クラブとエージェントとの関係性(名古屋グランパス/2021編)

クラブとエージェントとの関係性2021

コロナ元年として厳しい20年シーズンを鉄壁の守備ラインで見事3位でリーグを終えた名古屋グランパス。

6月後半から始まったアジアチャンピオンズリーグ(ACL)も厳しい環境にもかかわらず5連勝でグループリーグ突破を果たすなど順風満帆だ。

ということで今回は21シーズン一発目の”クラブとエージェントとの関係性シリーズ”「名古屋グランパス」を特集。昨年作成した記事と読み比べながらエージェント(代理人)勢力図が半年でどのように動いたのか確認すれば、よりサッカーライフが楽しめると思うのでご覧あれ~~。

クラブとエージェントとの関係性(名古屋グランパス/2020秋編)
元ブラジル代表「Jô(ジョー)」獲得といった大型補強を敢行したりとJ1制覇を目指していたが 「風間 八宏」解任、フロント内での対立が表面化していた中で元FC東京を指揮していたイタリア人「Massimo Ficcadenti(マッシモ ...

JSP × 佃ロベルト × 坂田大輔

監督:Massimo Ficcadenti佃 ロベルト(JPN)  

アカデミーダイレクター:山口 素弘⇒奥出 真士(JPN) ※R4SE

Gk:Mitchell Langerak⇒Micallef-Grimaud John(AUS) /稲川 朝弘 ※クラブ側仲介
GK:武田 洋平⇒高木 泰裕(JPN) ※JSP
GK:渋谷 飛翔⇒大野 祐介(JPN) ※アスリートプラス
GK:三井 大輝⇒なし
DF:中谷 進之介⇒西澤 明訓(JPN) ※JSP
DF:丸山 祐市⇒武井 択也(JPN) ※イマージェント
DF:木本 恭生西真田 佳典(JPN) ※JSP
DF:藤井 陽也⇒坂田 大輔(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン
DF:吉田 晃⇒なし?
DF:吉田 豊⇒なし? ※16年度まで吉﨑 博文が担当
DF:宮原 和也⇒新井場 徹(JPN)   ※元稲川朝弘が担当
DF:森下 龍矢西真田 佳典(JPN) ※JSP
DF:成瀬 竣平⇒奥出 真士(JPN) ※R4SE

MF:甲田 英將⇒なし?
MF:稲垣 祥⇒吉見 潤(JPN) ※ジェイプランニング
MF:米本 拓司⇒佃 ロベルト(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン
MF:吉田 温紀⇒なし?
MF:長澤 和輝秋山 祐輔(JPN) ※SARCLE
MF:石田 凌太郎⇒武井 択也(JPN) ※イマージェント
MF:児玉 駿斗⇒稲川朝弘(JPN) ※スポーツ・ソリューション

MF:Gabriel Xavier⇒Junior Pedroso?(BRA)/稲川朝弘 ※4COMM クラブ側仲介なし
MF:阿部 浩之⇒西真田 佳典(JPN) ※JSP

FW:豊田 晃大⇒なし?
FW:相馬 勇紀⇒佃 ロベルト(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン

FW:齋藤 学佃 ロベルト(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン
FW:Mateus⇒Antônio Fernando Garrido(BRA)/稲川朝弘 クラブ側仲介なし
FW:前田 直輝⇒秋山 祐輔(JPN) ※SARCLE/元稲川朝弘が担当
FW:柿谷 曜一朗西真田 佳典(JPN) ※JSP
FW:金崎 夢生⇒なし?
FW:山崎 凌吾⇒田村 信之(JPN) ※JSM

赤文字:新加入

参考:http://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2020.pdf

西真田(JSP)、佃氏からクライアントが新加入。
20年度クラブ仲介はオ・ジェソク含めて2件のみ。
元Jリーガーがついにエージェントでのスタートにつく

選手加入から見える影響力

主にブラジル人を担当している稲川朝弘だが昨年までプレイしていた千葉和彦(現アルビレックス新潟)、秋山 陽介(現ベガルタ仙台)が退団してしまい、日本人クライアントが児玉 駿斗のみ。

