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クラブとエージェントとの関係性(ベガルタ仙台/21年編)

「渡邉 晋」監督が離れてからフロントの動きが変わった数年。積極的に選手を補強して目標の一つであるACL出場権を目指していたが成績が伸びず、昨シーズンは木山隆之を招聘したが17位で終了し、退任を発表。

そして2021シーズン、35節消化してJ2降格圏である19位と窮地に立たされている。一方でチーム内にも変化が表れており、エージェント(代理人)側の動きも活発になっている。それは女性チーム「マイナビ仙台レディース」にも影響を及ぼしている。昨年と比べて、お読みください。

クラブとエージェントとの関係性(ベガルタ仙台/2020秋編)
経営難に苦しんでいるベガルタ仙台は報道によると2020年度は負債3億円を超えると報道。 同じ頃に女性チーム「ベガルタ仙台レディース」の経営権をマイナビに譲渡する事態に発展。 仙台は現在、窮境に立たされている。 そういうことで今回はベガル...
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新規・変更 × クラブ側仲介なし × マイナビレディース

監督:手倉森 誠⇒なし?

GK:Jakub Slowik⇒?(ESP) ※Proneo Sports
GK:小畑 裕馬⇒段家 卓也(JPN) ※UDN
GK:Nedeljko Stojisic⇒?
GK:井岡 海都⇒? ※JSM

DF:Simão?(ESP) ※Proneo Sports
DF:吉野 恭平⇒稲川 朝弘(JPN) ※スポーツ ソリューション
DF:平岡 康裕⇒松浦 修也(JPN) ※プレイヤーズファースト
DF:アピア タウィア 久⇒本田 弘幸(JPN) ※Heroe
DF:照山 颯人⇒田村 信之(JPN) ※JSM
DF:石原 崇兆⇒石川 貴之(JPN) ※ヴァイター
DF:秋山 陽介⇒稲川 朝弘(JPN) ※スポーツ ソリューション
DF:長倉 颯⇒良藤 辰夫(JPN) ※Shuma
DF:蜂須賀 孝治⇒武井 択也(JPN) ※イマージェント
DF:柳 貴博⇒秋山 祐輔(JPN) ※SARCLE
DF:真瀬 拓海⇒? ※JSP

MF:淀川 誠珠⇒なし?
MF:齋藤 滉介⇒なし?
MF:熊谷 柊治⇒なし?
MF:松下 佳貴⇒段家 卓也(JPN) ※UDN/18年度まで梶野 智が担当
MF:富田 晋伍⇒西真田 佳典(JPN) ※JSP
MF:FoguinhoLuis Fernando Aveline(BRA?) ※Mediafoot
MF:中原 彰吾⇒海田 恭彦(JPN) ※トータルプラン/20年度まで高木 泰裕が担当
MF:上原 力也⇒武井 択也(JPN) ※イマージェント
MF:氣田 亮真⇒石田 博行(JPN) ※ODOROKI
MF:佐々木 匠⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
MF:関口 訓充⇒大野 祐介(JPN) ※アスリートプラス
MF:加藤 千尋⇒? ※SARCLE
MF:鈴木 史哉⇒なし?
MF:田中 渉⇒良藤 辰夫(JPN) ※Shuma
MF:Isaac CuencaFrancesc Valdivieso(ESP)/本田 弘幸(JPN) ※クラブ仲介なし?

FW:Quenten Martinus⇒Linton Jayson(NED) ※JUZZT
FW:加藤 壱盛⇒なし?
FW:Emmanuel Oti? ※InsaProject Global Group
FW:西村 拓真⇒高木 泰裕(JPN) ※JSP
FW:Felippe Cardoso? ※Unique Sports等/石田 博行
FW:赤﨑 秀平⇒稲川 朝弘(JPN) ※スポーツ ソリューション
FW:皆川 佑介稲川 朝弘(JPN) ※スポーツ ソリューション

赤文字:入団
青文字:退団

マイナビ仙台レディース

参考:http://www.jfa.jp/football_family/intermediary/

エージェントが新規・変更した契約した若手が6人。
クラブ側仲介ではなく、直接事務所と交渉。
マイナビ仙台レディースの何人かがエージェントを付けている。

旅立つ?6人の若手

昨年まで前監督「木山 隆之」等をマネジメントしている「SARCLE」が多かったが今シーズンは毎年ブラジル人をJクラブに提供している「(21-064)稲川 朝弘」クライアントが4人と占めている。

株式会社スポーツ ソリューション|Sports Solution Inc.|Sports Solution INT'L Inc.
プロサッカー選手の代理人業務をメインとした株式会社スポーツ ソリューションのウェブサイトです。Jリーグ他数多くの選手が所属し活躍をしています。

チーム内で問題なのはエージェントを付けた若手が今季だけで6人いることだ。リーグ戦で控えに甘んじているGK「小畑 裕馬」と「井岡 海都」それぞれ大手事務所と新規契約を果たしている。

