近年成長が著しい日本代表「鈴木武蔵」。
数々のJクラブで武者修行で自分のストライカーとしての才能が開花。
そして2020年ついに念願の海外移籍、ベルギー「Koninklijke Beerschot Antwerpen Club」への加入する。
順風満帆に感じるがエージェント(代理人)面で見てみると
意外と苦労していることが判明した。
というわけで
今回は鈴木武蔵に関わったエージェントについて資料を利用しながら
説明していく~~。
最初は女性エージェント(2015年~2016年)
武蔵のキャリアを順に追って説明する。
ジャマイカ人の父と日本人の母の間で生まれた武蔵は桐生第一高等学校卒業後、2012年にアルビレックス新潟へ入団。
この時期は誰と契約していたのか?
例によってJFAのHPから仲介人取引一覧で確認してみると
「(16-060) 松村 まどか 鈴木 武蔵 “選手契約に関する交渉” アルビレックス新潟」
参考:http://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2016.pdf
女性エージェントである「松村まどか」という人物がクラブと交渉したことが分かる。
現在JFA仲介人の女性はごぐわずかしか登録していない
「(19-060) 松村まどか」という方もその一人実績はごくわずかだが
今後の動きも注目するべき人物である取引一覧によると過去に
・鈴木武蔵(2016) ※現在は「(19-134)段家 卓也
・宮崎幾笑(2016~2017) ※現在は「(19-154)菊地智哉」 pic.twitter.com/N2HDAn0nUT— jun jun@im not agent (@junjunjun351) March 15, 2020
彼女はどこかの税理士事務所にいたらしく、そこらへんの情報が不透明なので何とも言えないが少なくとも過去に武蔵と現在FC東京在籍の「宮崎幾笑」をマネジメントした経緯を持っていることが判明している。
どこで武蔵と彼女が出会ったのかは全く不明。結局2人の関係は1年で終息した。
2人目は香川真司も在籍するエージェント(2017~2019)
、その後プロ契約を交わす。Jリーグアンダー選別U23、水戸ホーリーホック、松本山雅FCへとプレイ環境が変わりつつも自分の価値を徐々に見出していく。
2018年にファーレン長崎へ完全移籍を果たし29試合11ゴールでシーズンを終える大活躍を見せる。翌年に移籍した北海道コンサドーレ札幌でのプレイが認められ、念願の日本代表に選出されキリンチャレンジカップ2019コロンビア戦にて先発出場。日々の努力が報われた瞬間でもあった。
2019年度まで武蔵をマネジメントしていた人物を確認すると
「(17-134) 段家 卓也 鈴木 武蔵 “選手契約に関する交渉” V・ファーレン長崎」
参考:http://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2017.pdf「(19- 134) 段家 卓也 鈴木 武蔵 “選手契約に関する交渉” 北海道コンサドーレ札幌」
参考:http://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2018.pdf
近年、Jリーグでも影響力が高まっているエージェント「(20-134) 段家 卓也」と契約したようだ。
このブログでもお馴染みな存在になりつつある段家氏。相棒である「(20-194)藤田 邦広」とともに日本は勿論、世界にもクライアント選手移籍を成功させている。
ベルギー「Royal Antwerp F.C.」へ期限付き移籍する「三好 康児」
今回の移籍は
「UDN Sport」だけでなく
元横浜Fマリノスに在籍していたウーゴ等が在籍している「Proeleven」所属「Simão Coutinho」と
スポーツマネージャー「Joao Vilela」が関わっているようだ#jleague #frontale #fmarinos pic.twitter.com/A0ka8tOqOR— jun jun@im not agent (@junjunjun351) August 20, 2019
まだ海外との力の差があると実感しているであろう段家氏と契約した武蔵の選択は間違っていなかったのだろう。現に「北海道コンサドーレ札幌」での活躍、日本代表を選出は紛れもない事実なのだから。
ベルギー移籍を導いたのは、あの男(2019~)
そして念願の海外移籍である2020年ベルギー「Koninklijke Beerschot Antwerpen Club」の入団が北海道コンサドーレ札幌から発表された。
この時期にまた武蔵はエージェントを変更している。
「(20-068)遠藤 貴 鈴木 武蔵 “選手契約に関する交渉” 北海道コンサドーレ札幌」
参考:http://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2019.pdf
遠藤貴氏は欧州、アジア等といったコネクションが豊富であり、各Jクラブに選手を送り込んでいる。
また自身が所有している選手を部下と思われる「(20-019)上西園 彬」と連携してベルギー中心に活動している。詳細はこの記事を読むと理解できると思う。
ベルギー地元の事務所というのがベルギー代表「Casper De Norre」等が在籍している「CHERRY SPORTS」の協力で実現したようだ。
ほお〜〜
武蔵を仲介したのはベルギー系「Cherry Sports」だったのね
植田に続いて2人目の日本人かあ
そうですよね遠藤貴#BEL #consadole pic.twitter.com/F0JYMY9oF8— jun jun@im not agent (@junjunjun351) August 18, 2020
植田直通の場合、JFA側のエージェントが「SARCLE」の「(20-079)秋山 祐輔」と契約しており遠藤氏との関係はないがクラブ側として「CHERRY SPORTS」が武蔵の為に交渉してくれたこととなる。
こういったケースは割と珍しいが海外移籍を熱望していたと思われる武蔵のキャリアを考えれば、大したことはないかもしれない。
武蔵の活躍を期待したい。
~~終わり~~