今、徳島ヴォルティスは窮地に立たされている。
リカルド・ロドリゲスの後任として「ダニエル ポヤトス(Dani Poyatos)」が就任するものの、厳しい日程によるターンオーバー制が上手くいかず、順位は降格圏内の一歩手前の16位についている。
一方で新たな選手獲得やスタッフ就任について調べると徳島特有の独自コネクションやエージェントの動向等といった意外な一面が見られたのが判明した。昨年のと読み比べながら変化を楽しんで見て頂きたい。

JSP/アスリートプラス × 外国人 × 志水 和司
監督:Dani Poyatos⇒? ※MRH Football Agency
ユースコーチ:倉貫 一毅⇒? ※SARCLE
通訳:志水 和司GK:上福元 直人⇒大野 祐介(JPN)※アスリートプラス
GK:長谷川 徹⇒なし?
GK:松澤 香輝⇒小林 博(JPN) ※JSM
GK:後東 尚輝⇒なし?DF:吹ヶ 徳喜⇒久米 宏典(JPN) ※フットステージ
DF:森 昂大⇒なし?
DF:Cacá⇒Bruno Bello Vicintin(BRA) ※Dunkirk Sports
DF:内田 航平⇒大野 祐介(JPN)※アスリートプラス
DF:福岡 将太⇒佐久間 清次(JPN) ※eAMA
DF:Dusan Cvetinovic⇒Laughton Dominic(ENG) ※現在JFA仲介人リストから抹消
DF:鈴木 大誠⇒武井 択也(JPN) ※イマージェント
DF:石井 秀典⇒なし?
DF:秋山 拓也⇒鈴木 規郎(JPN) ※By players
DF:安部 崇士⇒なし?
DF:奥田 雄大⇒宮本 行宏(JPN) ※フットステージ
DF:Diego⇒Sandro Wienhage or Alexander Kuniy ※クラブ側仲介なし
DF:田向 泰輝⇒遠藤 貴(JPN) ※ユニバーサルスポーツジャパンMF:大森 博⇒なし?
MF:Cristian Battocchio⇒? /LEE Jin woong?
MF:藤田 譲瑠 チマ⇒藤田 邦広(JPN) ※UDN
MF:鈴木 徳真⇒段家 卓也(JPN) ※UDN
MF:小西 雄大⇒小田原 匡(JPN) ※JSP
MF:岩尾 憲⇒? ※19年度まで宮本 行宏が担当
MF:岸本 武流⇒大野 祐介(JPN)※アスリートプラス
MF:藤田 征也⇒熊崎 厚夫(JPN)※JSP
MF:西谷 和希⇒武井 択也(JPN) ※イマージェント
MF:渡井 理己⇒小田原 匡(JPN) ※JSP
MF:杉森 考起⇒稲川 朝弘(JPN) ※スポーツ・ソリューション
MF:浜下 瑛⇒植木 竜介(JPN) ※MYYK
MF:川上 エドオジョン 智慧⇒斉藤 順(JPN) ※Production9FW:西野 太陽⇒? ※JSP
FW:宮代 大聖⇒佃 ロベルト(JPN) ※スポーツコンサルティングジャパン
FW:垣田 裕暉⇒鈴木 秀和(JPN) ※アスリートプラス
FW:藤原 志龍⇒小田原 匡(JPN) ※JSP
FW:河田 篤秀⇒秋山 祐輔(JPN) ※SARCLE
FW:佐藤 晃大⇒高木 泰裕(JPN) ※JSP
FW:鈴木 輪太朗イブラヒーム⇒的地 酉(JPN) ※シンプレ赤文字:新加入
青文字:退団
・昨年度と同じJSPとアスリートプラスが台頭している。
・今年もクラブ側仲介が行われていない。
・通訳に就任したのは元エージェント
現状維持のJSPと女性選手に注入するアスリートプラス
関西クラブ中心にクライアントが集中している大手「ジャパン スポーツ プロモーション(JSP)」。新たな動きとすれば若手である「西野 太陽」と「藤原 志龍」2人をクライアント入りさせている。エージェントが増えている昨今のサッカー界で将来性ある選手と契約させることが難しい中、見事成功させていることは流石というべきか。

クライアント数は少し劣るが徳島との関係はより重要視される「アスリートプラス」。
近年は他エージェント同様、クライアント数を増やす傾向があり、女性選手にも注入している。「ノジマステラ神奈川相模原」に加入したナイジェリア女子代表「サンデイ ロペス(Sunday Lopez)」も弊社が手がけた選手だ。ただスペイン色に舵を切っている徳島にとっては現時点ではアフリカ系選手が数人加入する可能性は低そうだ。
クライアント契約情報
宮本恒靖等をマネジメントしている
「(21-078)大野 祐介」率いるアスリートプラスが「ノジマステラ神奈川相模原」でプレイする
