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サッカーエージェントを探す 厳選4つのツール

今まではサッカーエージェントを見つけることが一つの終着駅だったが現在は彼らを取り巻く環境の中でビジネスパートナーが誰なのか?受け持っているクライアントにはどんな選手、監督と契約しているのか?それらを意識しながら

今回の記事は自分が普段サッカーエージェントについて検索する際、非常に役に立っているツールを4つほど紹介していく。

順番通りにツールを使う必要なく、要所要所で使い分けるのも有効なので
ご覧あれ~~。

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トランスファーマーケット(Transfermarkt)

Football transfers, rumours, market values and news
Transfermarkt - The football website for transfers, market values, rumours and stats

世界で最も有名なサッカーデータベースでファン、サポーターなら一度くらいは利用したことがあるではないだろうか?

選手キャリアのみならず、あらゆる面を調べ上げることが可能でエージェントも例外ではない。

例えば、日本で有名な選手「本田圭佑」を例にしよう。右上の検索バーから英語「honda」と入力してみると…

結果が36ヒット。その中から本田圭佑をクリック。プロフィール欄を見てみると「HEROE(エロエ)」という事務所(Agents)が載っている。そこからさらにクリックすると

本田圭佑が所属している事務所ページに移動。すると他のクライアントや”Staff”欄を確認することが出来る。川崎フロンターレ「家長 昭博」や浦和レッズ「西 大伍」も本田と同じ事務所なんだな~。

注目は”Staff”欄「Hiroyuki Honda」。一人しかいないので殆どの場合、エージェントであることを指す。この人物をGoogle等で検索すると「本田 弘幸」であることが分かる。つまり本田圭佑は実兄である「本田 弘幸」と契約している。

COMPANY - HEROE CO., LTD. エロエ株式会社
理念 HEROE(エロエ)という名には「常にアスリートと共に努力し続ける」という想いが込められています。たった

この流れでも十分情報を得ることができるが、事務所公式HPを探して見るのも面白い。Transfermarktよりクライアント最新情報について更新が速いケースが多いので両方のHPを比べてみるのもオススメ。

しかし、必ずしも全選手に↑エージェントのリンクが付いているとは限らない。また情報が更新されずに本来エージェントを変えているにもかかわらず、そのまま放置されているケースめ存在する。

例えばサンフレッチェ広島「青山敏弘」だとエージェントリンクが無く、この時点では青山は誰とも契約していないと解釈してしまう危険がある。

別視点からセレッソ大阪大久保嘉人」に関しては長谷部誠等が在籍しているドイツ系の事務所が表示されている。実際に大久保自身がドイツへ移籍した際、仲介してもらった経緯はあるのだが現在も交流があるかは皆無。

このようにトランスファーマーケット一択に頼りすぎると正確な情報を手に入れることができない危険が潜んでいる。

それらを防ぐ為、エージェントを調べる際はトランスファーマーケットのみならず複数の媒体を利用することをオススメする。

各協会の仲介人取引一覧に関する資料

仲介人制度とは2015年4月より開始した選手エージェントと代わる制度。

全世界のサッカー協会HPには選手、クラブがエージェント(仲介人)に支払った詳細に関する資料が開始されている。形式はPDF、HP1ページ丸ごと等、協会ごとに異なるが日本サッカー協会(JFA)も例外なく資料がアップされている。それらを閲覧することで選手を担当しているエージェントを確認できる。

ここではトランスファーマーケットで発見することが叶わなかった選手のエージェントを見つけ出すので前者の見分け方を伝授する。

フットボールエージェント制度
フットボールエージェント制度についての紹介や、仲介人の登録方法、選手、監督・コーチ等の関係者への情報、年度別取引情報の公表を行っています。


2021年時点で最新情報の資料が「登録仲介人が関与した2019年度の取引一覧(2019年5月31~2020年7月13日まで)になるので、ここをクリックするとPDF形式画面に切り替わる。

登録仲介人が関与した2019年度の取引一覧を一部引用

仲介人氏名は”仲介人リスト“の番号順から取引内容が公開される。取引数は約249種類存在するので探してる選手を捜し当てるのは時間が掛かってしまうので検索機能を使うと一発で見つけることが可能。スマフォでは「ページを検索」、パソコンでは「Ctrl」+”F”を押すと検索バーを表示させることができるので、そこから直接名前を入力すれば一発で見つけ出せる。

 

画像内の「契約クラブ/選手」は前者なら”クラブ側仲介“、後者なら”選手側仲介“。

“選手側仲介”とはエージェント側が選手と契約して代わりに相手先(クラブ)と交渉すること。

“クラブ側仲介”とはクラブと契約して代わりに交渉する。Jリーグの場合、助っ人を連れてくる際に行われ、相手先の殆どが外国籍選手本人であることが非常に多い。

また何故契約が残っているのに更新するのかという疑問を動画で解説しているので、ご覧あれ

 

これらを踏まえて試しにトランスファーマーケットで見つけられなかった青山敏弘と大久保嘉人を例に検索してみる。

青山の場合、「(20-064)稲川 朝弘」が彼の代わりに「サンフレッチェ広島」と”選手契約に関する交渉”を行った。稲川氏の会社名を仲介人リストから探し出し(株式会社スポーツ・ソリューション)グーグルで検索すると公式HPを発見することで、より確実性を見出せることができる。

