クラブとエージェントとの関係性(名古屋グランパス/2022年編)

クラブとエージェントとの関係性2022(J1)

積極的に選手補強を敢行し、新たにシーズンを迎えたがコロナウイルス陽性による離脱等により、タイトル獲得に繋げることが叶わなかった。それでも長谷川監督の手腕が評価され、来年も指揮を執ることが発表された。

しかし、AFCチャンピオンズリーグのドーピング検査で禁止物質が検出され、今後4年間の出場停止が科せられるポーランド代表「ヤクブ シュヴィルツォク(Jakub Świerczok)」暗雲が立ち込めている。彼らを支えるエージェント(代理人)の実態を調べた全てを公開する。

クラブとエージェントとの関係性(名古屋グランパス/2021編)
コロナ元年として厳しい20年シーズンを鉄壁の守備ラインで見事3位でリーグを終えた名古屋グランパス。 6月後半から始まったアジアチャンピオンズリーグ(ACL)も厳しい環境にもかかわらず5連勝でグループリーグ突破を果たすなど順風満帆だ。 ...
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JSP × ヤクブ × イマージェント

クラブスペシャルフェロー:楢崎 正剛⇒? ※JSM
アカデミーダイレクター:山口 素弘⇒奥出 真士(JPN) ※R4SE

監督:長谷川 健太⇒?

Gk:Mitchell Langerak⇒Micallef-Grimaud John(AUS) /稲川 朝弘 ※クラブ側仲介
GK:武田 洋平⇒高木 泰裕(JPN) ※JSP
GK:渋谷 飛翔⇒大野 祐介(JPN) ※アスリートプラス
GK:東 ジョン⇒なし

DF:中谷 進之介⇒西澤 明訓(JPN) ※JSP
DF:丸山 祐市⇒馬淵 雄紀(JPN) ※イマージェント/20年度まで武井 拓也が担当
DF:Tiago Pagnussat⇒Marcelo Sant Ana?(BRA) 西真田 佳典 クラブ側仲介
DF:藤井 陽也⇒坂田 大輔(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン
DF:吉田 晃⇒? ※フットステージ
DF:吉田 豊⇒なし? ※16年度まで吉﨑 博文が担当
DF:河面 旺成⇒植木 竜介(JPN) ※20年度まで横路 智幸が担当
DF:宮原 和也⇒? ※元稲川朝弘、新井場 徹が担当
DF:森下 龍矢⇒西真田 佳典(JPN) ※JSP
DF:成瀬 竣平⇒奥出 真士(JPN) ※R4SE

MF:甲田 英將⇒なし?
MF:稲垣 祥⇒吉見 潤(JPN) ※ジェイプランニング
MF:米本 拓司⇒佃 ロベルト(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン
MF:Léo Silva⇒Candido Neto(BRA)等/西真田 佳典クラブ側仲介
MF:吉田 温紀⇒奥出 真士(JPN) ※R4SE
MF:長澤 和輝⇒秋山 祐輔(JPN) ※SARCLE
MF:石田 凌太郎馬淵 雄紀(JPN) ※イマージェント/20年度まで武井 拓也が担当
MF:酒井 宣福⇒藤田 邦広(JPN) ※UDN /20年度まで坂井 充隆が担当
MF:阿部 浩之西真田 佳典(JPN) ※JSP
MF:仙頭 啓矢⇒髙田 敏志?/田邊 伸明?
MF:内田 宅哉⇒? ※CAA BASE

FW:豊田 晃大⇒なし?
FW:相馬 勇紀⇒佃 ロベルト(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン
FW:齋藤 学⇒佃 ロベルト(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン
FW:Mateus⇒Antônio Fernando Garrido(BRA)/稲川朝弘 ※クラブ側仲介なし
FW:柿谷 曜一朗⇒西真田 佳典(JPN) ※JSP
FW:Jakub Swierczok⇒Jaroslaw Kolakowski/西真田 祥志クラブ側仲介
FW:金崎 夢生⇒なし?

赤文字:新加入
青文字:退団

参考:http://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2021.pdf?0921

昨年度と同じく外国人選手獲得も含めてJSPの影響あり。
ヤクブ獲得があったにもかかわらず、意外にも2000万円に抑える。
事務所内でエージェント同士でクライアントを入れ替えている?

