携帯アプリからJリーグにやってくる? ~新時代、到来~

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携帯アプリから海外チームへ入団できる「DSFOOTBALL」から気になるセレクションがアップされている。

それはJクラブから選手募集という内容だ。しかも要求している内容もかなり細かいものでサッカーファン、サポーターに取っては読むだけでもワクワク感が味わえる。

今回はJクラブから4つのセレクションの内容について考察していく。またDSFOOTBALLの概要と他国のセレクションで実際に契約を勝ち取った実例も紹介する。

実際に確認したい方は携帯アプリのリンク先を張っておいたのでダウンロードをどうぞ。

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DSFootball - Google Play のアプリ
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現在Jクラブが募集しているセレクション4件

J1リーグ案件(CB、DMF、WG and CF) ※2021年 10/2まで

まずは1件目。J1クラブから合計4ポジションの選手を募集。セレクションは3つに分けられており、ともにサラリーはともに一緒。ブラジル人限定。

実はTwitterで4月時点ではサラリー最大50000千ドルと設定されていたがアプリ内を確認したら70~500千$(約100万~5000万円?)に変更を確認。

21シーズンのJリーグは降格が4チームなので来期について、なかなか予想できない。その為なのか期限が10月2日とあり、恐らく22年シーズンに向けてのセレクションと考える。

また鹿島アントラーズ横浜Fマリノス等といったビッククラブでは既に大きなコネクションを構築されているので、限られた予算内でオファーしているクラブではないか?。フォーメーションが4-4-2と明記されているので、かなり絞られる。

 

J2リーグ案件(LWG/LSB 50千$) ※8/14まで

こちらはクラブ情報が事細かに書かれており、セレクションはLWG/LSBの2つ。サラリーも45~50千$(400~500万円?)。

4-3-3を採用しハイプレスを志向しているクラブで現在ポルトガル語通訳が不在であるが雇う予定とのこと。Twitter上ではモンテディオ山形ではないかという声が挙げられていたがブラジル人の「太倉坐 ドゥグラス」が担当しているので可能性は低い。

要求するプレイスタイルはハードワーカーで90分間走ること。フリー、期限付き移籍でも交渉可能。

2つのセレクションはクラブ情報、選手情報以外はほぼ一緒なので複数のポジションが扱える場合は1選手で募集を打ち切るかもしれない。夏ウインドーが8月13日で、コロナにもよるがチーム合流がかなり遅れてしまう可能性があるので、なおさら急ぎの案件ともいえる。

 

J2リーグ案件(CF / 100千~150千$) ※6/1まで

↑は期限が6月1日と緊急性が高い要件。

チームシステムが3-5-2を採用しているのでレノファ山口が募集しているのではないか?第14節終了時点で出場時間が約953分で高井 和馬の2ゴールでチームは得点力不足に悩んでいる。やはり決定力を持つCFが必要になる。

23~30歳までのブラジル人でフリーによると獲得を希望。サラリーは100~150千$(約1000~1500千万円?)。

 

J2リーグ(WG、CF/90千~270千$) ※7/16まで

こちらも7月16日までと急ぎの要件。

主にWGとCFタイプのブラジル人を熱望。気になる点は言語はポルトガル語の他にスペイン語、英語であること。通訳が既に在籍しているということなのか?

この案件はスペイン人「アルベルト(Albert Puig)」率いるアルビレックス新潟が当てはまる。いつか海外移籍するかもしれない「本間 至恩」の穴を埋め、いち早くJ1昇格を見据えてのセレクションといえる。

そもそも「DSFOOTBALL」って何?

東京発祥のスマホアプリでユーザが自身のプレイ動画(PV)をアップロードすることにより、開発元である「dreamstock」が提携している世界中のクラブのセレクション選考にエントリーできる。そこから最終選考を得て、実際にチームと契約できる仕組みだ。冒頭で紹介したJクラブともdreamstockと何年間の提携を結んでいる。

それ以外にもアプリ内にはSNS機能や動画コンテンツ等が搭載されており、ドキュメント映像はポルトガル語で占めているが情報収集には持って来いのツールだ。

また世界中のメディアからdreamstockについて取り上げられており、年々注目度が増している。

Existe um "Instagram boleiro" em que os times dão like nas promessas
As novas tecnologias mudaram a vida de todos e isso não é novidade. Com as redes sociais, diferentes formas de comunicação apareceram e transformaram instituiçõ...

代表取締役にはJFA仲介人リストにも登録している「(21-230)松永 マルセロ ハルオ」。

近年の動きでは育成年代選手向けに「レノファ山口U-15/U-18デジタルスカウトプロジェクト」というプロジェクトを開始している。

「ボールとスマホがあればプロサッカー選手を目指せる」アプリ、デジタルスカウトプロジェクトを開始! | レノファ山口FC
世界55ヵ国で利用されるサッカー選手スカウティングアプリ「DSFootball」初の日本を拠点とする育成年代選手向けデジタルスカウティングプロジェクトを、株式会社dreamstock(本社:東京都千代田区麹町、代表取締役:松永マルセロハルオ、URL : )とともに開始しました。 1.『レノファ山口U-15/U-18デジ...

実例

ここからDSFOOTBALLアプリから実際にチーム加入を決めたケースを紹介。

ウインガー”ラゴ”の場合

母国ブラジルではU20チームを数回に渡って移籍していた「イアゴ(lago)」はアプリに登録し、カンボジア「アンコールタイガーFC(Angkor Tiger FC)」に入団した。

実際に受け取っている年棒、契約期間等の詳細は不明でトランスファーマーケットにも出場実績が表示されていない。

アンコールタイガーのインスタ内で確認しても、彼がスタメン、ベンチにも入っていないことからチームにフィットしていないかホームシック等の問題に直面しているかもしれない。

アルバニアへ旅立った2人の選手

一方で欧州でコンスタントに出場し続けている選手たちも存在する。

ラファエル・バルボサ(Rafael Barbosa)」、「エヴァニルソン・シルバ(Evanilson Silva)」の2人は、アルバニア「KFシュクンビーニ(KF SHKUMBINI PEQIN)」のトライアルで見事契約を勝ち取り、チームメンバーに加わった。

問題なのは詳細の出場データが見つからなかったこと。彼らのインスタを確認すると、まだ現地でプレイしているようだ。

ラファエルは以前、2020年、DSFOOTBALLのJ2クラブのセレクション対象に選ばれていたらしいが結局、彼が日本に来ることはなかった。アルバニアへの挑戦はJリーグ参戦の代わりだったのだろうか?

ルーマニアのエージェントへステップアップ

最後はオーストリアでプレイ経験を持つブラジル人「ジャクソン(Jackson Kenio)」。

彼もまた先ほど紹介したラファエルと同じく過去のJ2セレクションに選ばれたメンバーだ。

 

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同年10月にアルバニア「KF エグナティア(KF Egnatia)」へ移籍。これもデータが見つからなかっただがクラブFacebookではフリーキックでゴールを決めたりと結果を残している。

21年に入り、ジャクソンはルーマニア、ポルトガルに拠点を構えるエージェント会社「Fusion Group Agency(FGA)」との契約を果たす。

DSFOOTBALLスタッフ「Tauller」とFGAはビジネスパートナーの間柄で将来的なステップアップに繋がるだろう。

~~終わり~~

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