クラブとエージェントとの関係性(アビスパ福岡/21年編)

クラブとエージェントとの関係性2021

J1復帰1シーズン目は総得点51で失点数29を抑えるという素晴らしい結果で残したアビスパ福岡。

21年の補強から見えるエージェント事情を調べると、他クラブにはない変化が発見。今回もいつも通りにゆったりと資料、引用を使いながらレポート。

クラブとエージェントとの関係性(アビスパ福岡/2020秋編)
第27節ザスパクサツ群馬戦にて怒濤の12連勝を達成し念願のJ1昇格が見えてきた「アビスパ福岡」。水戸ホーリーホックから長谷部 茂利を招集し他クラブからの補強にもプラスに働いている。 今シーズンは一体何が起こっているのか? てなわ...
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新規参入 × オランダ中国 × 堤俊輔

監督:長谷部 茂利⇒田邊 伸明?(JPN) ※JEB
コーチ:吉田 恵⇒西岡 明彦?(JPN) ※フットメディア
コーチ:田中遼太郎⇒良藤 辰夫(JPN) ※Shuma PTE. LTD.

GK:村上 昌謙⇒首藤 雄介(JPN) ※JSP
GK:杉山 力裕⇒宮本 行宏(JPN) ※フットステージ
GK:永石 拓海⇒坂井 充隆(JPN) ※ジェイピーコンサルティング
GK:山ノ井 拓己⇒佐久間 清次(JPN) ※eAMA

DF:井上 聖也⇒なし?
DF:森山 公弥⇒なし?
DF:Douglas Grolli⇒Luis Serrao?? ※Socc39
DF:奈良 竜樹田邊 伸明(JPN) ※JEB
DF:宮 大樹⇒松浦 修也(JPN) ※プレイヤーズファースト
DF:Carlos Gutiérrez⇒IVAN CRISTOVINHO?(ESP)/田邊 伸明
DF:三國 ケネディエブス田邊 伸明(JPN) ※JEB
DF:志知 孝明⇒野村 豊幸(JPN) ※エースポーツクリエイション
DF:輪湖 直樹⇒遠藤 貴?(JPN) ※ユニバーサルスポーツジャパン
DF:Emil Salomonsson⇒Patrick Mörk?(SWE)/遠藤 貴 ※クラブ側仲介
DF:湯澤 聖人⇒本田 弘幸(JPN) ※Heroe

MF:前 寛之⇒海田 恭彦(JPN) ※トータルプラン
MF:Cauê⇒Pereira Carlos?(POR) ※FOOTINVEST MANAGEMENT
MF:重廣 卓也⇒中村 大志(JPN) ※BALLONDOR JAPAN/DOUBLE DIAMOND SPORTS
MF:田邉 草民⇒武井 択也(JPN) ※イマージェント
MF:北島 祐二⇒武井 択也(JPN) ※イマージェント/新規
MF:杉本 太郎⇒遠藤 貴(JPN) ※ユニバーサルスポーツジャパン
MF:松本 泰志田邊 伸明(JPN) ※JEB

FW:吉岡 雅和堤 俊輔? ※SARCLE/20年度まで今時 靖が仲介
FW:Jordy Croux⇒? ※JC PLAYERMANAGEMENT/今井健策 ※クラブ側仲介
FW:石津 大介⇒西真田 佳典(JPN) ※JSP
FW:金森 健志⇒秋山 祐輔(JPN) ※SARCLE
FW:John Mary⇒? FAIRSPORT AGENCY/王 鑫クラブ側仲介
FW:渡 大生⇒柳田 佑介(JPN) ※グロボル・フットビズ・コンサルティング
FW:Bruno Mendes⇒Lucas Andrino?(BRA)/Jean(ジャーン)/西真田 佳典?
FW:Juanma Delgado⇒? /柳田 佑介 ※クラブ側仲介
FW:山岸 祐也⇒遠藤 貴(JPN) ※ユニバーサルスポーツジャパン 契約交渉2回
FW:城後 寿⇒なし

入団:赤文字
退団:青文字

参考:http://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2019.pdf

昨年と打って変わり、日本人クライアントが松本退団で1人のみとなった。
残留に見合った報酬で金額も過去最高。
SARCLEでは九州エリアを担当している堤俊輔。

大型補強の裏側

昨季はJEBクライアントがチームに多大な影響を与えていたが、今シーズンは「三國 ケネディエブス」、「松本 泰志」退団で日本人選手は鹿島アントラーズから加入した「奈良 竜樹」のみ。また昨季クラブ側仲介した「カルロス・グティエレス(Carlos Gutiérrez)」はスペイン人エージェントを変更している情報があるので、来年は退団するかもしれない。

株式会社ジェブエンターテイメント|JEB ENTERTAINMENT co.,ltd.
フットボーラーの総合マネジメントサービス。プロダクション業務、エージェント業務、財務管理・税務補助業務、他。

今回は新規参入したエージェントが多く見受けられる。例えば、のちほど紹介する(21-018)今井 健策」や謎の中国人「「(21-266)王 鑫」等、海外にコネクションを持つ敏腕な人物達。来年以降のチーム編成に介入してくる可能性はあるだろう。

殆ど若手にエージェントが付いている現状は何ら不思議ではない昨今。福岡では「北島 祐二」が大手「イマージェント」のクライアントとなっている。これは先輩「田邉 草民」の紹介があったのだろうか?

