2021年はオリンピックイヤー。日本U24代表注目の「久保建英」。
彼が今スペインでプレイしているが肝心のエージェントはいったい誰なのか?そこにはアカデミーを過ごしたFCバルセロナ復帰が叶わなかったことに大きく関わった闇があった。
今回は久保建英のエージェントについて時系列で解説していく。
レアルマドリードに加入したきっかけ
現在、FC東京時代あたりに「(21-061)佃 ロベルト」と契約している。佃氏は日本代表「長友 佑都」や横浜Fマリノス、横浜FCでプレイしている「中村俊輔」等を受け持っている敏腕エージェントである。
クライアント契約情報
報道通り
久保建英が腹黒い「佃ロベルト」と契約した模様https://t.co/YG9NRlHmCeさあ
どうなることやら~~#jleague #fctokyo #FC東京 #barca #Barcelona pic.twitter.com/MzP5dxWuK5— jun jun@im not agent (@junjunjun351) June 4, 2019
何故、久保は佃氏を選んだのだろうか?メディアには流れていないので詳細は不明だがスペインでの実績と日本代表をクライアントにしていることが挙げられる。Jリーグファンでは、なかなかの曲者として、あまり好まれていないがJFAエージェントの中では世界サッカーを熟知している人物ともいえる。
FCバルセロナと繋がっているエージェント
久保は18歳になればFCバルセロナへ復帰することになっていたという。当時はジェラール・ピケ、ラキティッチ等をマネジメントしている「アルトゥーロ・カナレス(Arturo Canales)」というエージェントと契約していた。

カナレスは1999年バレンシア大学卒業後、スペインにある「IMG Agencia」サッカー部門のディレクターとして働き始めた。その後、2012年にロンドン、バルセロナ、バレンシア等に彼自身が代表を務める「AC Talent Sports&Entertainment」設立する。
香川について整理すると
彼はドイツから契約していた「Thomas Kroth」とは解消しhttps://t.co/SfoOAJwyKC親友エレーラの代理人「Arturo Canales」と再出発することを決めている
トルコ仲介人取引一覧を見れば一目瞭然であるhttps://t.co/9pZLT6UBjf #香川真司 pic.twitter.com/erhR1j2L6y— jun jun@im not agent (@junjunjun351) August 9, 2019
日本関連で取り上げると元日本代表「香川真司」も彼が担当しており、トルコ「ベシクタシュ」移籍に携わった。協会HPにも資料が配布されている。
https://www.tff.org/Resources/TFF/Documents/TFF/Futbol-Menajerleri/2018-19/TRANSACTIONLIST.PDF
久保自身もFCバルセロナ復帰をカナレスに頼っていたのだろう。
決別
しかし、久保は復帰間近に佃氏とエージェント契約する。そこから状況は一変する。
佃氏はパートナーである「FF FOOTBALL INVESTMENT」の「マネル フェレール(Manel Ferrer)」とともにレアルマドリード、パリサンジェルマン(PSG)と交渉を開始。一方でバルセロナには高額な年棒、トップチームでのプレイ等の法外的な要求を突き付けた。
バルセロナ側は久保復帰した際はBチームでのプレイを考えていたが久保自身は、それを望んでいなかったのだろう。17-18シーズンにチームがリーグ2部から3部に降格してしまったのは大きい。近年トップチームへの昇格が少なくなっており、とある選手は契約更新を拒否し、他チームへ移籍してしまうケースが後を絶たない。
2019年に佃氏、マネル及びバルセロナ側関係者等で会議を行い、久保の年棒やプロジェクトについて話し合われた。結局、数回に渡った会議も平行線を保ったまま、交渉は終了。同年6月14日、レアルマドリード移籍が発表された。
久保は記者会見でバルサの過去について何も語っていないという。

運命の出会い
2009年当時小学生だった久保は「FCバルセロナキャンプ」に参加し、見事MVPを受賞。その後、カンテラ(下部組織)入団を果たす。
クラブを退団する2017年まで久保をサポートしていたのは日本でのバルセロナキャンプ、アカデミー等を手掛けている「株式会社Amazing Sports Lab Japan」代表取締役社長「浜田満」である。

またキャンプで久保の才能を見抜いたバルセロナのコーチだった「オスカル エルナンデス(Óscar Hernández)」は、このようなコメントを残している。
「彼(久保)はバルサのことしか考えていない。彼はここでプレーすることだけを望んでおり、他の重要な提案があるにもかかわらず、他のチームの意見には耳を貸さない。彼はとてもおとなしい人だ。」
参考:https://es.besoccer.com/noticia/take-kubo-a-menos-de-un-ano-de-regresar-al-barca-440279
次はどこでプレイするのか…..
20-21年シーズンは期限付き移籍で「ビジャレアル」に加入するも監督だったエメリに構想外とされ、半年で退団し、その後「ヘタフェ」でのプレイを選択する。
久保はいったんレアルマドリードへ復帰するが既にベティス、グラナダ等が興味を示していると報道されている。いずれもレンタルでのオファーで買取オプションをつけていないとのこと。

佃氏のコネクションも活かせるか注目だ。メディア「Afrique Sports」によるとヘタフェ加入も佃氏のパートナーが数年前に取締役会で働いていたことがあり、良好な関係がプラスとなった。

来シーズンはどこでプレイするのか?スペインなのか?それとも別の国でもありえるのか?それは東京オリンピック以降に判明するだろう。
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