4月2日でJリーグ移籍期間が終了する。
そのギリギリの状況でも未だに移籍情報が世界中から舞い込んでくる。クライアントの為、自身のビジネスの為にエージェント(代理人)はタイプリミットまで全てを捧げている。
今回はそんな締め切りまでに来てくれると思われる外国人選手とエージェントについて4人ほどご紹介する。
特に冒頭の「カスパー ユンカー(Kasper Junker)」のエージェントは以前からクラブの対応に対し爆発してしまったようなので、その点含めて楽しんでくだされ~~。
カスパー ユンカー(Kasper Junker)
身長186cm。デンマークU21代表歴を持ち、左足から放たれる正確なシュートは強烈で足元のファーストタッチが柔らかい技術力も持ち合わせているストライカー。
彼のエージェントである「Christian Bysted Christensen」はアナリストとしてスウェーデン、ノルウェー、デンマークの企業に勤めていた経歴を持ち、2017年に「ELITE CONSULTING」を設立しており、受け持っているクライアントも代表レベルである。
名古屋に加入すると噂の
元ノルウェーU21代表「Kasper Junker」事務所はノルウェー系「ELITE CONSULTING」
国内ではエリートに分類する右の彼はCEOで代理人「Christian Bysted Christensen」
またKasperは契約が残っている為
違約金が発生する(2020年入団で3年契約)#grampus #名古屋グランパス pic.twitter.com/Q86z9QC0u7— jun jun@im not agent (@junjunjun351) March 12, 2021
Christian氏はカスパーが所属しているデンマーク「Bodø/Glimt」に不満を持っていた。というのも2月頃からトルコからオファーがあったのもののクラブ側は
「振込手数料が支払われる確実性が不十分であり、振替が既知の通常の構造で構成されている」
と交渉が中止されたと述べている。その後、イタリア方面からも同じようなオファーが出してきたにも関わらず、同じように拒否している。
カスパー自身も移籍先が決まらずクラブ側のこのような対応に失望している。そんな状況の中で3月に入ると事態は急速に動きだすこととなる。
3/11「ESPN」名古屋グランパスがカスパーに対してオファー
ここでは具体的な違約金等は明記されていないものの、両クラブ協議中で名古屋側はシーズンが始まってこともあり、出来るだけ早く契約する予定だったようだ。
誰もが名古屋が獲得すると思いきや状況は急展開を見せる。
3/21「Nettavisen sport」 浦和レッズがカスターに対しオファー
その10日後ノルウェー「Nettavisen sport」から浦和レッズが2,000万NOK(日本円で約3億円?)のオファーを出したとのこと。
浦和は補強ポイントである念願のセンターフォワード獲得なので移籍期間(4/2)が、あとわずかなので一刻も早く交渉を済ませたいという焦りもあるかもしれない。
カスパーは↑の報道の日曜日の夜遅くにクラブのプレイヤーホテルを出発している。
Christian氏の指示だったのかは不明だが少なくとも過去のクラブ側の対応を考慮すると致し方無い行動だったかもしれない。
カスパーのチームメイトにも別れの挨拶が出来ていなかった悲しい移籍かもしれない。
因みにカスパーのインスタ アカウントのフォロー欄にJFAエージェントの名前が載っていた。
そのエージェントはジュビロ磐田をはじめ数多くの外国人選手仲介に関与している人物である。一方Christian氏のアカウントには別のJFAエージェントをフォローしており、前者とは別人。
トニー アンデルソン(Thonny Anderson)
「クルゼイロ(Cruzeiro)」出身でトップ下を主戦場としているテクニシャン。
視野の広さを生かした華麗なパスが持ち味でキープ力もあり、強さもある。
浦和がオファーしていると
噂のブラジル人「Thonny Anderson」事務所はブラジル系「AAD sports」
代理人は「Alaece Dias」https://t.co/yRZCuTm7RmAlaeceの写真って
日本っぽいんだけど…………#urawa #浦和レッズ #CBF #BRA #Bragantino pic.twitter.com/sYvfJzNUlw— jun jun@im not agent (@junjunjun351) March 28, 2021
Alaece氏の写真をよく眺めてみるとアルビレックス新潟のホームスタジアム「デンカビッグスワンスタジアム」のように見える。
来日経験があるとするとJFAエージェントと交流を持っている可能性がある。
浦和でプレイしていたレオナルドと深いかかわりを持つ「(20-152)宮川 悟」が該当する。
一部報道によると「ヴァスコ・ダ・ガマ(Vasco da Gama)」等からもトニーに対し、オファーを出していることに対しAlaece氏は
「トニー・アンダーソンを雇うことに興味があるということについて、ヴァスコから連絡はありません。また、ブラガンティーノからクラブの交渉について知らされていません」
と一蹴した。
もう浦和との交渉が完了に近づいているという意味なのか?それとも他クラブへの揺さぶりなのか?真相はいかに!?
