財政難により育成クラブにシフトを余儀なくされたが若い選手が躍動し、22試合消化してリーグ戦4位と大躍進。
一方、エージェント(代理人)面では様々な動きが活発となっており、今後のチーム事情に大きく影響を与える状況になりそうだ。
ていうことで今回はサガン鳥栖の全選手のエージェントについて徹底解剖。あの人は今シリーズ等盛りだくさん。昨年の記事と見比べながら変化を楽しんでほしい。
ODOROKI × DOUBLE DIAMOND SPORTS × 内田 裕斗
監督:金明輝⇒?※SARCLE
GK:朴一圭⇒石田 博行(JPN) ※ODOROKI
GK:守田 達弥⇒坂井 充隆(JPN) ※ジェイピーコンサルティング
GK:板橋 洋青⇒なし?
GK:Ye-hoon Ueom⇒李 信昊(KOR) ※SINO SPORTS クラブ側仲介なしDF:松本 大輔⇒吉見 潤(JPN) ※ジェイプランニング
DF:安藤 寿岐⇒なし?
DF:岡 英輝⇒なし?
DF:Eduardo⇒Sandro Wienhage or Alexander Kuniy ※KUNIY & W. SPORTS
DF:Hwang Seok-ho⇒李 信昊(KOR) ※SINO SPORTS クラブ側仲介なし
DF:田代 雅也⇒門井 博俊(JPN) ※マルチスピード
DF:孫 大河⇒なし?
DF:内田 裕斗⇒? ※SARCLE
DF:中野 伸哉⇒なし?
DF:大畑 歩夢⇒石田 博行(JPN) ※ODOROKIMF:福井 太智⇒なし?
MF:松岡 大起⇒石田 博行(JPN) ※ODOROKI
MF:島川 俊郎⇒なし?
MF:高橋 義希⇒吉見 潤(JPN) ※ジェイプランニング
MF:梁 勇基(リャン ヨンギ)⇒熊崎 厚夫(JPN) ※JSP
MF:樋口 雄太⇒宮本 行宏(JPN) ※フットステージ
MF:飯野 七聖⇒石田 博行(JPN) ※ODOROKI /19年度まで秋谷 和幸が担当
MF:小屋松 知哉⇒中村 大志(JPN) ※BALLONDOR JAPAN
MF:中野 嘉大⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
MF:酒井 宣福⇒坂井 充隆(JPN) ※ジェイピーコンサルティング
MF:相良 竜之介⇒なし?
MF:仙頭 啓矢⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
MF:本田 風智⇒石田 博行(JPN) ※ODOROKIFW:湯澤 洋介⇒小島 卓(JPN) ※Mundo Rico
FW:Chico Ofoedu⇒? ※DOUBLE DIAMOND SPORTS クラブ側仲介なし
FW:山下 敬大⇒野村 豊幸(JPN) ※エースポーツクリエイション
FW:和田 凌⇒門井 博俊?(JPN) ※マルチスピード
FW:豊田 陽平⇒なし?
FW:林 大地⇒? ※SARCLE
FW:Ismael Dunga⇒? ※DOUBLE DIAMOND SPORTS クラブ側仲介なし参考:http://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2020.pdf
・より影響力を高めているODOROKI
・20年度は報酬額が”ゼロ(0)”
・世界的にも珍しい移籍説
スポンサー契約を勝ち取ったマネジメント会社
ここ数年でエージェントとして急成長を遂げている「(21-170)石田 博行」。現在、鳥栖をはじめ清水エスパルス、松本山雅FCなどにクライアントを抱えてるようになった。
新規にザスパクサツ群馬から「飯野 七聖」と契約。柏レイソル、アルビレックス新潟でコーチ、スカウトを歴任していた「(21-192)秋谷 和幸」が担当だったが鳥栖加入してから石田氏に乗り換えている。
クライアント契約情報
鳥栖でプレイしている「飯野 七聖」が
「(21-170)石田 博行」率いる「ODOROKI」と契約した模様
※「(21-192)秋谷 和幸」から仲介人変更https://t.co/wuce3BwF9Lこれで鳥栖から5人のクライアントが誕生するのか
愛だな、愛#sagantosu #サガン鳥栖 pic.twitter.com/z6UPRVi4Z0— jun jun@im not agent (@junjunjun351) July 19, 2021
期待株「松岡 大起」清水エスパルス完全移籍も石田氏が手掛けたもの。
↑HP内に長文のコメントが記されている。
日本人だけでなく、ブラジル人案件も仲介したりと国外にもコネクションを持っている。
例えば元川崎フロンターレのレナチーニョや元京都チアゴ モッタ等が在籍している「GR Martinez」の「Jose Renato Martinez」と親交があり、いくつも移籍に関して協力して実現させている。
アフリカ系エージェント会社のJリーグ参入
2015年:2,400,000円