エージェントによる若手接触

日本人選手は勿論、外国人獲得に関しても名古屋として影響力を増している「ジャパン・スポーツ・プロモーション(JSP)」。昨季までプレイしていたクライアント「木本 恭生(※現FC東京)」、「阿部 浩之(※現湘南ベルマーレ)」が退団したが残りの柿本、森下等4人が在籍している状況だ。

PARTNER:J1 | FOOTBALL PLAYER'S AGENT
株式会社ジャパン・スポーツ・プロモーションは、スポーツを愛する一人一人のサポートをはじめ、スポーツ界全体の発展に貢献する企業を目指しております。サッカー選手エージェント、サッカー・フットサル大会の企画運営、サッカー・フットサル遠征・合宿手配、を主な業務としております。

のちに紹介する外国人獲得もJSPによる取引が大半を占めているので、ここ数年で名古屋との関係性が変わってきていることは明白だ。

気になったのは近年でも各Jクラブの若手とエージェントが契約するケースが増えているにもかかわらず、名古屋では調べた限りでは「吉田 温紀」とFCマルヤス岡崎へ期限付き移籍している「吉田 晃」のみ。

来期以降、各クラブの方針によるがユースからトップ昇格してくる若手に今後もエージェントが接触してくることが増えてくると予想される。

ヤクブ獲得の裏側

2015年:4,488,400円
(高木 泰裕⇒LEE Seung-Hee “選手契約に関する交渉”)

2016年:8,474,278円
(西真田 佳典⇒Ha Dae-sung “選手契約に関する交渉”)
(稲川 朝弘⇒Gustavo “選手契約及び移籍合意に関する交渉” 相手先:Esporte Clube Bahia)

2017年:0円
2018年:0円

2019年:55,992,980円
(稲川 朝弘⇒Mitchell Langerak “選手契約の交渉” 計2回)
(稲川 朝弘⇒Jô “移籍合意及び選手契約の交渉” 相手先:SC Corinthians)
(稲川 朝弘⇒Willian Rocha “移籍合意及び選手契約の交渉” 相手先:Tombense)

2020年:11,275,650円
(西真田 佳典⇒呉 宰碩 “移籍合意及び選手契約の交渉” 相手先:ガンバ大阪)
(稲川 朝弘⇒Mitchell Langerak “選手契約の交渉” )

2021年:21,737,240円
(西真田 佳典⇒Hugo Leonardo Silva Serejo “選手契約の交渉” )
(西真田 佳典⇒パグヌサット チアゴ “選手契約の交渉” )
(西真田 祥志⇒Swierczok Jakub Jan “移籍合意及び選手契約の交渉” 相手先:Piast Gliwice)
(稲川 朝弘⇒Mitchell Langerak “選手契約の交渉” )

参考:http://www.jfa.jp/football_family/intermediary/

ここ数年でJSP中心に海外選手について仲介するような流れになっているのが分かる。

例えばセレッソ大阪から期限付き移籍で獲得したブラジル人「チアゴ パグヌサット(Tiago Pagnussat)」。インスタグラムによるとパートナーで元エージェントでセレッソのチーム統括部長「梶野 智」の友人である「(22-330)Brito Fernando」がチアゴ側のエージェンシー「Footway」と取引を完了させたとコメントしている。そこから両クラブの仲介をJSPが上手くまとめただろう。

 

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他の取引で注目はポーランド人「ヤクブ シュヴィルツォク(Jakub Swierczok)」について西真田 佳典氏のご親族?(息子?)である「(22-058)西真田 祥志」が交渉したようだ。

西真田 祥志氏は欧州にコネクションがあるようで16年度に元FC岐阜「シシーニョ(Sisinio)」について関与している。また日本代表「西村 拓真」がロシアに向かう際も一緒に同行しているらしき写真もある。

のちにヤクブはドーピング検査で陽性と検出されたことで4年間の活動停止がアジアサッカー協会(AFC)から受けることになるが、このことについて西真田 祥志氏が所属している”JSP”とヤクブ自身と契約している”KFM”は何もコメントしていない(既に両者は関係を解消している可能性あり)。

