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クラブとエージェントとの関係性(セレッソ大阪/21年編)

昨シーズン躍進を支えたロティーナから数年ぶりの復帰となるクルピを監督就任を決めたものの成績不振により解任を余儀なくされたセレッソ大阪。

ACL出場によるローテーションや怪我人続出で不調が続いてしまったのが要因の一つだがサポーター、ファンはフロント側に対して不満が爆発している状況だ。

こういった一連の流れをエージェント(代理人)たちは何を思うのか?

いつものようにC大阪の全選手を解剖したので、ご覧あれ!!

クラブとエージェントとの関係性(セレッソ大阪/2020冬編)
2020年シーズンは川崎フロンターレ優勝が決まり、残りは来シーズンのACL出場権をどこのクラブが獲得できるかが注目の的だ。 そんな中セレッソ大阪を指揮していたスペイン人「Miguel Ángel Lotina(ロティーナ)」が退任する報道...
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JSP × CAA BASEとJSP × 梶野チーム統括部長

監督:Levir CulpiDavila De Carvalho Juliano?(BRA)  ※Juliano Davila Sports
コーチ:Luiz Roberto Matter⇒なし?

GK:金 鎭鉉⇒Lee Yeung-Joong(KOR) ※IVAN SPORTS CORP クラブ側仲介
GK:Van Lam Dang⇒Andrey Grushin(RUS) ※YOUNG FOOTBALL TALENTS
GK:松井 謙弥⇒ 大野 祐介(JPN) ※アスリートプラス
GK:春名 竜聖⇒なし?
GK:下中 凌我⇒なし?
GK:湯田 海⇒なし?

DF:進藤 亮佑高木 泰裕(JPN) ※JSP
DF:瀬古 歩夢⇒本田 弘幸(JPN) ※HEROE
DF:Tiago PagnussatMarcelo Sant Ana(BRA) ※Footway Group/Fernando  Brito
DF:西尾 隆矢⇒小田原 匡(JPN) ※JSP
DF:鳥海 晃司⇒植木 竜介(JPN) ※MYYK
DF:丸橋 祐介⇒吉見 潤(JPN) ※ジェイプランニング
DF:小池 裕太⇒大坪 健太(JPN) ※SDB FOOTBALL クラブ仲介なし
DF:松田 陸⇒西真田 佳典(JPN) ※JSP
DF:新井 直人⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB

MF:松本 泰志⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
MF:喜田 陽⇒新井場 徹(JPN) ※TODER
MF:岡澤 昂星⇒なし?
MF:奥埜 博亮⇒高木 泰裕(JPN) ※JSP
MF:藤田 直之⇒植木 竜介(JPN) ※MYYK
MF:原川 力西真田 佳典(JPN) ※JSP /19年度まで佐久間 清次が担当
MF:中島 元彦⇒西澤 明訓(JPN) ※JSP
MF:坂元 達裕⇒藤田 邦広(JPN) ※UDN
MF:清武 弘嗣⇒段家 卓也(JPN) ※UDN
MF:為田 大貴高木 泰裕(JPN) ※JSP

FW:西川 潤⇒本田 弘幸(JPN) ※HEROE
FW:高木 俊幸⇒秋山 祐輔(JPN) ※SARCLE
FW:松田 力⇒西真田 佳典(JPN) ※JSP
FW:Adam Taggart⇒Vincenzo Grella(AUS) ※CAA BASE/高木 泰裕 クラブ側仲介
FW:豊川 雄太⇒新井場 徹(JPN) ※TODER クラブ側仲介なし
FW:加藤 陸次樹⇒吉見 潤(JPN) ※ジェイプランニング
FW:山田 寛人⇒本田 弘幸(JPN) ※HEROE
FW:大久保 嘉人西澤 明訓(JPN) ※JSP

新加入:赤文字
退団:青文字

参考:http://www.jfa.jp/football_family/intermediary/

JSPクライアント数9人とより影響力を維持。
CAA BASEとJSPの協力で実現した仲介あり。
梶野チーム統括部長と繋がりあるエージェント。

JSP王国

PARTNER:J1 | FOOTBALL PLAYER'S AGENT
株式会社ジャパン・スポーツ・プロモーションは、スポーツを愛する一人一人のサポートをはじめ、スポーツ界全体の発展に貢献する企業を目指しております。サッカー選手エージェント、サッカー・フットサル大会の企画運営、サッカー・フットサル遠征・合宿手配、を主な業務としております。