株式会社スポーツ ソリューション|Sports Solution Inc.|Sports Solution INT'L Inc.
プロサッカー選手の代理人業務をメインとした株式会社スポーツ ソリューションのウェブサイトです。Jリーグ他数多くの選手が所属し活躍をしています。

大久保嘉人だと元プロサッカー選手「(20-041 西澤 明訓」が「東京ヴェルディ」と”選手契約に関する交渉”したとある。これも同様に仲介人リストから西澤氏が所属している組織を検索すると「ジャパン・スポーツ・プロモーション(JSP)」に所属していることが分かったので、そのままGoogleで調べると事務所HPまでたどり着ける。

PARTNER:J2 | FOOTBALL PLAYER'S AGENT
株式会社ジャパン・スポーツ・プロモーションは、スポーツを愛する一人一人のサポートをはじめ、スポーツ界全体の発展に貢献する企業を目指しております。サッカー選手エージェント、サッカー・フットサル大会の企画運営、サッカー・フットサル遠征・合宿手配、を主な業務としております。

このようにトランスファーマーケットと違い、事細かい取引内容を人目で把握できるのが、この資料の大きなメリットである。

ただデメリットは更新頻度が年一回なので常に最新情報を保っているわけではない。選手が突然エージェントを変える時がざらにあるので、こういった状況には不向きといえる。

インスタグラム(Instagram)

そこでSNSを使うことで解決する場合がある。

Explore photos and videos on Instagram
Discover something new on Instagram and find what inspires you

全世界で使われているSNSツールの一つ。

サッカー関連は常に何かしらの情報が公開されている。サッカーエージェントだと活動報告のみならず、クライアントに関する新規契約や契約更改、移籍情報、誕生日祝い等と様々。

日本エージェントも徐々にアカウントを持つようになってきている。

使用方法次第で新情報を先取りすることも可能。その一連の流れを御紹介。
個人的にJリーグに来る噂がある外国人を調べる際に、よく使用するので今回は例題していて清水エスパルスでプレイするブラジル人「ヘナト アウグスト(Renato Augusto)」が所属する事務所または関係しそうな人物を特定していこう。

Login • Instagram
Welcome back to Instagram. Sign in to check out what your friends, family & interests have been capturing & sharing around the world.

インスタにおけるプロサッカー選手プロフィールの多くは、このように名前の下に自身が所属している事務所アカウントリンクを貼っているケースが非常に多い。クリックしてみてポルトガル語等だったらChomeなら日本語に訳す。

もし、エージェントリンクを張っていない時は右下の「タグ付けされている人」からそれらしきものをスクロールしながら隈なく探してみれば見つかる時がある。

別ページでは宣伝を兼ねたカッコイイ画像にもヒントが隠されている。事務所ロゴマークらしきものがあれば、そこのクライアントである可能性は高い。ヘナトの場合、少なくとも3つの事務所と関係していることを示している(赤丸)。タグ付け(青丸)されているのであれば、リンク先に飛んでみて確認しよう。

これらの方法でまとめると

Squadra Unique Sports
GR Martinez
Futpress Comunicação(スポーツプレスオフィスに特化した事務所)

↑がヘナトと関係を持っていることが分かる。

情報、資料をかけ合わせることで見えてくる真実

より深い調べ方として先ほど紹介した「仲介人取引一覧」を使ってヘナトについて調べてみる。

そのままの名前(愛称)ではなく本名で明記されている(ヘナトの場合、Renato Augusto Santos Júnior)。検索は「清水エスパルス」クラブ名で入力していくと見つけやすい。

すると↑の写真のような取引を発見。

元Jリーガーで現在はエージェントとして活動している「(20-170)石田 博行」がクラブ側仲介としてヘナトに対して選手契約の交渉を行っている。

株式会社ODOROKI - 日本から世界へ「オドロキ」を。必ず。
選手と共に様々な「世界」を驚かす。プロスポーツ選手のマネジメントカンパニーである株式会社ODOROKIは、選手と共にスポーツを通じて様々な世界に「オドロキ」を提供します。

まとめると

ヘナトは少なくとも3つ以上の事務所と契約(関与?)しており
清水と実際に交渉したのは「(20-170)石田 博行」である。

 

といった具合に選手とエージェントとの関係を資料、SNSを通して一本の線に結びつける。

公式事務所HP

もし自分の気になっている選手、監督の事務所HPを保存しているのなら定期的にチェックするのもオススメ。年に何回か新規クライアントとの契約が発表されたりと最新情報をいち早くキャッチできるのがメリットの一つ。

HPから突然クライアント写真が消されていたりとする時があるので要チェック。

JFAの場合、「JFA仲介人リスト」の「所属先 Name of Company」からGoogleで調べるとヒットする事務所が多いので見つけ次第、ブックマークしておこう。

それでも見つからなかったら…………………………

これら紹介したツールでも見つからない時は待つことも大事。時期をずらして改めて調べなおすと情報更新により、探していたエージェントについて見つけられる。

諦めずに定期的に情報を集めてアウトプットすれば、面白い発見があるかもしれない。

~~終わり~~

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