影響力が高まっているエージェントは↑図で確認するとJSPの「(21-046)西真田 佳典」と元日本代表「中村俊輔」等トップレベル選手を抱える「(21-061)佃 ロベルト」の2人だ。

新加入でも彼らの力が見え隠れていることが伺える。前者はカバーエリアが広く空中戦に強い木本 恭生、ユニバーシアード日本代表に選出されたことのある森本 龍矢、そして何度のオファーでついに移籍してきた柿谷 曜一朗

後者は昨季まで川崎フロンターレに在籍していた齋藤 学のみ。

(JSP)
・武田 洋平
・中谷 進之介
木本 恭生
森下 龍矢
・阿部 浩之
柿谷 曜一朗

参考:https://www.japansportspromotion.co.jp/agent/partner01.html

(スポーツコンサルティングジャパン)

・Massimo Ficcadenti
・藤井 陽也
・米本 拓司
・相馬 勇紀
齋藤 学

参考:https://www.sportconsulting.jp/athlete/index.html

これを眺めてみると、いかにスポーツダイレクター大森征之の大変さが伝わってくる。

 ↑のように時にはお世話になった恩人とともにブラジルへ赴くのだ。

 

クラブ側仲介で発生した報酬額(アジア系は割と抑え目)

2015年:4,488,400円
(高木 泰裕⇒LEE Seung-Hee “選手契約に関する交渉”)

2016年:8,474,278円
(西真田 佳典⇒Ha Dae-sung “選手契約に関する交渉”)
(稲川 朝弘⇒Gustavo “選手契約及び移籍合意に関する交渉” 相手先:Esporte Clube Bahia)

2017年:0円
2018年:0円

2019年:55,992,980円
(稲川 朝弘⇒Mitchell Langerak “選手契約の交渉” 計2回)
(稲川 朝弘⇒Jô “移籍合意及び選手契約の交渉” 相手先:SC Corinthians)
(稲川 朝弘⇒Willian Rocha “移籍合意及び選手契約の交渉” 相手先:Tombense)

2020年:11,275,650
(西真田 佳典⇒呉 宰碩 “移籍合意及び選手契約の交渉” 相手先:ガンバ大阪)
(稲川 朝弘⇒Mitchell Langerak “選手契約の交渉” )

参考:http://www.jfa.jp/football_family/intermediary/

昨年の5千500万円とだいぶ落ち着いた報酬額となった20年度。

20年度はオ・ジェソク(呉 宰碩)のガンバ大阪から完全移籍での加入とオーストラリア代表ランゲラックとの契約についての仲介。

朝日新聞に奇跡のオファー”の記事が掲載されているが彼を担当しているのが西真田氏なので過去の経緯からするに果たして、ミラクルとは考えにくいww。

帰国2日前、奇跡のオファー J1名古屋・呉宰碩選手:朝日新聞デジタル
■スポーツのミカタ コロナ禍で去就が不透明な中、帰国2日前に名古屋から奇跡のオファーが――。韓国人DF呉宰碩(オ・ジェソク)選手は、加入発表の会見で移籍の経緯をつまびらかにした。新型コロナウイルスの影…

雇用契約解除で退団した元ブラジル代表ジョーの一件を考えると19年度に関してはかなり損した交渉となってしまった。

(特集)FIFA DRC(紛争解決室)について Ver 1.0
先日 元ブラジル代表ジョーの退団で移籍先のコリンチャンスと名古屋グランパスの間で FIFA Dispute Resolution Chamber:以下DRC(FIFA紛争解決室)が仲裁すると発表された。 でも これってサッカーエ...

