「大槻 毅」前監督辞任を受け、徳島ヴォルティスからスペイン人「リカルド・ロドリゲス(Ricardo Rodríguez)」を招聘し、戦い方が”自分たちのサッカー”から”相手チームに合わせた戦術サッカー”に変貌を遂げた。
また積極的な補強からチーム力も向上している。東京五輪で活躍した酒井宏樹や各Jクラブからレギュラーだった若手の獲得に成功。
極めつけはノルウェーから「カスパー ユンカー(Kasper Junker)」活躍は文句のつけようがない。順調にいけば来年ACL出場権が見えてくる。
一方でエージェント事情から状況が大きく変化していることが今回の記事で判明。今後の移籍分析に参考してほしい。
新規事務所3社 × テオ × ユンカー
監督:Ricardo Rodríguez⇒添田 貢広?(JPN) ※APPRECIATE
コーチ:平川 忠亮⇒秋山 祐輔 or 宮川 悟 or 堤 俊輔 ※SARCLEGK:西川 周作⇒佃 ロベルト(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン
GK:鈴木 彩艶⇒佃 ロベルト(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン
GK:塩田 仁史⇒西真田 佳典(JPN) ※JSP
GK:川﨑 淳⇒なし?
GK:樋口 燿大⇒なし?DF:岩波 拓也⇒佃 ロベルト(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン
DF:槙野 智章⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
DF:Thomas Deng⇒Micallef-Grimaud John(AUS) /遠藤 貴※クラブ仲介
DF:山中 亮輔⇒大野 祐介(JPN) ※アスリートプラス
DF:福島 竜弥⇒良藤 辰夫(JPN) ※Shuma
DF:西 大伍⇒本田 弘幸(JPN) ※HEROEMF:金子 大毅⇒野村 ダン or 関根 圭祐 ※Athlete Solution
MF:柴戸 海⇒宮本 行宏(JPN) ※フットステージ
MF:伊藤 敦樹⇒なし?
MF:阿部 勇樹⇒佃 ロベルト(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン
MF:宮本 優太⇒なし?
MF:柏木 陽介⇒遠藤 貴(JPN) ※ユニバーサルスポーツジャパン
MF:明本 考浩⇒段家 卓也(JPN) ※UDN
MF:関根 貴大⇒秋山 祐輔(JPN) ※SARCLE
MF:汰木 康也⇒宮本 行宏(JPN) ※フットステージ
MF:武田 英寿⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
MF:宇賀神 友弥⇒遠藤 貴(JPN) ※ユニバーサルスポーツジャパン
MF:伊藤 涼太郎⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
MF:田中 達也⇒高木 泰裕(JPN) ※JSP
MF:小泉 佳穂⇒良藤 辰夫(JPN) ※ShumaFW:大久保 智明⇒? ※UDN
FW:武藤 雄樹⇒野村 豊幸(JPN) ※エースポーツクリエイション
FW:Kasper Junker⇒Christian Bysted Christensen(DEN) ※ELITE CONSULTING
FW:興梠 慎三⇒石倉 勇(JPN) ※Creative2
FW:杉本 健勇⇒? ※19年度まで秋山 祐輔が担当
FW:Leonardo⇒Maurício Chiodin(BRA) /秋山 祐輔 ※クラブ側仲介新加入:赤文字
退団:青文字
・新たに3社が浦和に参入
・仲介人制度始まって初のクラブ側仲介を実施
・ユンカーのエージェント
今後の将来を左右する参戦
土田尚史スポーツディレクター(SD)の病気療養により、クラブ内が大きく変化した印象がある。
それは全国Jクラブにクライアントが在籍させている「ジャパン スポーツ プロモーション(JSP)」、「UDN」、そして小泉等をマネジメントしている「Shuma」が新たなに参戦している。
ポイントは今季新加入である田中達也、明本 考浩、ベテラン塩田 仁史等みな新規参入であること。それに加えて浦和ユース出身である大久保 智明や福島 竜弥も彼らとクライアント契約を果たす等、若手にも接触している。将来、浦和から離れて他クラブでプレイすることを想定して、予め将来性、潜在能力がある選手にいち早く近づくことで今後の会社に入る収入に大きく関わる。
現に「(21-044)良藤 辰夫」氏のクライアントは期限付き移籍する若手が多いのが特徴。また21年8月に水戸ホーリーホックから加入したての「平野 佑一」も彼が担当しているので何やら裏がありそうだ。
浦和へ完全移籍する「平野 佑一」
代理人は小泉をはじめ
若手中心にマネジメントする「(21-044)良藤 辰夫」https://t.co/4v5yaNb4nuほほおおおお#urawa #浦和レッズ #hollyhock #水戸ホーリーホック pic.twitter.com/IC64SkMXVR
— jun jun@im not agent (@junjunjun351) August 5, 2021
JSPは矢島がガンバ大阪に移籍して以降、数年ぶりの浦和クライアント入り。弊社は関西クラブ中心に影響を持つ大手事務所。
UDNは香川真司、柴咲岳が在籍している近年急成長を遂げている大手事務所。浦和との繋がりは栃木SCから移籍してきた明本 考浩加入が初と思われ、ユース育ちの「大久保 智明」との契約を発表している。海外実績も残しており、ヨーロッパのエージェントにも年々認知し始めている。
クライアント契約情報
数多くのJリーガーを抱える
