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クラブとエージェントとの関係性(ヴィッセル神戸/2022年編)

バルセロナのポゼッションサッカーから脱却しはじめているヴィッセル神戸。

成績不振による二度の監督交代から見事リーグ残留を達成。一方で新規と言えるエージェント(代理人)の接近が選手補強にも、影響を与えていることが判明している。様々な思惑が見え隠れており、チーム編成に変化が表れている。

新規エージェントによる仲介は新たな取引先として補強を進める傾向があるので、他ポイントを含めて把握して頂けると幸いである。

クラブとエージェントとの関係性(ヴィッセル神戸/2021編)
大型補強を敢行し、心機一転を図るシーズン。CRフラメンゴからリンコン(Lincoln)獲得成功はファン、サポーターも歓喜。その裏方では、あの神戸元通訳の方がエージェント(代理人)として交渉していた。 今回はヴィッセル神戸2021についてエ...
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UDN× 外国人選手事情 × ポルトガル

監督:三浦 淳寛⇒なし?

GK:前川黛也⇒松浦 修也(JPN) ※プレイヤーズファースト 契約交渉 計2回
GK:飯倉大樹⇒宮本行宏(JPN)/久米宏典(JPN) ※フットステージ
GK:廣永 遼太郎⇒小林 博(JPN) ※JSM
GK:坪井 湧也⇒なし?

DF:Thuler⇒Giuliano Bertolucci(BRA) ※大坪 健太/Victtao等が仲介
DF:小林 友希⇒段家 卓也(JPN) ※UDN
DF:槙野 智章⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
DF:菊池 流帆⇒小野 壮彦?(JPN)  ※ASTONICK/20年度まで田邊 伸明が担当
DF:大崎 玲央⇒小野 壮彦?(JPN) ※ASTONICK/19年度まで田村信之が担当、20年頃にSPORTS&LIFEに所属
DF:尾崎 優成⇒山本 祥平(JPN) /GUIDO WALTER?(GER)
DF:酒井 高徳⇒段家 卓也(JPN) ※UDN/Guido Walter?
DF:初瀬 亮⇒西真田 佳典(JPN) ※JSP
DF:飯野 七聖⇒石田 博行(JPN) ※ODOROKI
DF:山川 哲史⇒段家 卓也(JPN) ※UDN
DF:櫻内 渚⇒宮本 行宏(JPN) ※フットステージ

MF:橋本 拳人⇒今井 健策(JPN) ※フットバリューアジア/16年度に一木 伸之が担当
MF:山口 螢⇒西真田 佳典(JPN) ※JSP?/UDN
MF:Sergi Samper⇒Joel Borràs(ESP)? ※WSN(旧SPORTS&LIFE) クラブ側仲介なし
MF:扇原 貴宏段家 卓也(JPN) ※UDN
MF:Andrés Iniesta⇒Joel Borràs(ESP) ※WSN(旧SPORTS&LIFE) クラブ側仲介なし
MF:郷家 友太⇒段家卓也(JPN) ※UDN 
MF:小林 祐希⇒? ※JSP
MF:日髙 光揮⇒? ※SPORTS&LIFE/坂口 徹?
MF:井上 潮音⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
MF:佐々木 大樹⇒宮川 悟(JPN) ※One Management
MF:中坂 勇哉⇒首藤 雄介(JPN) ※JSP

FW:汰木 康也⇒宮本 行宏(JPN) ※フットステージ
FW:Bojan Krkic⇒Darren Dein?(ENG) /NSN(旧SPORTS&LIFE) クラブ側仲介なし
FW:武藤 嘉紀⇒Joel Pannick(ENG) ※CAA BASE
FW:Lincoln⇒? ※TFM AGENCY/岡本 健太郎(JPN) クラブ側仲介なし
FW:Stefan Mugoša⇒? ※Ivan Sports Korea/ クラブ側仲介なし
FW:大迫 勇也⇒秋山 祐輔(JPN) ※SARCLE
FW:藤本 憲明⇒野村豊幸(JPN) ※エースポーツクリエイション
FW:小田 裕太郎⇒本田 弘幸(JPN) ※HEROE

赤文字:新戦力
青文字:退団

参考:http://www.jfa.jp/football_family/intermediary/

昨年に引き続き、「UDN」クライアントが占めている。
クラブ側仲介なし。
ポルトガルに繋がるJFAエージェントが台頭し始める?。

スペイン離れ加速

日本代表「冨安 健洋」等をマネジメントしている「UDN」のクライアントが多く占めている昨今。「横浜・F・マリノス」から加入した「扇原 貴宏」について仲介しており、各Jクラブの若手がUDNと契約するケースが増え始めている。

UDN SPORTS - アスリートが、社会を変える。あなたと変える。
UDN SPORTSはアスリートが培った経験や知識を尊重しつつ、彼らの活動を支援していきます。 アスリートの参画による社会貢献活動や商品開発等を展開し、より良い未来の実現を目指します。アスリートと共に社会を変えるサポーターを募集しています。

