クラブとエージェントとの関係性(FC東京/2020夏編)

クラブとエージェントとの関係性

コロナ影響が未だに残るJリーグが白熱する中、順位4位とまだ優勝が狙える名門「FC東京」

長谷川健太が監督に就任以降、安定した戦術で結果を残し続けている。

というわけで
今回は「FC東京」の各選手と契約しているエージェント(代理人)を一人ひとり紐解いていく~~。

スポンサーリンク

特殊な仲介 ✖ 若手の海外移籍 ✖ 新規

監督:長谷川健太⇒? ※ボランチ?

GK:林 彰洋⇒段家 卓也(JPN) ※UDN
GK:児玉 剛⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
GK:波多野 豪⇒段家 卓也(JPN) ※UDN
GK:野澤 大志 ブランドン⇒本田 弘幸(JPN) ※HEROE 9/3更新

DF:森重 真人⇒藤田 邦広(JPN) ※UDN
DF:渡辺 剛⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
DF:Joan Oumari⇒Fabio Firmani(ITA) ※ KEYSCOUT FOOTBALL
DF:丹羽 大輝⇒西真田 佳典(JPN) ※JSP
DF:木村 誠二⇒柳田 佑介(JPN) ※GLOBALL FOOTBIZ CONSULTING
DF:小川 諒也⇒本田 弘幸(JPN) ※HEROE
DF:バングーナガンデ 佳史扶⇒なし?
DF:中村 拓海⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
DF:中村 帆高⇒なし?
MF:Arthur Silva⇒Fernando Rodriguez Brito(BRA) ※Dodici Sports/梶野智(クラブ側仲介)
MF:品田 愛斗⇒宮本 行宏(JPN) ※フットステージ
MF:平川 怜⇒富永 雄輔(JPN) ※Base Soccer Agency
MF:安部 柊斗⇒段家 卓也 or 藤田 邦広 ※UDN
MF:三田 啓貴⇒佃 ロベルト(JPN)
MF:高萩 洋次郎⇒田邊 伸明(JPN) クラブ側仲介 ※JEB
MF:鈴木 喜丈⇒西岡 明彦(JPN) ※フットメディア
MF:紺野 和也⇒なし?
MF:宮崎 幾笑⇒菊地 智哉(JPN) ※JSP
MF:内田 宅哉⇒なし?
MF:東 慶悟⇒佃 ロベルト(JPN)

FW:Leandro?(BRA)⇒?(BRA) ※Inovem Comunicação 
FW:Diego Oliveira⇒Reinaldo da Costa?(BRA) 橋本 幸一 クラブ側仲介
FW:永井 謙佑⇒佐久間 清次(JPN) クラブ側仲介 ※eAMA
FW:AdaíltonJosé Martinez(BRA)等 GR Sport/稲川朝弘(クラブ側仲介)
FW:田川 亨介⇒富永 雄輔(JPN) ※Base Soccer Agency
FW:原 大智⇒本田 弘幸(JPN) ※HEROE
FW:矢島 輝一⇒宮本 行宏(JPN) ※フットステージ

参考:http://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2019.pdf

  • 特殊な仲介が行われている。
  • 若手が外資系事務所(Base Soccer Agency)と契約している。
  • 年の新規と言えるエージェントが参入

 

日本人でもクラブ側仲介

具体的に、どのあたりが特殊なのか?通常の仲介は同じ国籍同士の選手、エージェントの場合、”選手側仲介”を行なうことが多い。

だが高萩、永井に関してのみ”クラブ側仲介”で交渉している。

考えられるとしては一つ目に彼らの家族にあるのではないだろうか?
例えば、高萩は奥さんが韓国人「ムン・リナ」氏と結婚している。永井は韓国にルーツがあるといった噂が流れていた。

また二人とも”広島”に住んでいた時期があったこと。サンフレッチェ広島ユースを経てトップ契約を結んだ高萩。出生が広島県福山市の永井。

これらが全て正しいとは思わないが具体的な答えが見つからないので
いずれ答えが公になる日が来るかもしれない。

若手の海外移籍が加速している現状

数年前からユース上がりの若手が海外移籍を果たすケースが増えている。

例えば湘南ベルマーレに在籍していた「若月 大和」がスイス「Football Club Sion」へ期限付き移籍している。

この場合、誰の手引きかは不明だがアルゼンチン代表「Icardi」等の移籍を担当した実績を持つイタリア系「G11」関係者が関与している。

因みに若月の隣にいる叔父さんは別事務所「IFManagement」のエージェント「Martin Petras」。

 

田川 亨介、平川 怜2人は「Base Soccer Agency」の富永 雄輔がクライアントとして受け持っている。どんな形で富永氏と出会ったのかは全く不明だが少なくとも田川、平川は将来、海外でプレイした気持ちがあるのは理解出来る。



噂によると2020年8月23日現在、どこかのJクラブ若手が海外へ移籍する情報があるという。

それが田川、平川も含まれているかは予想が難しい。

しかし先日ドイツへ旅立った室屋もドイツ系事務所「PRO PROFIL GMBH」のサポートもあることも確認された。

他クラブであることを祈るしかないのか?

