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クラブとエージェントとの関係性(アーセナルFC/2020夏編)

念願のリーグ優勝を目指すArsenal(アーセナル)。
だが長年監督を務めていたヴェンゲル政権以降は迷走を続けている印象がある。

今回はArsenalのエージェント事情を解明しクラブ強化編成等もまとめて
来シーズン補強も含めて考察していく~~。

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ナイジェリア人 ✖ ビジネスマン ✖ 肉親

例の方法で探してみると以下の通り。
なかなか興味深いものとなった。

監督:Mikel Arteta⇒Paul Martin(ENG?) ※Wasserman?

GK:Bernd Leno⇒Uil Ferber(GER) ※Fair-Sport Gmbh
GK:Emiliano Martínez⇒なし? ※Amir Ali kohansal? (Sports Invest UK Ltd)
GK:Matt Macey⇒Steve Wood(ENG) ※Midas Sports Management
DF:William Saliba⇒Moussa Sissoko(FRA)
DF:Sokratis⇒Konstantinos Farras(GER)
DF:Shkodran Mustafi⇒Philipp Degen(FRA)? ※SBE MANAGEMENT AG
DF:David Luiz⇒Giuliano Bertolucci(BRA) 選手側仲介/Sports Invest UK Ltd クラブ側仲介
DF:Rob Holding⇒David Manasseh(ENG) ※Stellar Football
DF:Pablo Marí⇒Arturo Canales(ESP) ※AC Talent
DF:Kieran Tierney⇒? ※Stellar Football
DF:Sead Kolasinac⇒Gordon Stipic(GER) ※ISMG INTERNATIONAL SPORTS MANAGEMENT GMBH
DF:Héctor Bellerín⇒Albert Botines(ESP) ※Goal Management
DF:Ainsley Maitland-Niles⇒Aidy Ward(ENG) ※COLOSSAL SPORTS MANAGEMENT
DF:Calum Chambers⇒MATTHEW KRUPNIK KAY(ENG)? ※親族が担当してる説あり
DF:Cédric Soares⇒? ※Sports Invest UK Ltd
MF:Lucas Torreira⇒Oscar Bentancourt(URU)
MF:Granit Xhaka⇒Jose Noguera Rodriguez? ※SIGNATURE – ISCM AG
MF:Mattéo Guendouzi⇒Philippe Nabe(FRA) ※NABE MANAGEMENT & CONSULTING
MF:Dani Ceballos⇒José Antonio Martin(ESP)※BAHÍA INTERNACIONAL
MF:Joe Willock⇒Charles Willock(ENG) ※Joeの父親
MF:Mesut Özil⇒Erkut(ENG)/Mutlu Ozil(Mesutの兄) ※Family and Football
FW:Gabriel Martinelli⇒Marcos Fernando Hirs Casseb(BRA) ※TFM Agency
FW:Bukayo Saka⇒Emeka Obasi(NGA) ※ELITE PROJECT GROUP LIMITED
FW:Nicolas Pépé⇒Traore Aboubakar(CIV)
FW:Reiss Nelson⇒Emeka Obasi(NGA) ※ELITE PROJECT GROUP LIMITED
FW:Pierre-Emerick Aubameyang⇒Pierre Philippe(FRA)?/Pierre-Francois Aubameyang(父)
FW:Alexandre Lacazette⇒David Venditelli(FRA) ※SCORE AGENCIES
FW:Eddie Nketiah⇒Emeka Obasi(NGA) ※ELITE PROJECT GROUP LIMITED

マーカーで色分けしている通り
まとめてると

Emeka Obasiはイングランドでプレイしナイジェリア国籍を持つ選手をマネジメントしている
エージェントである。他選手にはEverton「Alex Iwobi」やRiverpool「Sheyi Ojo」等比較的20代中心に契約している。

Elite Project Group

興味深いのはEmekaはFC Watfordユースに所属し当時14歳だった「Jadon Sancho」をMan Cityユースに移籍させた支払い手数料として20万ポンド受け取ったとされている。

Nigerian Agent In Hot Water After Receiving N93.2M For Transfer Of Sancho To Man City :: All Nigeria Soccer - The Complete Nigerian Football Portal

これが物議を醸し、FA規定にも「認定エージェントは、16歳未満またはまだ満員のプレーヤーを紹介した結果として、直接的または間接的に、いかなる手数料、手数料、または支払いまたは報酬を請求または受領してはならない」と記載されている事からEmekaからエージェントライセンスを取り消すかまで発展したようだ。結局Transfermarktで確認すると支払いが書かれていたので何かしらの裏技で回避したのだろうか?