事務所内でのクライアント入れ替え

契約クライアント - 株式会社イマージェント

ここ数年間「(22-006)馬淵 雄紀」は過去の資料を閲覧する限り、仲介についてあまり関与していないとあるが21年度から元Jリーガー「(22-189)武井 択也」から全員とは言わないが、かなりの人数クライアントを譲り受けるような形でクラブと取引をしている。

まとめてみると

~~武井 択也(20年度仲介取引)~~

蜂須賀 孝治 ※ベガルタ仙台
上原 力也 ※ベガルタ仙台⇒ジュビロ磐田
岩武 克弥 ※横浜FC
袴田 裕太郎 ※横浜FC⇒ジュビロ磐田
・草野 侑己 ※横浜FC
石田 凌太郎 ※名古屋グランパス
丸山 祐市 ※名古屋グランパス
・西谷 和希 ※徳島ヴォルティス
・鈴木 大誠 ※徳島ヴォルティス
田邉 草民 ※アビスパ福岡
岡﨑 建哉 ※モンテディオ山形
・藤嶋 栄介 ※モンテディオ山形
牲川 歩見 ※水戸ホーリーホック⇒浦和レッズ
矢野 貴章 ※栃木SC
・翁長 聖 ※大宮アルディージャ
高橋 祥平 ※FC町田ゼルビア
井出 遥也 ※東京ヴェルディ
・下川 陽太 ※松本山雅FC
米原 秀亮 ※松本山雅FC
ロメロ フランク ※アルビレックス新潟⇒鹿児島ユナイテッドFC
・山田 元気 ※レノファ山口FC
岡本 昌弘 ※愛媛FC⇒サガン鳥栖
田中 裕人 ※愛媛FC
・志村 滉 ※ギラヴァンツ北九州
鈴木 大誠 ※FC琉球⇒愛媛FC
・岡 佳樹 ※ヴァンラーレ八戸フットボールクラブ
・林堂 眞 ※カターレ富山
・谷口 智紀 ※ガイナーレ鳥取
黒木 晃平 ※ロアッソ熊本
・飯田 真輝 ※奈良クラブ


黄色マーカー」は21年度から「(22-006)馬淵 雄紀」が担当

参考:http://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2020.pdf

http://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2021.pdf?0921

何故このような現象が起こったのかは不明だが、何かしらの理由があると思われる。

因みに馬淵氏が「スポジョバ」でエージェントについてインタビューを受けた記事が掲載されているので興味ある方は覗いてみてみよう。

サッカーエージェントのリアル。Jリーガーのキャリア形成を支える、代理人としての"極意"とは
「エージェントってどんな仕事?」「マネジメント会社との違いは?」「業界のリアルを教えてほしい!」等々、ドラマでも話題になった代理人という仕事を、サッカーエージェント兼弁護士の馬淵さんにインタビュー!

既に補強戦争は始まっている

名古屋グランパスエイト 売上/利益/業績推移の決算グラフで経営分析 2022
数字のみの財務諸表をグラフに変換。売上、利益、総資産、内部留保を同じ縮尺で並べて、かんたんに決算を確認できます。愛知県名古屋市に本拠地を置くJリーグクラブ、名古屋グランパスエイト、業績の推移や財務を紹介。

3期連続債務超過により、下部リーグでの降格の可能性が高まりつつある。人件費を昨年よりも約17%抑えることに成功しているが、まだまだ経営改善が必要である。

一方で既に補強に関する情報も流れており、名古屋がJ2ヴァンフォーレ甲府で視野が広く、ビルドアップ等を得意をしている「山田 陸」の獲得を狙っている報道が流れている。

名古屋 J2甲府MF山田陸を獲得へ ビルドアップ能力&パスセンスに優れたボランチ - スポニチ Sponichi Annex サッカー
 名古屋が来季の新戦力としてJ2甲府MF山田陸(24)の獲得に乗り出していることが6日、分かった。

山田が所属している世界的にも有名な「CAA BASE」は各クラブに偏りがなく、強いパイプを持つエージェンシーなので最終的にどこに転んでいくか全く予想できない。

まだリーグ戦が終了して日が浅いので、まだまだこれから移籍報道が一気に流れ出すので、ゆっくり考察していこう。

~~終わり~~

 

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