ポルトガル仲介人取引一覧(2019/4/1~2020/3/31)

仲介人取引一覧

近年ポルトガルでプレイする日本人が非常に増えている。
その中で仲介詳細が判明しているケースは極僅かである。

今回はFPF(ポルトガルサッカー協会)が発表した仲介人取引一覧(2019/4/1~2020/3/31)
から個人的に注目したケースを4つほど御紹介する。

Intermediários | FPF

※ポルトガルサッカー協会ではイングランド等と違い
過去の資料をそのまま残してくれないので今後も使っていく予定の方はPDFを保存しておくことを強くオススメする。

スポンサーリンク

Base Soccer Agency(取引数3件)

このブログで何回か紹介している吉田麻也等も在籍している大手事務所である。
記事に概要をまとめているので時間があれば読んでみると面白い。
https://junjun-football.com/?p=316

Baseは世界中に事務所が存在しポルトガルも市場としている。

どの選手を仲介したのかというと

・Morato(Felipe Rodrigues Da Silva) ※SL Benfica
・Marcus Edwards(イングランドU20代表) ※Vit. Guimarães
・Abdoulay Diaby(マリ代表) ※⇒トルコ:Besiktas

全てクラブ側仲介

Marcus以外は別所属の事務所の選手でありMoratoに関しては「A+ Football Consulting」の「Sancho Freitas」が担当している。インスタによるとBaseはMoratoとBenficaとの契約更改を支援したとコメントと残している。現地にBase所属エージェントがいたかどうかは不明である。

因みにSanchoはIT企業「f4samurai」の「UD Oliveirense Futebol SAD」買収に関与した人物である。

AbdoulayもBesiktas入団会見の写真を見る限り親類の方と写真を撮られている。これも親類
の方とBaseの誰かとともに移籍に協力したと思われる。

Branko Hucika(取引数1件) ※元湘南ベルマーレ

彼が00/01シーズンに韓国「蔚山現代FC」から「湘南ベルマーレ」へローン移籍し約半年プレイした
クロアチア人である。

2007年に現役引退し代理人業に転身し「HBR SPORT」を創設。

401 - Unauthorized: Access is denied due to invalid credentials.

以降、韓国にクライアント選手を送り込んだり韓国若手株をクロアチアクラブと仲介して入団させたりしている。有名な選手として挙げるとすれば昨年CLに出場した
クロアチア代表「Mislav Orsic」

本題に戻すとポルトガルではどのような仲介したのかというと

Andrej Lukic ※⇒ルーマニア:Sheriff Tiraspol

クラブ側仲介

インスタで確認するとルーマニアにはBrankoではなく同じエージェントと思われる
元プロ選手であるエージェント「Žankarlo Šimunić」が同席している。

クラブ側仲介ではこういった別の人物(主に同じ事務所関係者)が直接関わっている事が割と多い。

日本へアプローチをかけているかは不明だが
クライアント選手を見てみると何人か現役でJリーグでプレイしているようだ。
いったい誰の手引きなんでしょうね?

D20 Sports(取引数4件)

2018年J1第9節浦和レッズ対北海道コンサドーレ札幌戦にて埼玉スタジアムにて
元ポルトガル代表「Deco」が極秘にて来日していた事がDAZN内で撮影され話題となった。

のちに「D20 Sports」CEOでもあったDecoのクライアント選手がJFAエージェントを通じて
Jリーグでプレイするとは、この時は誰も予想していなかった。

D20 Sports - Agenciamento de Atletas

前置きはさておき
マネジメントしている選手で有名なのがイングランド「Livepool」でプレイしているブラジル代表「Fabinho」等がいる。

D20が仲介したのは

Raphinha(Raphael Dias Belloli) ※⇒フランス:Stade Rennais
・Edmond Tapsoba(Edmond Faycial Tapsoba) ※Vitória Guimarães SC
・Falaye Sacko(マリ代表) ※Vitória Guimarães SC
・Lucas Cunha(元ブラジルU20代表) ※SC Braga

全てクラブ側仲介

 

やはり事務所的に評価が高いのは後にドイツ「Bayer 04 Leverkusen」へ約20億円の違約金で移籍しているブルキナファソ代表「Edmond Tapsoba」だろう入団会見時はCEOであるDeco自身が駆け付ける程くらいビジネスとしても重要であることを物語っている。

YK Teo(Theodoro Fonseca?) 取引数1件

近年日本人選手をポルトガルへ自分の所有するクラブ「Portimonense SC」をまるで裏ワザを使うの如く次々と移籍に成功している。

資料だと

・中島 翔哉(日本代表) ※Al Duhail(Qatar)⇒FC Porto

クラブ側仲介

ただ1件である。

中東へ何故移籍させたのかが当初から疑問だらけだった。両クラブが前々から提携していたという話は聞いたことないし過去に移籍したようなのもなかった。考えられるのはやはり税金逃れのビジネス移籍なのか?

「Transfermarkt」によると中島は

Exit fee: €80m
FC Porto holds 50% of the transfer rights.

と直訳すると「退場料:8,000万ユーロ/FCポルトは譲渡権の50%を保有しています」と
知らないうちに特殊な条項が付けられている。

 

Teoが手がけた日本人選手は大抵の場合、JFAエージェントとの契約を破棄しているケースが多い。例えば中島は「FC東京」在籍時には関東クラブとコネクションが強い「SARCLE」と契約していた。だが初めてポルトガルへ移籍したくらいからSARCLEのHPから彼の名前が抹消されていた。「権田 修一」も同様である。

例外なのは鹿島アントラーズから移籍してきた「安西幸輝」くらいである。
彼は日本でプレイしていた頃から「(株)ジャパン・スポーツ・マーケティング(JSM)」にお世話になっている(担当は(20-010) 田村 信之」。もしかすると日本へ帰る為に、もう一度契約し直したのかもしれない。

CLIENTS_SOCCER | ジャパン・スポーツ・マーケティング

考察

色んな方からポルトガルについて聞かせてもらったのだが
一言で言えば「力こそが正義」といった印象だ。Teoがその典型的な例だ。

中島の謎のカタール移籍と同じようにパートナーである
過去に「GRUPO FIGER」CEO「Juan Figer」とともにJリーグで闇のビジネスを始めた経緯がある。
元川崎「Renatinho」と「東京V」から「FC Porto」へ移籍した「Hulk」 を例に挙げると
1つの移籍する間にウルグアイクラブ「Rentistas」を必ず経由するといったもの。言わばトンネルクラブだ。一説によると税金対策とも言われているが「Hulk」が移籍した際、東京V側だけでなく「Rentistas」にも移籍金が振り込まれてたとも….。

日本人にとってポルトガルへのプレイは本当に適した環境なのだろうか?

その他仲介を確認すると元鹿島「Caio」等も載っているので興味ある方は
追求してみるとまた面白い発見があるかもしれない。

追伸:大野美夏氏の記事がとても参考になりました。
ありがとうございました。

~終わり~

参考文献:大野美夏(2009). “有能ブラジル人をJに送り込む敏腕代理人の極秘ルートがある!?”、
週刊サッカーマガジン第44巻第6号 通算1226号.

Pocket

コメント

タイトルとURLをコピーしました