Sports Invest UK Ltdはイランにルーツがあると言われるビジネスマン「 “Kia” Joorabchian」がディレクターを務める会社である。このKiaがサッカー界では”なかなか”の評判で元アルゼンチン代表「Carlos Tevez」のManchester U移籍の件で「West Ham United」と契約等で揉めたりと問題を起こしている。また元ブラジル代表「Ramires」移籍にも関与したとも言われている。因みにKiaはエージェントではないと語っておりSports Invest UK Ltdには「Nojan Bedroud」という方が在籍しているが実体はKiaが裏で操っていると思われる。

Kia Joorabchian - Wikipedia

サッカー界では選手のがエージェント業を行なうのは珍しいことではない。
例えばフランス「PSG」でプレイしていた「Adrien Rabiot」は自分の母親をエージェントとしてつかせていたが、なかなかクラブが見つからず最終的にクビにした(現在は再び母親が担当しているらしい。マザコンじゃないよね?)。

Adrien Rabiot hires new agent after firing his own mother | SportsJOE.ie
Wantaway PSG midfielder Adrien Rabiot has fired his own mother and hired a new agent after a January move to Barcelona fell through.

Arsenalの場合、肉親が契約に関わる選手が4人存在するのは珍しい。またÖzilのように兄と同じ事務所のエージェント「Erkut(ENG)」と一緒に仲介している。

 

Arsenalクラブ強化編成について
ヴェンゲルが監督していた頃はCEO兼強化責任者であった「Ivan Gazidis」と協力しながら取締役会の大株主から提示される予算をやりくりしながらリーグを戦ってきた。

しかし時代は移り変わりヴェンゲルは退団、Ivanも2018年に「AC Milan」へ入団し後任としてインド出身「Vinai Venkatesham」、フットボールリレーションとして「Raul Sanllehi」が就任。
ヴェンゲルの後継者として「Unai Emery」を招聘させるも成績不振で解任を迫られてしまう。その後、現在Artetaが後任として監督を務めている。スペイン人を監督としてチョイスするのはRaulの影響力が高いと思われる。

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来シーズンについて(光と影)

2020年7月初旬
Bukayo Sakaがクラブとの契約を更新したと発表された。
事務所インスタでも同じく更新されている。

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だがサポーターからも将来期待されているはずの「Guendouzi」が Brighton戦にて
「Neal Maupay」との衝突が引き金となり監督Artetaと疎遠になっているとの報道も流れている。
「Guendouzi」が率先して謝罪して今後気をつけるような姿勢を見せなかったことがArtetaが失望した理由らしい。

Guendouzi 'did not impress' in meeting so trains alone - Football365
Matteo Guanedouzi has spent over two weeks training alone and is likely to be sold this summer.

そんな中
スペイン「Atlético Madrid」からガーナ代表「Thomas」が来夏チームに加わるという噂がある。
彼のエージェントはスペイン「JJ SPORT MANAGERS SL」の「Jose Daniel Jimenez Pozanco」。
過去にArsenalとの接触したかは不明だが恐らく、これもフットボールヘッド「Raul」のコネクションと思われる。

確かに代表歴もあり中盤を上手く締めるプレイが可能なThomasだが契約期間が2023年まで残っており違約金またはバイアウト(契約解除違約金)で加入させることは可能だが予算等も考慮すると、そう簡単に事が進むとは考えにくい。

Guendouziを移籍させて、その資金を使ってThomasを狙うシナリオも用意してあるのだろうか?エージェントである「Philippe Nabe」が何かしら動きを見せているかもしれない。

~終わり~

 

~~追記(8/14)~~

8/14日「(Willian Borges Da Silva)」加入が決定。

契約期間は3年とのこと。

現時点では「David Luiz」の去就は不透明だがクライアント数が2人という事になる。
(エージェントはKia Joorabchian,事務所はSPORTS INVEST UK LTD)

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