大型補強を敢行し、心機一転を図るシーズン。CRフラメンゴからリンコン(Lincoln)獲得成功はファン、サポーターも歓喜。その裏方では、あの神戸元通訳の方がエージェント(代理人)として交渉していた。
今回はヴィッセル神戸2021についてエージェントについて追求。エージェント勢力図に去年と比べて変化があり、フェルマーレンと前事務所についても海外記事を参考して公開したのでご覧あれ。
UDN × 岡本 健太郎 × SEG
監督:三浦 淳寛⇒なし?
GK:前川黛也⇒松浦 修也(JPN) ※プレイヤーズファースト
GK:飯倉大樹⇒宮本行宏(JPN)/久米宏典(JPN) ※フットステージ
GK:廣永 遼太郎⇒小林 博(JPN) ※JSM
GK:伊藤 元太⇒? ※SARCLEDF:Thomas Vermaelen⇒不明 ※SEGとの契約解消
DF:菊池 流帆⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
DF:小林 友希⇒段家 卓也(JPN) ※UDN
DF:大崎 玲央⇒? ※SPORTS&LIFE/19年度まで田村信之が担当
DF:山川 哲史⇒段家 卓也(JPN) ※UDN 契約交渉2回
DF:酒井 高徳⇒段家 卓也(JPN) ※UDN/Guido Walter?(GER)
DF:初瀬 亮⇒西真田 佳典(JPN) ※JSP
DF:櫻内 渚⇒宮本 行宏(JPN) ※フットステージMF:山口 螢⇒西真田 佳典(JPN) ※JSP/? ※UDN
MF:Sergi Samper⇒Joel Borràs(ESP)? ※SPORTS&LIFE
MF:櫻井 辰徳⇒? ※UDN SPORTS
MF:Andrés Iniesta⇒Joel Borràs(ESP) ※SPORTS&LIFE
MF:郷家 友太⇒段家卓也(JPN) ※UDN SPORTS
MF:増山 朝陽⇒新井場 徹(JPN) ※TODER
MF:井上 潮音⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
MF:佐々木 大樹⇒宮川 悟(JPN) ※SARCLE
MF:中坂 勇哉⇒首藤 雄介(JPN) ※JSP
MF:古橋 亨梧⇒Joel Borràs(ESP) ※SPORTS&LIFEFW:Ayub Masika⇒? ※JC PLAYERMANAGEMENT-SPORTS
FW:Lincoln⇒? ※TFM AGENCY/岡本 健太郎(JPN) クラブ側仲介なし
FW:Douglas⇒Gabriel Lima(BRA)/稲川朝弘(JPN) クラブ側仲介なし
FW:藤本 憲明⇒野村豊幸(JPN) ※エースポーツクリエイション㈱
FW:田中 順也⇒上西園 彬(JPN) ※ユニバーサルスポーツジャパン
FW:小田 裕太郎⇒本田 弘幸(JPN) ※HEROE赤文字:新戦力
青文字:退団
・昨年よりUDNがクライアント数を伸ばしている。
・20年度も報酬額は発生していない。
・フェルマーレンとSEGとの関係解消。
もはや無視することは出来ない事務所
元日本代表の香川真司やドイツで活躍している原口元気等が所属しているマネジメント会社で近年各クラブの若手中心にクライアント入りさせる動きを見せている「UDN(ユー ディー エヌ)」
今季は20年にJリーグデビューを果たした「山川 哲史」やU18代表歴を持つユース育ちの「櫻井 辰徳」を新たなに契約している。山川に関しては契約交渉を2回行われるのは気になるが出場機会が限られている若手は他クラブへの移籍の可能性がある。
現在、香川を海外でエージェントとして付いているのはスペイン人「Arturo Canales」。神戸代表取締役会長である三木谷浩史とは食事をしたことがあるので香川の日本復帰に大きなカギを握るとされる。
ニート鈴木さんが「エレーラが今冬に神戸に行くんじゃない?」って
呟いていたので調べてみたら案外当たってるかも右側のおじさんに注目
彼、実は代理人なのだ「AC Talent」のArturo Canales
スペイン仲介人リストにも載っているhttps://t.co/gXasCLQdKZ#jleague #vissel #manunited pic.twitter.com/f48prkNJTB— jun jun@im not agent (@junjunjun351) June 12, 2018
大型補強の立役者
2015年:0円
2016年:29,070,600円
(稲川 朝弘⇒ウェスクレイ “選手契約及び移籍合意に関する交渉” 相手先:Atletico MG)2017年:0円
2018年:0円
2019年:0円
2020年:0円
今季は海外から大型補強を敢行した神戸だがエージェントに対して報酬を支払っていない。これはクラブのスカウトが相手先と交渉したということなのか?