だが神戸の場合、必ずしもエージェントを「UDN」に選択しているわけではなく、詳細は伏せるが例をあげるとGK「坪井 湧也」は有力な事務所ではないが実績豊富で数多くのJ選手が所属している。

一方でイニエスタを始めとしたスペイン人を獲得する流れが、ここにきて、のちに紹介するブラジル人中心に切り変えようとする動きがある。

https://wearensn.com/talents/

。イニエスタがCEOを務める「Never say never(NSN) ※SPORTS&LIFE」側のエージェントである「(315)井堂 彰人(現:セルティック通訳)」が仲介人リストから抹消されているので、今後スペイン人獲得は、しばらくなさそうだ。

因みにスペイン「CDアトレティコ・パソ(CD Atlético Paso)」へ期限付き移籍中の「日髙 光揮」は渡欧前に「SPORTS&LIFE」とマネジメント契約を結んでおり、インスタグラムで公開された。両者との契約年数についてはコメントされておらず、具体的な内容は伝えられていない。

日高は神戸に加入する前は元名古屋グランパスユースコーチだった元エージェント「(

 

2015年:0円

2016年:29,070,600円
(稲川 朝弘⇒ウェスクレイ “選手契約及び移籍合意に関する交渉” 相手先:Atletico MG)

2017年:0円

2018年:0円

2019年:0円

2020年:0円

2021年:0円

参考:http://www.jfa.jp/football_family/intermediary/

例年の予想通り、クラブ側についた仲介が行われず、支払手数料が発生していないが1年の間に外国人選手側に動きがあったので簡単に説明していく。

まず8月にブラジル「クルゼイロ(Cruzeiro)」へ期限付き移籍した元ブラジルU23代表「リンコルン(Lincoln)」。

正確な時期は不明だが「TFA Agency」から「CBFacademy」に乗り換えていることがインスタグラムで発表されている。その後リンコルンは23年に神戸へ復帰している。

また違約金1億円近くで獲得しているモンテネグロ代表「ステファン・ムゴシャ(Stefan Mugoša)」。仲介を任されたのが韓国人中心にマネジメントし、Jリーグ創成期時代から関係している「IVAN SPORTS」。

意外にも過去に韓国人を獲得してきた神戸とIVANとの関係が薄く、11-12シーズン「ペ・チョンソク(BAE Chun-Suk)」以来、約10年ぶりの取引だったようだ。

ムゴシャの奥さんの病気治療が神戸を選んだ理由としているが違約金約1億円に対して、仲介手数料をいくら発生しているかは不明。売り込みではないのでIVAN側が受け取った金額は低いと予想しているが真相は如何に。

ポルトガルのJFAエージェント

このエージェントは、のちの移籍関連に多大な影響を与えるのではないか?

(22-084)大坪 健太」は各日本人選手のみならず元FC東京アンバサダー「アマラオ(Amaral)」をマネジメントしており、ポルトガルにも繋がりを持っている。ポルトガルサッカー協会(FPF)の仲介人リストに登録しており、いくつかの取引もこなしていたようだ。

昨夏に加入した元ブラジル代表「マテウス・トゥーレル(MATHEUS THULER)」に関しても大坪氏が仲介している。またFC東京ゼネラルマネージャー(GM)だった「山形 伸之」とは「UDオリヴェイレンセ(União Desportiva Oliveirense)」買収時に協力していると思われる写真も確認されている。

23年シーズン、セレッソ大阪から獲得したブラジル人「パトリッキ(Jean Patric)」も彼が連れてきたことから今後の補強に深く関わることが予想される。

~~SHOW DE BOLA(ショーデボーラ)のクライアント一覧(23年)~~

・黒川 淳史(町田ゼルビア)
Jean Patric(ヴィッセル神戸)
・新井 瑞樹(横浜FC)
・小野原 和哉(ツエーゲン金沢)
・Matheus Vidotto(東京ヴェルディ)
・小池 裕太(横浜FM)
・大谷 駿斗(ツエーゲン金沢)
・Léo Bahia(ツエーゲン金沢)
・Kazu(Oliveirense)
・小枇 ランディ(Oliveirense)
等々

Players / SHOW DE BOLA LTD.
The list of our clients.

 

 

今後の展望

ヴィッセル神戸 売上/利益/業績推移の決算グラフで経営分析 2022
数字のみの財務諸表をグラフに変換。売上、利益、総資産、内部留保を同じ縮尺で並べて、かんたんに決算を確認できます。 兵庫県神戸市に本拠地を置くJリーグクラブ、楽天ヴィッセル神戸、業績の推移や財務を紹介。

ついに23年夏にイニエスタのチーム退団が発表され、一つの時代が終わろうとしている。その間の動きを簡単に説明するとイニエスタとともに「Never say never(NSN)」設立した「Joel Borràs」が元「Rakuten TV」創立者「Jacinto Roca」と楽天「三木谷 浩史」と会っていたようだ。

詳しい内容は不明だがイニエスタの今後等を話し合っていたと思われる。

また先日発表された国立競技場でのバルセロナとの親善試合についても、もしかしたら関わっているかもしれないが真相は不明。

~~終わり~~

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