過去の助っ人はみな違うエージェント

過去に入団している外国人について「仲介人取引一覧2015~2020」を見返してみると
新規客と言えるエージェントが何人か仲介している。

 

~2015年~
21,993,344
Lassad Hassen Nouioui⇒「(15-047)Firmani Fabio」
Nathan Burns⇒「(15-032)今矢 賢一」 ※今矢 直城の兄
・河 大成(ハ・デソン)⇒「(15-046)西真田 佳典」
・兪 仁秀(ユ・インス)⇒「(15-094)趙 成文」

~2016~
24,211,335
Peter Utaka⇒「(16-030)小林 博」
・兪 仁秀(ユ・インス)⇒「(16-094)趙 成文」

~2017~
38,631,600
・Diego Oliveira⇒「(17-086)木村 精孝」 ※選手側仲介
・張 賢秀(チャン・ヒョンス)⇒「(17-149)Yoon Kiyoung」

~2018~
43,282,500
Arthur Silva⇒「(19-027)梶野 智」
Diego Oliveira⇒「(19-090)橋本 幸一」
・兪 仁秀(ユ・インス)⇒「(19-094)趙 成文」
Jael⇒「19-116)Bernardes Sergio」
LINS LIMA DE BRITO⇒「(19-185)権畑 クラウジオ」

~2019~
23,255,500
・呉宰碩⇒「(20-046) 西真田 佳典」
Adaílton⇒「(20-064)稲川 朝弘」

参考:http://www.jfa.jp/football_family/intermediary/

 

全員とは言わないが出場機会に恵まれず敢え無く移籍を余儀なくされる選手が見え隠れてしている。

例えば元オーストラリア代表「Nathan Burns」。突発的なスピードとテクニックが売りで当時監督だったフィッカデンディにも期待されていたが調子の波が激しく結局レギュラーを獲得できず退団している。

クラブ側として仲介した人物が現清水エスパルスのコーチ兼通訳を担当「今矢直城」の兄「今矢 賢一」。ブルータグ株式会社の代表取締役社長であり弟とともにオーストラリアとのコネクションを持つ人物である。過去に日本人選手も別会社にて仲介していたが現在は仲介人リストから彼の名前が削除されている。

韓国系は西真田氏や趙氏と偏りがあるが、それ以外の主にブラジル人は各自別々の人物が仲介していることが分かる。これはフロントの意向なのか?ただ単に偶然という意味なのか?

 

組織編成について

2017年末までゼネラル・マネージャー(以下:GM)を「立石敬之」が担当し自分のコネを活かして選手を連れてきたと考えられる。

現在はGMポストを置いておらず、強化部には石井 豊、古矢 武士等といったメンバー4人で切り盛りしている。

FC東京オフィシャルホームページlFC TOKYO
FC東京オフィシャルホームページ。最新ニュース、選手や試合日程・結果、味の素スタジアム観戦ガイド(アクセス)、チケット、グッズ、アカデミー、スクールの情報など、FC東京に関する情報をご覧いただけます。

多少移籍にも色が出始めている傾向にあるが長谷川監督の手腕もあって極端な順位変動はない。
現場とフロントとの関係は維持出来ているのだろう。

今夏以降の補強に向けて

既に主力であった室屋成、橋本拳人が退団しており残ったメンバーで戦っている状況の中で清水で期限付きにて加入していた岡崎慎が早めに復帰するといった情報が出ている。

一時期フリーである長友を獲得するのではといった噂もあったが岡崎を戻すことで落ち着く形になりそう。

現時点では新戦力を連れてくるといった情報はない。順位も4位と川崎との勝ち点差が8とまだまだ追いつける状況である。

移籍情報続報を待つとしよう

~~終わり~~

追記(9/3)

野澤大志ブランドンが本田弘幸と契約したことを確認

さてさて、どうなることやら?

Pocket

コメント