元ナイジェリア女子代表「Uchechi Sunday」をクライアントin させた模様#ノジマステラ神奈川相模原 #WEリーグ pic.twitter.com/uaS8ZDLicl
— jun jun@im not agent (@junjunjun351) October 3, 2021
JFAエージェントに頼らない獲得網
2015年:3,225,730円
(西真田 佳典⇒ALEX Antonio De Melo Santos “選手契約に関する交渉”)
(本田 弘幸⇒金 京中 “選手契約に関する交渉”)2016年:2,376,000円
(田邊 伸明⇒金 鐘必 “選手契約に関する交渉”)2017年:0円
2018年:0円
2019年:0円
2020年:0円
他Jクラブと違い、徳島は独自コネクションを構築しており、そこから質の高い選手を獲得している。仲介人制度開始以降、クラブ側仲介で獲得したのは3人のみで、それ以外は直接事務所に報酬を支払っているとみられる。
徳島に加入した元イタリアU21代表「Cristian Battocchio」
代理人はFC岐阜でガボン代表「Frédéric Bulot」と連れてきた韓国人「LEE Jinwoong」と言われている#vortis #徳島ヴォルティス #jleague #Jリーグ #fcgifu #TeamPirates 🏴☠️ pic.twitter.com/AaKO63JGV8
— jun jun@im not agent (@junjunjun351) February 7, 2021
アルゼンチン人「クリスティアン・バトッキオ(Cristian Battocchio)」は当時特定の事務所に所属しておらず、謎の韓国人「LEE Jinwoong」というエージェント?が関与したとされる。彼はエージェントでフランスにコネクションを持っているが少なく、どこのスタッフなのか等不明。
結局バトッキオはホームシックが理由で双方合意の上、契約解除にてチームを退団、メキシコ「UNAMプーマス(Pumas de la UNAM)」へ移籍。確定ではないがJFAエージェント「(21-294)小林 徹」と面識があるらしく、食事している写真が確認されている。
ブラジル名門クルゼイロ出身で約1.3億円で獲得したセンターバック「カカ(Cacá)」。所属している事務所の「Dunkirk Sports」の「Bruno Bello Vicintin」によると徳島との契約期間は4年。またカカは弊社との契約を延長したとのこと。インスタグラムで動画として残されている。
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監督の隣に元エージェント
21年からスペイン語通訳として就任した「志水 和司」。ジローナFC、マジョルカのトップチームでの通訳を歴任しているが、それは10年前の話しで直近まではエージェントとして活動していた。自身の会社「エンセンデル」を持ち、スペイン遠征、クリニック事業を展開しながら選手マネジメントも行っていた。
過去には「嶋田 慎太郎」や「上村 周平」、昨年までは「坂本 広大」と契約していたが自身のスペインでのキャリアを活かせるような実績を残せていない。
また気になる情報が
スペインに拠点を置く「Identity Sports」で
代理人をしている「Raúl Molina Baldovi」が4月末、JFA仲介人リストに登録している「(19-023)志水 和司」と
会っていた模様どうやら日本と韓国(何故かは不明)の道が開かれたとか
夏にまたスペイン人?#ESP #JFA pic.twitter.com/W9Va2wrnLj— jun jun@im not agent (@junjunjun351) May 6, 2019
スペイン語に長けた通訳が多くいる中で何故志水氏が選ばれたのかは不明だが、もしかしたらポヤトスを監督に推薦したのは彼かもしれない。
残留争いを乗り越える為に
J1リーグ第32節で残留争いの大一番である横浜FCと対戦したが5-3と惜敗してしまい、勝ち点29と降格圏内である17位の湘南ベルマーレとの差が僅か1と迫っている。
もし降格が決まれば主力選手の放出は免れず、チーム再編成を余儀なくされる。これを回避するためにも、残りの試合を全て勝利しなければならない。
どうなるか?
~~終わり~~
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