ロマリーニョ(Romarinho)
27歳でありながら期限付き移籍を繰り返してきた苦労人で168cmと小柄でフェイントを交えた華麗なドリブルが魅力。
両ウイング適応可能。スピードもあり、動画内では相手選手2、3人を翻弄させている。
契約が22年7月までなので違約金が発生する。
横浜Fマリノスが獲得オファーを出しているもののブラジル紙「Opovo」によるとクラブディレクター「Sérgio Papellin」は新型コロナウイルスにより就労ビザが下りないことから交渉が滞っているとコメント。
#spulse ? #fmarinos ? からオファーを受けていると
噂のブラジル人「Romarinho」事務所はSC相模原等と交流ある
「Sandro&Ehler Assessoria Esport」https://t.co/0s2tCmyggy代理人は何度も来日している
「Ehler Luiz Pessoa」日本窓口は
「(20-046)西真田 佳典」か「(20-064)稲川 朝弘」 pic.twitter.com/10VkmsTDYo— jun jun@im not agent (@junjunjun351) March 24, 2021
「Sandro&Ehler Assessoria Esport」のクライアントには鹿島アントラーズ「レオ シルバ(Leo Silva)」や鹿児島ユナイテッド「ジョン・ガブリエル(Joao Gabriel)」等が在籍している。
ロマリーニョのエージェントは日本に何度も訪れている「Ehler Luiz Pessoa」である。Jクラブ関係者との繋がりは濃く、特にSC相模原に何人ものクライアントを移籍させている。
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ではロマリーニョに関して日本窓口を担当しているエージェントは誰なのか?
レオシルバに関して19年度仲介人取引一覧によると「ジャパン スポーツ プロモーション(JSP)」の「(20-046)西真田 佳典」がクラブ側仲介を行っていることから今回のロマリーニョの件も担当していると考えられる。
また大宮のマテウス移籍を携わり、近年マリノス側の接近が年々濃くなっている「(20-064)稲川 朝弘の可能性がある。
今シーズン加入した「エウベル(Élber)」や来日予定の「レオ セアラ(Leo Ceara)」も彼が手掛けたもの。最近ではクラブに何度か足を運んでいるらしいのでロマリーニョの件で打ち合わせしているのだろう。
ルイス フェリピ(Luiz Phellype)
ベルギー「スタンダール(Standard Liège)U19」出身。アンゴラでのプレイ経験をCFタイプのブラジル人。
背中を使ったポストプレーが巧み。キープ力もある。献身的な守備で攻守にわたって貢献。ヘディング強い。
報道によると浦和レッズがオファーするも断られると伝えられている一方でブラジル名門「サンパウロ」移籍の噂が浮上している。
エージェントはポルトガルサッカー協会HP内に配布されている資料によると「João Alberto Malik de Aragão」という人物が仲介したとある。
それ以外、彼がどんな人物なのかが全く不明であることが残念であるがJFAエージェントの誰かがコンタクトを取ってきたのかもしれない。
~~終わり~~
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