(イ ヨンジュン⇒キム ミンヒョク”選手契約に関する交渉”)2016年:29,780,000円
(西真田 佳典⇒趙 東建 ”選手契約に関する交渉”)
(的地 酉⇒小野 裕二 ”選手契約に関する交渉”)2017年:0円
2018年:2,100,000円
(西真田 佳典⇒趙 東建 ”選手契約に関する交渉”)2019年:3,300,000円
(西真田 佳典⇒安 庸佑 “選手契約の交渉”)
(首藤 雄介⇒金 珉浩 ”選手契約の交渉”)2020年:0円
今回はアフリカ勢を獲得したにも関わらず、報酬額が発生していない。
過去を振り返ると支払っているのが「ジャパン スポーツ プロモーション(JSP)」による韓国人に関するものが殆どだ。それ以外の選手はJFAエージェントを利用せずに直接相手側に支払ったとされている。
注目は突如Jリーグに現れた「Double Diamonds Sports」から2選手が加入。ナイジェリア人「チコ オフォエドゥ(Chico Ofoedu)」とケニア人「イスマエル ドゥンガ(Ismael Dunga)」。
事務所責任者「Joshua King Dada」によると彼らの契約は2年と語っている。
主にアフリカ系の選手が多い中、Jリーグでプレイしている日本人もクライアントとして所属している。
これはJFAエージェントと提携していることが理由として挙げられる。いつどこで、この関係が始まったのかは不明。柏レイソルでストライカーとして爆発していたケニア代表オルンガの影響からなのか、アフリカ系選手を各クラブに売り込んでいる背景がある。
日本人スタッフと思われる「(21-356)塩谷 晃作」がJFA仲介人リストに登録されているので今後の動きにも注目だ。
内田 裕斗のエージェント事情
結論を先に伝えておくと内田は何故か前所属事務所「SARCLE」と再契約している。世界的にも、このケースは非常に珍しい。
内田は徳島ヴォルティス在籍時である17年度(2017年3月24日~2018年3月23日)頃に弊社スタッフでエージェントとして活動していた「(21-080)奥出 真士」が担当してもらっている。
奥出氏は20年にマネジメント会社「R4SE」を設立。前社で担当していたクライアントを、そのまま連れてきている。
そして21年に内田は奥出氏との関係を絶ち、過去にお世話になった「SARCLE」に復帰する。どのような形で確執にまで発展したのだろうか?真相は闇の中。
クライアント契約情報
代表レベルを多くマネジメントしている
「SARCLE」の「(21-079)秋山 祐輔」がサガン鳥栖「内田 裕斗」と契約した模様
※「(21-080)奥出 真士」から仲介人変更https://t.co/gRCrIsI3n3元々秋山さんと奥出さんって
同僚?だったけど喧嘩したん?#sagantosu #サガン鳥栖 pic.twitter.com/eYECsZjTxs— jun jun@im not agent (@junjunjun351) June 30, 2021
あの人は今 (フェルナンド トーレス)
2018年5月に大型補強でチームに入団したスペイン代表。それが「フェルナンド トーレス」である。当時は話題となり、Jリーグだけでなく世界中で注目された。
引退するまでに35試合出場、5ゴール2アシストと少し物足りなさがあるかもしれないがサポーター、ファンに多大な影響を与えたのは間違いない。
トーレスがユース時代から「BAHÍA INTERNACIONAL」のクライアントだったが鳥栖移籍時は「Base soccer agency(CAA BASE)」スタッフが移籍交渉したとされている。
サガン鳥栖に電撃移籍したF・トーレス
どうやら今回の移籍を携わったのは
吉田の事務所「Base Soccer Agency(18-193)」と判明したhttps://t.co/JHHuMPPsvR
左の人物が移籍の中心と思われる代理人「Joel Pannick 」#jleague #sagantosu #サガン鳥栖 #吉田麻也 pic.twitter.com/KVwxShU6xS— jun jun@im not agent (@junjunjun351) July 11, 2018
その後、一時期は現役復帰する噂があったが現在は「アトレティコ マドリード」のユースコーチとして第二の人生を送っている。
今後の動向
21年8月6日、新規ピッチ看板スポンサー協賛が決定しているODOROKI。
期間は2021年8月1日~2022年1月31日。クラブとの親交度がますます加速していくだろう。
松岡放出で得た違約金1億円?は恐らく殆どが負債補填に使われると予想されるので即戦力獲得は難し.い。また東京五輪に出場中の林の去就も不透明だ。
比較的支出を抑えられるレンタルでの獲得を考えるとすれば、松岡が抜けたMFタイプを一人欲しいところ。
実際にエージェント側からの提案(売り込み)にも対応しなければならないのでACL出場権を獲得するためには、ここは正念場といえる。
~~終わり~~