬古 樹⇒なし?
MF:安永 玲央⇒なし?
MF:中山 克広⇒段家 卓也(JPN) ※UDN
MF:松尾 佑介⇒西塚 定人(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン
MF:杉本 竜士⇒秋山 祐輔(JPN) ※SARCLE /かつて稲川朝弘が担当
MF:松井 大輔⇒? ※16年度まで星川 朋之が仲介
MF:齋藤 功佑⇒斉藤 順(JPN) ※Production9
MF:松浦 拓弥⇒宮本 行宏(JPN) ※フットステージ
MF:中村 俊輔⇒佃 ロベルト(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン

FW:Leandro Domingues⇒Garrido Antonio(BRA)/稲川 朝弘 ※クラブ側仲介なし
FW:斉藤 光毅柳田 佑介(JPN) ※グロボル・フットビズ・コンサルティング
FW:一美 和成柳田 佑介(JPN) ※グロボル・フットビズ・コンサルティング
FW:皆川 佑介⇒稲川 朝弘(JPN) ※スポーツ・ソリューション
FW:瀬沼 優司⇒奥出 真士(JPN) ※R4SE
FW:三浦 知良⇒? かつて田路雅朗が担当
FW:草野 侑己⇒馬淵 雄紀 or 武井 択也 ※イマージェント

参考:http://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2019.pdf

監督、外国人関係含めて稲川朝弘のクライアントで占めている
クラブ側仲介は16年度の1回のみ
来シーズン加入する噂の渡邉 千真絡みに対する重要エージェント達

クライアント数が多いければ多いほど影響力は高い

株式会社スポーツ ソリューション|Sports Solution Inc.|Sports Solution INT'L Inc.
プロサッカー選手の代理人業務をメインとした株式会社スポーツ ソリューションのウェブサイトです。Jリーグ他数多くの選手が所属し活躍をしています。

南 雄太」や「Leandro Domingues(レアンドロ ドミンゲス)」といった元柏レイソル関係者を新たな顧客として横浜FCに集約させている印象が強いのは気のせいだろうか?

それはさておき
近年ではクライアント数を徐々に増やしている動きがある稲川氏。横浜FCの場合、期待株である「星 キョーワァン」との契約を結んでいる。

南雄太等といった先輩の紹介なのか?稲川氏自ら彼に声を掛けたのか?
世界中のサッカー界ではこういった出来事は日常茶飯事である。

↑の選手リストから見ても、クライアント数が名古屋グランパス同様、他エージェントを抜いて多く占めていることから発言力は想像以上にあると思われる。

何故5年間でただ一度だけなのか?

2015年:0円
2016年:2,500,000円
(遠藤 貴⇒Calvin Jong-A-Pin “選手契約に関する交渉”)

2017年:0円
2018円:0円
2019円:0円

参考:http://www.jfa.jp/football_family/intermediary/

意外だった。あんだけ外国人を獲得してきたのにJFAエージェントを利用してクラブ側仲介を実施したのが5年間でたった1度だけということ。

ブラジル「Portuguesa」との契約を破棄して横浜FCに加入した「Leandro Domingues」に関しては何も触れられていない。過去に在籍していた「Ibba Laajab(イバ)」、フリー「BRUNO MENEGHEL(ブルーノ メネゲル)」等も同様である。

浦和レッズ編で紹介したレオナルドもクラブ側仲介が行われていない面も含めて、外国人獲得には私達一般人には知られていない裏ワザがやはり存在するとでも言うのだろうか?

渡邉 千真獲得の鍵を握るエージェントたち

11月中旬、来シーズンに向けた選手獲得情報が新聞サイトから報道されたのが「渡邉 千真」に対するオファー。

同時に一美和成のガンバ大阪復帰が予想される。不祥事でアデミウソンの退団が濃厚であり前線補強が必須だ。一美自身のパフォーマンスはここまで26試合に出場し4ゴール1アシストを継続中である。

斉藤光毅もベルギー「Lommel SK」へ約2億7000千万円の違約金で移籍することが決定している。
CFG(シティ・フットボール・グループ )絡みというのは今までの日本人選手を考えるとちょっとなあ~~。

横浜FCの19歳FW斉藤光毅、ベルギー2部ロンメルに完全移籍 将来的な“マンC入り”視野 - スポニチ Sponichi Annex サッカー
 横浜FCのU―19日本代表FW斉藤光毅(19)が今冬、ベルギー2部ロンメルに完全移籍することが4日までに分かった。近く正式に発表される見通しで、移籍金は200万ポンド(約2億7000万円)にも上るという。

上記選手のエージェントは「柳田 佑介」で2人とも実質ステップアップに繋がり、その分の成功報酬も大きいと予想されるので仲介する本人は嬉しいはずで。

この2人が抜ける穴を出場機会を減らしていた「渡邉 千真」を補強する。「宮本 行宏」が斉藤、一美の退団を見越していち早くフロントにアプローチを掛けたと思われる。

強化体制について

かつてFC東京、ジュビロ磐田等の強化担当を歴任し、直前にはファーレン長崎の強化育成部長だった「服部健二」がゼネラルマネージャー(GM)として2018年に就任している。スポーツ科学修士の資格を持つ秀才でもある。

2020シーズントップチーム体制および 選手背番号のお知らせ | 横浜FCオフィシャルウェブサイト
横浜FCでは、下記の選手、スタッフと2020シーズンの契約が合意いたしましたことをお知らせいたします。   【2020シーズン横浜FC トップチームスタッフ一覧】 監督:下平 隆宏 ヘッドコーチ:増田 功作 フィジカルコーチ:ブローロ GKコーチ:田北 雄気 コーチ:古川 毅 コーチ:小野

彼の功績は2019年の横浜FC「J1昇格」であろう。また一美 和成等といった即戦力を獲得できた点だろう。来シーズンのJ2降格枠は4チームなのでフロントが一体となってチーム強化に努めなければならない。

来シーズンについて

横浜FC 売上/利益/業績推移の決算グラフで経営分析 2024
数字のみの財務諸表をグラフに変換。売上、利益、総資産、内部留保を同じ縮尺で並べて、かんたんに決算を確認できます。神奈川県横浜市に本拠地を置くJリーグクラブ、横浜FC、業績の推移や財務を紹介。

11/18時点で14位となかなか苦戦している試合が続いている。
先ほど説明したとおりJ2降格枠が4チームで開催日が2月初旬と決まっておりチーム始動となる調整も厳しくなる状況である。

それを見越しての「渡邉 千真」獲得なのだろう。ただ守備面にも問題があり、ターンオーバー制を含めた即戦力が必要だ。「斉藤 光毅」ベルギー移籍で得た移籍金を上手く使えるのかも重要。

近いうちに朝早く獲得報道が流れることを祈る。

~~終わり~~

 

Pocket

コメント