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クラブとエージェントとの関係性(ヴィッセル神戸/2021編)

大型補強を敢行し、心機一転を図るシーズン。CRフラメンゴからリンコン(Lincoln)獲得成功はファン、サポーターも歓喜。その裏方では、あの神戸元通訳の方がエージェント(代理人)として交渉していた。

今回はヴィッセル神戸2021についてエージェントについて追求。エージェント勢力図に去年と比べて変化があり、フェルマーレンと前事務所についても海外記事を参考して公開したのでご覧あれ。

クラブとエージェントとの関係性(ヴィッセル神戸/2020夏編)
2019年スペイン「Barcelona」と日本「ヴィッセル神戸」は提携を結ぶと発表され スペイン代表「Andrés Iniesta」が神戸入団を実現した。 以降、「David Villa」、「Sergi Samper」、「Thomas V...
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UDN × 岡本 健太郎 × SEG

監督:三浦 淳寛⇒なし?

GK:前川黛也⇒松浦 修也(JPN) ※プレイヤーズファースト
GK:飯倉大樹⇒宮本行宏(JPN)/久米宏典(JPN) ※フットステージ
GK:廣永 遼太郎⇒小林 博(JPN) ※JSM
GK:伊藤 元太⇒? ※SARCLE

DF:Thomas Vermaelen⇒不明 ※SEGとの契約解消
DF:菊池 流帆⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
DF:小林 友希⇒段家 卓也(JPN) ※UDN
DF:大崎 玲央⇒? ※SPORTS&LIFE/19年度まで田村信之が担当
DF:山川 哲史⇒段家 卓也(JPN) ※UDN 契約交渉2回
DF:酒井 高徳⇒段家 卓也(JPN) ※UDN/Guido Walter?(GER)
DF:初瀬 亮⇒西真田 佳典(JPN) ※JSP
DF:櫻内 渚⇒宮本 行宏(JPN) ※フットステージ

MF:山口 螢⇒西真田 佳典(JPN) ※JSP/? ※UDN
MF:Sergi Samper⇒Joel Borràs(ESP)? ※SPORTS&LIFE
MF:櫻井 辰徳? ※UDN SPORTS
MF:Andrés Iniesta⇒Joel Borràs(ESP) ※SPORTS&LIFE
MF:郷家 友太⇒段家卓也(JPN) ※UDN SPORTS
MF:増山 朝陽⇒新井場 徹(JPN) ※TODER
MF:井上 潮音⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
MF:佐々木 大樹⇒宮川 悟(JPN) ※SARCLE
MF:中坂 勇哉⇒首藤 雄介(JPN) ※JSP
MF:古橋 亨梧⇒Joel Borràs(ESP)  ※SPORTS&LIFE

FW:Ayub Masika⇒? ※JC PLAYERMANAGEMENT-SPORTS
FW:Lincoln⇒? ※TFM AGENCY/岡本 健太郎(JPN) クラブ側仲介なし
FW:Douglas⇒Gabriel Lima(BRA)/稲川朝弘(JPN) クラブ側仲介なし
FW:藤本 憲明⇒野村豊幸(JPN) ※エースポーツクリエイション㈱
FW:田中 順也⇒上西園 彬(JPN) ※ユニバーサルスポーツジャパン
FW:小田 裕太郎⇒本田 弘幸(JPN) ※HEROE

赤文字:新戦力
青文字:退団

参考:http://www.jfa.jp/football_family/intermediary/

昨年よりUDNがクライアント数を伸ばしている。
20年度も報酬額は発生していない。
フェルマーレンとSEGとの関係解消。

もはや無視することは出来ない事務所

UDN SPORTS - アスリートが、社会を変える。あなたと変える。
UDN SPORTSはアスリートが培った経験や知識を尊重しつつ、彼らの活動を支援していきます。 アスリートの参画による社会貢献活動を展開し、より良い未来の実現を目指します。アスリートと共に社会を変えるサポーターを募集しています。

元日本代表の香川真司やドイツで活躍している原口元気等が所属しているマネジメント会社で近年各クラブの若手中心にクライアント入りさせる動きを見せている「UDN(ユー ディー エヌ)

今季は20年にJリーグデビューを果たした「山川 哲史」やU18代表歴を持つユース育ちの「櫻井 辰徳」を新たなに契約している。山川に関しては契約交渉を2回行われるのは気になるが出場機会が限られている若手は他クラブへの移籍の可能性がある。

現在、香川を海外でエージェントとして付いているのはスペイン人「Arturo Canales」。神戸代表取締役会長である三木谷浩史とは食事をしたことがあるので香川の日本復帰に大きなカギを握るとされる。

大型補強の立役者

2015年:0円

2016年:29,070,600円
(稲川 朝弘⇒ウェスクレイ “選手契約及び移籍合意に関する交渉” 相手先:Atletico MG)

2017年:0円

2018年:0円

2019年:0円

2020年:0円

参考:http://www.jfa.jp/football_family/intermediary/

今季は海外から大型補強を敢行した神戸だがエージェントに対して報酬を支払っていない。これはクラブのスカウトが相手先と交渉したということなのか?