世界的に1クラブに9人以上在籍しているケースは非常に珍しい。

新加入した進藤亮佑原川力為田大貴、そして元日本代表の大久保 嘉人はJSPクライアント所属という偶然。また退団した茂木 秀島村 拓弥西本 雅崇柿谷 曜一朗の穴をそっくり入れ替えた形だ(ポジションは若干違うが…)。

原川に関しては鳥栖在籍までeAMAに所属していたが2021年頃にJSPへ乗り換えた。しかも受け持っているのが弊社取締役である「(21-046)西真田 佳典」が担当している。

http://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2019.pdf

またスペインやブラジル、ドイツに事務所が存在する。現地から選手獲得の為にJクラブに協力しているのは想像がつく。

これからもライバルであるガンバ大阪とともに全国のJクラブに所属するクライアントを上手く取り繕っていくだろう。

複雑で交錯する外国人仲介

2015年:45,445,050円
(Parmigiani Junior Irineu⇒Elierce Barbosa de Souza “選手契約に関する交渉”)
(Lee Yeung-Joong⇒金 鎭鉉 “選手契約に関する交渉”)
(小林 博⇒Ricardo Henrique da Silva dos Santos “選手契約に関する交渉”)
(小林 博⇒Bruno Reboli Meneghel “選手契約に関する交渉”)

2016年:68,661,100円
(姜 信男⇒Ahn Joonsoo “選手契約に関する交渉” 計2回)
(小林 博⇒Ricardo Henrique da Silva dos Santos “選手契約に関する交渉”)
(Lee Yeung-Joong⇒Matej Jonjić “選手契約に関する交渉”)
(Lee Yeung-Joong⇒金 鎭鉉 “選手契約に関する交渉”)
(遠藤 貴⇒Besart Abdurahimi “選手契約に関する交渉”)
(Parmigiani Junior Irineu⇒Elierce Barbosa de Souza “選手契約に関する交渉”)

2017年:29,377,600円
(姜 信男⇒Ahn Joonsoo “選手契約に関する交渉”)
(Lee Yeung-Joong⇒Matej Jonjić “選手契約に関する交渉”)
(Lee Yeung-Joong⇒金 鎭鉉 “選手契約に関する交渉”)
(Lee Yeung-Joong⇒Osmar Ibáñez Barba “選手契約に関する交渉”)
(田邊 伸明⇒梁 東炫 “選手契約に関する交渉”)
(Parmigiani Junior Irineu⇒Elierce Barbosa de Souza “選手契約に関する交渉”)

2018年:47,880,250円
(西真田 佳典⇒Elierce Barbosa de Souza “選手契約に関する交渉”)
(Lee Yeung-Joong⇒金 鎭鉉 “選手契約に関する交渉”) ※のちに選手側仲介(613)
(Lee Yeung-Joong⇒Matej Jonjić “選手契約に関する交渉”)
(Parmigiani Junior Irineu⇒Pereira Mendes Bruno “選手契約に関する交渉”)
(Posthumus Linton Jayson⇒ウェリング ピアス “選手契約に関する交渉”)

2019年:49,537,000円
(Lee Yeung-Joong⇒金 鎭鉉 “選手契約の交渉”)
(Lee Yeung-Joong⇒Matej Jonjić “選手契約の交渉”)
(新井場 徹⇒豊川 雄太 “選手契約の交渉”)
(大坪 健太⇒小池 裕太 “選手契約の交渉”)

2020年:38,538,500
(高木 泰裕⇒タガート アダム ジェイク “選手契約の交渉”)
(本田 弘幸⇒ダンクレー “選手契約の交渉”)
(Lee Yeung-Joong⇒金 鎭鉉 “選手契約の交渉”)

参考:http://www.jfa.jp/football_family/intermediary/

C大阪は以前から韓国にルートを持っているが今回のオーストリア代表「アダム タガート(Adam Taggart)」加入は大手事務所「CAA BASE」が関与していること。