レギュラーであるヤクブ・スウォビィクの来シーズンの去就にもよるが彼らが他Jクラブへ移籍を考えているかもしれない。

注目は急成長を遂げている「アピア タウィア 久」は元日本代表「本田圭祐」の兄にあたる「(21-057)本田 弘幸」と今年7月に契約したことをHPで発表されている。近年クライアントの海外実績を積んでいることからアピア タウィアも海外でプレイしたい気持ちがあるかもしれない。

海外から売り込み?を受ける現状

2015年:0円
2016年:5,972,400円
(今時 靖⇒二見 宏志 “移籍合意に関する交渉” 相手先:清水エスパルス)
(Sergio Bernardes⇒Lopes de Lima Pablo Diogo “選手契約及び移籍合意に関する交渉” 相手先:Club Atletico Mineiro)

2017年:0円

2018年:0円

2019年:0円

2020年:0円

参考:http://www.jfa.jp/football_family/intermediary/

20年度もクラブ仲介ではなく、事務所と直接交渉した上で選手を獲得。総額は不明。

フォギーニョは複数の事務所が協力した経緯がある。元々「Mediafoot」のクライアントでインスタグラム投稿によるとパートナー「ff assessoria esportiva」の「Fabiano Ferreira」が仲介に参加したとある。過去に他Jクラブと接触を受けた報告はない。

また「Mediafoot」の「Luis Fernando Aveline」は今年9月頃に元湘南ベルマーレで現在はエージェントとして活動しているジャーン(Jean)とミーティングしていることが報告されている。これがフォギーニョに関与しているかは不明。

ブラジル「Santos FC」から期限付きにより加入した「フェリペ カルドーゾ」。日本窓口として元Jリーガーでエージェントとして活躍している「(21-170)石田 博行」が担当。その他数多くの協力者によって、仙台にやってきたのだが途中出場が多く、20試合で1ゴールのみと期待を裏切る結果となっている。

これらの移籍はあまり日本に精通していない事務所からの一方的な売り込みに対して、吟味もせずにそのまま受け入れたのではないか?

フェリペ カルドーゾの移籍関連で言えば、石田氏とコネクションを持つ「GR Martinez」とは過去に清水エスパルス「カルロス ジュニオール」やFC東京「アダイウトン」移籍に携わっているので、それなりにJリーグ事情には詳しい。

それ以外の事務所はJクラブとは繋がりが言わば皆無だ。直接事務所に報酬を支払ったとなると総額いくらになったのか?財政面でも気になるところ。

どこで彼女たちは知り合ったのか?

近年、日本も同様に徐々ではあるがWEリーグ開幕と同時に女性選手がエージェントを付ける傾向が強くなっている。

20年ベガルタ仙台とマイナビの間で行われた経営権譲渡により誕生した「マイナビ仙台レディース」も例外ではない。

~「(157)伊藤 彰人」 ※Creare Sport~
MF:原 衣吹
MF:長野 風花
FW:宮澤 ひなた

Creare Sport|クレアーレ|東京
スポーツ選手等のマネジメント及びエージェント

~「(288)土江田 大輔」※合同会社壺内税理士事務所~
GK:松本 真未子
DF:市瀬 菜々
MF:隅田 凜

藤沢・横浜・鎌倉・湘南・東京での起業/クラウド導入をサポートする税理士|つぼうち税理士事務所
顧問料0円サービス、クラウド導入支援サービスをはじめました。 つぼうち税理士事務所は、平成25年1月より藤沢市朝日町にて開業しました。ベンチャー支援業務、法人の会計・税務顧問業務、相続のプランニングなど、会計・税務に関するサービスをフットワークよく提供いたします。

Creare Sport」は21年4月にスペインに事務所を構える「Unik Sports」と業務提携を結んだとインスタで発表された。これにより、欧州等で移籍交渉は勿論、手厚いサポートが受けられるとのこと。両社の関係がいつから始まったのかは不明だが少なくともCreateの伊藤氏が海外にコネクションを持ち、スペイン語に長けているのだろう。

合同会社壺内税理士事務所」は会計・財務だけでなく、法人設立支援、アウトソーシング等といったベンチャーサポート業務も行わっているが肝心の彼女たちに関してはHPに何も記載がない。

また別事業でブーツメーカー「REDWING(レッドウィング)」の修理事業を展開いるようだが隅田 凜を応援していること以外、仙台に関する情報が書かれていない。

https://redwing.azzurri.jp.net/

奇跡が起こったとしても…..

第36節時点で16位である清水エスパルスの勝ち点はたったの”3″。しかも次の試合はホームで15位湘南ベルマーレと直接対決を控えている。もし敗北してしまうと残留がより厳しい状況に陥る。何としても勝利が求められる。

チーム編成にも問題が山積みだ。仮に残留が成功できたとしても、来シーズンも手倉森監督を続投させるのか?フロント側の決断が迫られる。エージェントを結んだ若手に対しても残留前提で交渉に望まなければならない。しかしクラブの懐事情が苦しいので全員とまではいかないだろう。

~~終わり~~

 

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