「(21-292)岡本 健太郎」は凄いよな
リンコン、マテウス サウダーニャ等を
クラブと交渉して見事移籍を成功させてるもんなあのラフな服装が成功の秘訣なのか…… pic.twitter.com/EN5ySQvcvS
— jun jun@im not agent (@junjunjun351) July 28, 2021
ブラジル人「リンコン」に関しては元神戸通訳「(21-292)岡本 健太郎」が現地パートナーの協力を得て、獲得に成功している。岡本氏は20年あたりにブラジル現地へ飛び、各エージェント会社関係者と接触している。
例えば元セレッソ大阪「ダンカー(Danker)」所有の「Lifepro」や元横浜FC、京都サンガFC等でプレイした「カイオ(Caio)」等をマネジメントする「Ricardo Scheidt」。中には元ガンバ大阪で活躍した「シジクレイ(Sidiclei)」にも会っている。
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約数か月程ブラジルに滞在し、リンコンの他に「マテウス サウダーニャ (現ジェフユナイテッド千葉)」、「ウェリントン ラト (現V・ファーレン長崎)」との交渉に成功し、彼らを連れて日本に帰国している。
複数のJクラブからブラジル人獲得依頼を受けて、現地で奮闘していたのだろう。
泥沼化している状況
神戸に移籍した「Thomas Vermaelen」
彼と契約している「SEG Football(堂安等が在籍)」から詳細な書類にサインしている動画が公開された
こうみると超リアル#vissel #ヴィッセル神戸 pic.twitter.com/asUore7n2P— jun jun@im not agent (@junjunjun351) July 28, 2019
2019年7月フェルマーレンは神戸へ移籍し、2年半の契約に署名した。
この仲介を担当していたのはオランダ「Sports Entertainment Group(SEG)」に所属していたイタリア人「Simone Rondanini」。
神戸はSEGに報酬額95万ユーロ(約1億2千万円?)を支払ったとされる。しかし、うち75万ユーロ(約9800万円)が弊社の事務局長である「Kees Vos」側に私的流用されているとRondanini氏は主張している。また彼は漏れた資金について合意したテープ記録を持ってるとされ、フェルマーレンに警告した。
Rondanini氏はSEG側に訴訟を起こし、フェルマーレンは弊社との契約を終了した。
彼らだけでなく、クライアントだったオランダ代表「デ フライ(De Vrij)」や「メンフィス デパイ(Memphis Depay)」も同じ被害に遭っているようだ。
オランダのプラットフォーム「Follow The Money(FTM)」によるとSEGでの高い離職率を記録している。
2018年以来、223以上の選手が、エージェント(主にフリーランス)は41人が去っており、企業体質に問題がある。退職理由に”会社の透明性が欠けている”等が挙げられる。
JFAエージェントも何人かSEGに所属しているので、この現状を把握しているのかは不明。
あの人は今 ※ウエスクレイ
2017年1月にブラジル「アトレチコ ミネイロ」から約2億円?(€1.80m)の違約金で獲得したウエスクレイ。戦力を期待されていたが蓋を開けるとベンチ外が多く、リーグ戦は13試合出場1アシスト。翌年ブラジル「セアラー(Ceara SC)」へ期限付き移籍。2019年、一度神戸に復帰するも結局セアラーへ完全移籍した。
ウエスクレイを日本窓口として担当したのは「(21-064)稲川 朝弘」。約3000万円の報酬額が発生している。当時彼がブラジルで契約していた事務所は不明だが帰国中に新たに「Madeira Sports」に変更している。実はJクラブにも親交があり、柏レイソルでプレイしている「リチャルドソン(Richardson)」がクライアントに所属している。
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現在もウエスクレイはMadeiraのクライアントとしてプレイし続けており、「Esporte Clube Juventude」へ期限付き移籍している。もし、またJリーグに帰ってくれるとすればJSPの「(21-046 )西真田 佳典」にお願いすれば実現するかも。
古橋の代役をどうするのか?
日本代表「古橋亨梧」がスコットランド「セルティック(Celtic)」に完全移籍した。推定違約金は5億円。彼と契約している「Sports&Life」によると契約期間は4年。
あと数日でグラスゴーへ旅立つ
「古橋亨梧」事務所である「Sports&Life」は
コメントによると契約期間4年でサインしたとのことCEOである「Joel Borras」も
この御満悦#vissel #ヴィッセル神戸 #CEL #SCO #CelticFC pic.twitter.com/ztWfD6FlYZ— jun jun@im not agent (@junjunjun351) July 18, 2021
補強候補者には横浜Fマリノス「仲川 輝人」とドイツで長年プレイしている「大迫 勇也」、そしてイングランド「ニューカッスル ユナイテッド」所属の「武藤 嘉紀」が絞られていた。
仲川は既に残留が決定し、残り2人の進展が進んでいない状況。エージェント面からすると大迫は「SARCLE」に所属し「(21-079)秋山 祐輔」が担当している。クラブとの関係が拗れているわけではなさそうなので大迫獲得失敗ならエイバル退団を発表している「乾 貴士」を推薦してくれるかもしれない。
武藤は神戸に加入することが決定的との報道。複数年契約らしい。
吉田麻也等の世界代表選手を取り揃えている「CAA BASE」プレイヤーである。7月にCAAエージェント「(21-359)Pannick Joel」がJFA仲介人リストに登録しているので、既に神戸側に接触している可能性がある。年々CAAが勢力を伸ばしている状況は無視できない。
答えは
いずれ判明するだろう。
~~終わり~~
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