「(21-134)段家 卓也」率いる「UDN SPORTS」新たなクライアントとして
・大久保 智明 #urawareds
・遠野 大弥 #frontale
・安井 拓也 #vissel ※18年度までは梶野智と契約
と契約した模様https://t.co/gqFh7MUJ8X#浦和レッズ #川崎フロンターレ pic.twitter.com/7KYfjckl67— jun jun@im not agent (@junjunjun351) April 26, 2021
テオの影
2015年:0円
2016年:0円
2017年:0円
2018年:0円
2019年:0円
2020年:19,819,800円
(遠藤 貴⇒Thomas Jok Deng “選手契約の交渉”)
(秋山 祐輔⇒Leonardo Nascimento Lopes de Souza “選手契約の交渉”)参考:http://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2020.pdf
いずれも”選手契約の交渉”による交渉。トーマス・デンは前回でも説明した通り、エージェントはスキンヘッド「John Grimaud」だが資料によると彼は今井 智基(tomoki imai)のオーストラリア「Western United FC」移籍に関与したとある。
今井のエージェントは現在も「(21-068)遠藤 貴」が担当。これらを含めるとJohnと遠藤はビジネスパートナー関係である可能性が高い。
今季のJFA仲介人リストにJohnは登録していないのはコロナで来日が難しいので遠藤氏に任せてもらう形で交渉をお願いしたのだろうか?
鳥取から新潟、浦和とステップアップしながら成長してきた「レオナルド(Leonardo)」。
浦和と長年の付き合いがある「SARCLE」の「(21-079)秋山 祐輔」がクラブ側として仲介。のちにクライアントであるフランス「マルセイユ」でプレイしていた酒井宏樹を連れてきていることもあり、今後も両社のビジネスは続いていくだろう。
中国「山東泰山足球倶楽部」移籍で浦和に入った違約金は一部報道では3億円とも言われている。レオのエージェント「Maurício Chiodin」のインスタ内で、ポルティネンセのクラブオーナーでありながら数多くのJ選手を入団させている「(21-136)Panagopoulos Constantin Teodoro(テオ)」のおかげで移籍が実現したと語っている。
具体的な方法などは不明だが以前から浦和との関係があったことから、何らかの形で移籍に関与したのだろうか?
中国「山東泰山足球倶楽部」へ加入する
ブラジル人レオナルド彼の代理人である「Maurício Chiodin」のコメントによると
日本人をポルトガルに送り込んでいる「テオ(Teo)」が移籍に尽力してくれたと語っている
助けがなければ
このビジネスは成功しなかっただろうとも#urawa #浦和レッズ #山東泰山 pic.twitter.com/3l2dOQ44mI— jun jun@im not agent (@junjunjun351) February 22, 2021
浦和に導いたJFAエージェントは誰?
コロナで日本入国が困難で移籍期間ギリギリで浦和加入を成功させたユンカーと契約しているデンマークの「Elite Consulting」。
国内エージェント界ではサッカー協会からエリートとして任命されており影響力も高く、所属している選手も代表クラスが多い。
その中でユンカーを担当しているエージェントが「Christian Bysted Christensen」。彼は入団に必要なメディカルチェックをオランダサッカー協会(KNVB)本部にある「VOETBAL MEDISCH CENTRUM」で受けさせるよう手引きしたのも彼の手腕によるもの。
Twitter内で某JFAエージェントがユンカー移籍に少しだけ携わったとツイートされていることから少なからず日本国内に協力者がいるのは間違いない。
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では、そのJFAエージェントとは誰なのか?
可能性があるとすれば広島、福岡でプレイしているスウェーデン人「エミル サロモンソン(Emil Salomonsson)」をクラブ側として仲介した遠藤貴ではないか?
彼はアジアのみならず、東欧にもコネクションを持ち、浦和に加入した木下 康介もサポートしている。
浦和レッズに電撃加入を果たした
「木下 康介」代理人は欧州にもコネクションを持つ
「(21-068)遠藤 貴(右)」であるhttps://t.co/0tjR8TXuNG柏木の退団から全てが繋がっていたとでも
言うのか?#urawa #浦和レッズ #STVV pic.twitter.com/FBdCd1j0Gp— jun jun@im not agent (@junjunjun351) August 12, 2021
19年スターベク(Stabæk Fotball)在籍時、ユンカーともチームメイトだったこともあり、2人の移籍が果たして偶然なのか?
今後の展望
東京五輪オーバーエイジで出場した酒井宏樹、ノルウェー国内で年間MVPに選出されたショルツ等、積極的な補強、そして「改革3年計画」による22年リーグ優勝を果たす為に野心を生まれ変わろうとしている。
噂によると裏で支えている三菱財閥の関係者が本腰を挙げて、浦和側に資金を提供しているという。そういった背景から何が何でも目標を達成しようと必死であると感じる。エージェント達もフロント側に売り込む市場に、もってこいところだ。
今後の動向に注目だ。
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