株式会社イマージェント

 

 

メッシ父と繋がる男と中国人

2015年:12,469,298円
(稲川 朝弘⇒Moisés “移籍合意に関する交渉” 相手先 AC Linense )
(西田 泰三⇒Wellington “選手契約に関する交渉” 計2回)
(李 哲鎬⇒李 範永 “移籍合意に関する交渉” 相手先 釜山アイパーク)

2016年:12,299,100円
(西田 泰三⇒Wellington “選手契約に関する交渉” )
(田邊 伸明⇒Willian Popp “選手契約に関する交渉”←Souza de Brito Joao Marcelo)

2017年:0円

2018年:17,641,100円
(今井 祐介⇒LEO MINEIRO “選手契約に関する交渉”)
(田邊 伸明⇒Jon Ander Serantes “選手契約に関する交渉”)
(趙 成文⇒ユ インス “移籍合意に関する交渉” 相手先 FC東京)

2019年:17,957,348円
(柳田 佑介⇒デルガド ジョリア フアン マヌエル “選手契約の交渉”)
(田邊 伸明⇒Carlos Gutierrez Gonzalez “選手契約の交渉”)

2020年:27,120,453
(今井 健策⇒Jordy Croux “移籍合意及び選手契約の交渉” 相手先:RODA JC)
(柳田 佑介⇒Juan Manuel Delgado Lloria “選手契約の交渉”)
(遠藤 貴⇒Salomonsson Emil “選手契約の交渉”)
(王 鑫⇒Uzuegbunam Honi John Mary “移籍合意の交渉” 相手先:Shenzhen FC)

参考:http://www.jfa.jp/football_family/intermediary/

21年は積極的に補強を敢行し、クラブ側仲介によるエージェントに支払った報酬も約3000万円と高額を記録。

目玉はベルギー各世代代表に選出された「ジョルディ・クルークス(Jordy Croux)」と中国から「ジョン マリ(John Mary)」だろう。

クルークスはメッシ父と繋がりを持つ「(21-018)今井 健策」が交渉を担当。外国人を連れてくる案件は仲介人制度開始して初である。日本人クライアントには元横浜FマリノスV・ファーレン長崎でプレイしていた「富樫 敬真」等がいる。

今井氏は何かしらの縁により、クルークス側である「JC PLAYERMANAGEMENT」と協力して相手先である「RODA JC」と交渉したと推測される。

JC Player Management Sports – Familiaal voetbalkantoor in Limburg

因みにクルークスはコロナ隔離による2週間のホテル住まい時、日本食で体重が3、4Kg痩せてしまったとか。

Hasselaar Jordy Croux blijft rustig na droomstart bij Japanse eersteklasser Avispa Fukuoka: “Nog niet onsterfelijk”
Vorig weekend proefde Jordy Croux bij Avispa Fukuoka een eerste keer van de Japanse J-League met een invalbeurt in het slotkwartier. Een debuut met een zege, wa...

 

カメルーン代表歴を持つジョンは中国人である「(21-266)王 鑫 ※英語では”Wang Xin”と読む」が関与。数年前からJFA仲介人リストに登録しており、今回の件まで他クラブと交渉した形跡が資料上発見されていない。

分かっていることはジョンは「FairSport International」と結んでいること。そして、弊社インスタグラムによるとエージェント「Karl Song」という謎の人物の協力があったことをコメントしている。彼が王氏との関係が今回の移籍の鍵を握っていると思われる。

 

 

堤俊輔の思惑

元Jリーガーでセカンドキャリアをエージェントとして歩み続けている「(21-305)堤 俊輔」。所属は現役時代と同じ内田篤人、小野伸二等が在籍している「SARCLE」に所属し、九州エリアを任されているようだ。

SARCLE

 YouTube「ケン坊田中の城南爆笑族」でスペシャルゲストとして堤氏がエージェントについて語っている。

堤氏が所有しているクライアントは少ないものの、着々に実績を残している。

・東家 聡樹 ※FC岐阜へ期限付き移籍中
・篠原 弘次郎 ※松本山雅FCへ完全移籍

参考:http://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2020.pdf

お気づきの方もいらっしゃるかもしれないが2人とも昨季まで福岡に在籍しており、篠原に関しては元C大阪等でプレイしていたエージェント「(21-074)新井場 徹」と契約していた。いわば「SARCLE」に乗り換えた形だ。こういったエージェント変更は日本でも当たり前の光景と化している。

吉岡 雅和に関しても21年にエージェントを弊社に変更しており、彼も将来、福岡から飛び立つだろうか?

あの人は今 ~デ メロ(Tulio de Melo)~

18年6月コンディション不良及び度重なる怪我で契約解除し、母国であるブラジルへ帰国した「デ メロ」。元日本代表「松井大輔」とはフランス「ルマン(Le Mans)」時代のチームメイトである。

退団から1年後である2019年5月に引退を発表した。

Peça na reconstrução da Chape e ídolo do Lille, Túlio de Melo se aposenta e passa carreira a limpo
Atacante deixa o futebol, lista momentos marcantes da carreira e escreve carta de adeus

福岡へ移籍した経緯に触れると彼を手引きしたエージェントは「Jabraz Soccer」の「(18-105)De Souza Jose Claudio Massau」という人物で過去にFC岐阜「サントス(Santos)」やエヴァンドロをクラブ側について仲介した実績を持つ。

現在はエージェントの道を選び、事務所「TM9 Sports」を創立し、第二の人生に向かって歩き始めた。既に現役時代のキャリアを活かしてフランスでいくつか実績を残している。

またいつの日か福岡に来てほしいものだ。

J1残留の向こう側

残留圏内突破は、このままキープすれば達成出来そうだが20チームでのリーグ戦を戦っているので必要な勝ち点が、あといくつ必要なのかが不確定だ。

夏の移籍では特別テコ入れしていない(てか必要ない?)ので怪我人を1人でも抑えるマネジメント力がチーム全体で求められる。

同時にエージェントも他クラブの動向を常に気を配っているので彼らとの付き合いもバランスよく取ることも重要だ。

~~終わり~~

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