元Jリーガーの新たなセカンドキャリア

横浜Fマリノス下部組織出身でギリシャでもプレイしたこともある元Jリーガー。OBで同じ事務所所属である川口能活や那須 大亮は違う将来への道を選んだ中、「(21-239)坂田 大輔」はエージェントとなった。

「やり残したことはない。やり切ったよ」 坂田大輔は現在、日本サッカー協会が公開する仲介人リストに名を連ねている。[坂田大輔インタビュー -トリコロールを纏った男たち] | 「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン
-坂田大輔インタビュー(前編)-実施日:5月6日(水・祝)インタビュー・文:藤井 雅彦→『横浜F・マリノス 変革のトリコロール秘史』発売のお知らせ 2018年3月15日、坂田大輔は現役引退を発表した。そして次の日から生活が大きく変わった。 ユニフォームとスパイクの日常はスーツと革靴に。移動手段は自家用車から朝の満員電車

資料によると藤井の他に「松田 詠太郎(現:大宮アルディージャ)も担当になっている。

サポーターの中に事務所の方針があるから、あんまり誰でもよくない?という声があるが仕事の引継ぎ等を考えると佃氏は坂田の将来を見据えて、少しずつ若手を任せていこうと考えているのか?

例えば”イマージェント(IMAGENT)”代表者である「(21-006)馬淵 雄紀」は仲介人取引一覧で確認すると元Jリーガーである「(21-189)武井 択也」に担当全てのクライアントを2019年から引継いでいる。何らかの理由あると推測するが、それくらい馬淵氏は信頼しているだろう。

坂田が今後どのクライアントを任せられるか注目だ。

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あの人は今 ~ウィリアン ロチャ~

2018年にブラジル「グアラニFC(Guarani FC)」から期限付き移籍で加入したブラジル人「ウィリアン ロチャ(Willian Rocha)」。稲川氏がクラブ側仲介にて連れてきている。

退団するまで8試合出場3ゴールをレコード。当時事務所は「ZINI」で過去にも稲川氏経由でJクラブに移籍している選手は多い(その件については今回は割愛)。

↑個人的に日本国旗を彷彿させて好き。

現在はロチャはZINIから離れ、元々と提携していた「55 ProSports」のクライアントとして現在フリーで活動している。画像もなんとなく日本をイメージしているようにも見える。

もうJリーグは叶わないかもしれないが、また違った形で日本へやってきて欲しい。

丸山長期離脱をどう乗り越える?

名古屋に痛手、DF丸山祐市が右ひざを負傷…治療期間は最大8カ月に | サッカーキング
 名古屋グランパスは24日、DF丸山祐市が負傷したことを発表した。  丸山は15日に行われた明治安田生命J1リーグ第14節の清水エスパルス戦で負傷。発表によると···

5月リーグ戦第14節清水エスパルス戦にて負傷し、右ひざ前十字靱帯部分損傷及び内側側副靭帯損傷と診断され、長期離脱を余儀なくされたキャプテン「丸山 祐市」。全治最大8ヶ月と今シーズン復帰は絶望的。

この状況を奮起しているのが中谷 進之介だ。センターバック(CB)として、J1リーグ戦、アジアチャンピオンズリーグ予選リーグ(ACL)出場時間を含めると1903分。

Nagoya Grampus - Squad statistics
This is the compact view of club Nagoya Grampus with performance data of the competition Overall statistics 20/21.

順調にも感じるが、いつ怪我するか分からないのがサッカー界の怖いところ。フロントも水面下で補強に動いていると想定するとやはり丸山の代役だろう。

名古屋CB補強についてMILKアカデミーさんが動画している。

問題は全ては伏せるが取り上げられている選手は皆名古屋とは最近関係が薄いエージェントが担当しているのがネック。 そこをクリアすれば、あとは選手本人次第。

~~終わり~~

追加情報(7/20)

突然のポーランド代表ストライカー「Jakub Świerczok」

代理人はKFMのCEO「Jaroslaw Kolakowski」である。
問題は、いったい誰の手引きなのか?一時期ユンカー獲得を狙っていたこともありJFAエージェントが大森とともに候補者を絞って、交渉していたというのか?

 

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