CAA BASEスタッフの一人でエージェントで活動している「Vincenzo Grella」はイタリア系オーストラリア人でAリーグ時代からタガートを担当し、韓国「水原三星」時も同行している。

過去にもCAA BASEがJクラブにクライアントを提供した実績を紹介してきた。例えばFC東京「ブルーノ ウヴィニ」や元ガンバ大阪「マルケル スサエタ」等が挙げられるが、いずれもクラブ側仲介が行われず、直接事務所に報酬を支払っている模様。

今回のアダム タガートの件は「JSP」所属「(21-055)高木 泰裕」が仲介を行っている。高木氏はブラジル、韓国のみならず東欧にもコネクションを持つ敏腕エージェントだ。元大宮アルディージャ「ムルジャ ドラガン」や「ネルミン ハスキッチ」等も彼が手掛けたものだ。

CAA BASEとJSPの詳細な関係は不明だがタガートの活躍次第で変化することが予想される。

Instagram

20年シーズン終了後、契約満了によりヴィッセル神戸を退団していた「ダンクレー(Dankler)」。21年2月にC大阪加入が発表されたが今回は元日本代表「本田圭祐」の兄であり、徐々に欧州クラブ関係者に認知されつつある「(21-057)本田 弘幸」が一連の交渉を担当したとのこと。

本田氏のパートナーである「LA Football Consulting」はインスタで、この移籍に関して感謝していると述べていることから両者がC大阪側に働きかけて、実現させたと推測される。

また元ヴィッセル神戸スカウト「(21-292)岡本 健太郎」が経営している事務所「M8(エムハチ)」のインスタに”ダンクレー移籍ストーリー”が公開されている。

ここでしかない?ダンクレーのインタビューが掲載されているので興味ある方はリンク先へGO!!。

ブラウザーをアップデートしてください

チーム統括部長のコネクション

セレッソのOBで19年に「大熊清」の後任としてチーム統括部長に復帰した「(19-27)梶野 智」。

14年からエージェント事業を展開し、様々な選手をマネジメントしていた。過去には横浜Fマリノス「前田 大然」やサンフレッチェ広島「野津田 岳人」等といった日本人選手を受け持ち、ブラジル人移籍も仲介していた。

チアゴ パグヌサット(Thiago Pagunussat)」はブラジル北東部都市のサルバトルに事務所を構える「Footway」のクライアントであり、C大阪加入に関しては梶野氏のエージェント時代のパートナーである「Dodici Sports」の「(21-330)Brito Fernando」の協力があったとインスタグラムでコメントしている。

因みにBritoはC大阪代表取締役社長「森島 寛晃」とも面識があり、恐らく梶野氏の紹介によるものと思われる。

クルピはC大阪監督就任も梶野氏のコネで連れてきたもの(最初の1997年については不明)。

結果的に解任という形でクラブを去ってしまったのは心苦しい。香川真司、清武 弘嗣等といった才能を見出した功績は忘れてはならないが、果たして4度目については何を残せたのだろうか?

あの人は今 ~カレカ(Rodrigo Vergilio)~

02年ブラジル「マトネンセ」でキャリアをスタートし、中東、タイ中心にプレイし、かつて甲府、ザスパクサツ群馬、湘南、そしてC大阪に在籍していた「カレカ(Rodrigo Vergilio)を覚えているだろうか?

19年に現役引退し、アスリート契約していたサンパウロに拠点を置く「Eleven Soccer」のエージェントとしてセカンドキャリアを歩み始める。

その後独立し「23soccerr」を設立。マネジメント業を開始し、ブラジルやタイ中心に活動している。現地でプレイしているブラジル人をサポートする写真がインスタでアップされているので興味ある方はご覧頂きたい。

23 Soccer |

迷走

来シーズンの人事をどうするのか?

クルピ後任としてトップチームコーチ「小菊昭雄」が指揮しているが39試合消化して11位に低迷している。スペインでプレイしていた乾貴士復帰は好材料だが、来シーズンのプランが不透明であることに変わりはない。

9月時点で選手の去就についてフロント内で話し合いが行われていることだろう。

~~終わり~~

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