ブラジル人「リンコン」に関しては元神戸通訳「(21-292)岡本 健太郎」が現地パートナーの協力を得て、獲得に成功している。岡本氏は20年あたりにブラジル現地へ飛び、各エージェント会社関係者と接触している。

例えば元セレッソ大阪「ダンカー(Danker)」所有の「Lifepro」や元横浜FC、京都サンガFC等でプレイした「カイオ(Caio)」等をマネジメントする「Ricardo Scheidt」。中には元ガンバ大阪で活躍した「シジクレイ(Sidiclei)」にも会っている。

約数か月程ブラジルに滞在し、リンコンの他に「マテウス サウダーニャ (現ジェフユナイテッド千葉)」、「ウェリントン ラト (現V・ファーレン長崎)」との交渉に成功し、彼らを連れて日本に帰国している。

複数のJクラブからブラジル人獲得依頼を受けて、現地で奮闘していたのだろう。

泥沼化している状況

2019年7月フェルマーレンは神戸へ移籍し、2年半の契約に署名した。

この仲介を担当していたのはオランダ「Sports Entertainment Group(SEG)」に所属していたイタリア人「Simone Rondanini」。

神戸はSEGに報酬額95万ユーロ(約1億2千万円?)を支払ったとされる。しかし、うち75万ユーロ(約9800万円)が弊社の事務局長である「Kees Vos」側に私的流用されているとRondanini氏は主張している。また彼は漏れた資金について合意したテープ記録を持ってるとされ、フェルマーレンに警告した。

Rondanini氏はSEG側に訴訟を起こし、フェルマーレンは弊社との契約を終了した。

彼らだけでなく、クライアントだったオランダ代表「デ フライ(De Vrij)」や「メンフィス デパイ(Memphis Depay)」も同じ被害に遭っているようだ。

オランダのプラットフォーム「Follow The Money(FTM)」によるとSEGでの高い離職率を記録している。

The treacherous world of sport transfers: why Stefan de Vrij dumped his agents
Football transfers are a shady business. A player is often in the dark whether his agent is indeed representing him in his contract negotiations, or is represen...

2018年以来、223以上の選手が、エージェント(主にフリーランス)は41人が去っており、企業体質に問題がある。退職理由に”会社の透明性が欠けている”等が挙げられる。

JFAエージェントも何人かSEGに所属しているので、この現状を把握しているのかは不明。

あの人は今 ※ウエスクレイ

2017年1月にブラジル「アトレチコ ミネイロ」から約2億円?(€1.80m)の違約金で獲得したウエスクレイ。戦力を期待されていたが蓋を開けるとベンチ外が多く、リーグ戦は13試合出場1アシスト。翌年ブラジル「セアラー(Ceara SC)」へ期限付き移籍。2019年、一度神戸に復帰するも結局セアラーへ完全移籍した。

ウエスクレイを日本窓口として担当したのは「(21-064)稲川 朝弘」。約3000万円の報酬額が発生している。当時彼がブラジルで契約していた事務所は不明だが帰国中に新たに「Madeira Sports」に変更している。実はJクラブにも親交があり、柏レイソルでプレイしている「リチャルドソン(Richardson)」がクライアントに所属している。

現在もウエスクレイはMadeiraのクライアントとしてプレイし続けており、「Esporte Clube Juventude」へ期限付き移籍している。もし、またJリーグに帰ってくれるとすればJSPの「(21-046 )西真田 佳典」にお願いすれば実現するかも。

古橋の代役をどうするのか?

日本代表「古橋 亨梧」がスコットランド「セルティック(Celtic)」に完全移籍した。推定違約金は5億円。彼と契約している「Sports&Life」によると契約期間は4年。

補強候補者には横浜Fマリノス「仲川 輝人」とドイツで長年プレイしている「大迫 勇也」、そしてイングランド「ニューカッスル ユナイテッド」所属の「武藤 嘉紀」が絞られていた。

横浜FW仲川輝人が残留 神戸からオファーも仲間とタイトル目指す - J1 : 日刊スポーツ
ヴィッセル神戸からオファーを受けていた横浜F・マリノスFW仲川輝人(28)が、横浜に残留することが22日、分かった。神戸はFW古橋亨梧がセルティックに移籍。新… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

仲川は既に残留が決定し、残り2人の進展が進んでいない状況。エージェント面からすると大迫は「SARCLE」に所属し「(21-079)秋山 祐輔」が担当している。クラブとの関係が拗れているわけではなさそうなので大迫獲得失敗ならエイバル退団を発表している「乾 貴士」を推薦してくれるかもしれない。

武藤は神戸に加入することが決定的との報道。複数年契約らしい。

【サッカー】武藤嘉紀、ニューカッスルからJ1神戸に加入へ 年俸2億円超複数年の破格契約:中日スポーツ・東京中日スポーツ
サッカーのイングランド、プレミアリーグのニューカッスルに所属する元日本代表のFW武藤嘉紀(29)がJ1神戸に加入することが31日、決定...

吉田麻也等の世界代表選手を取り揃えている「CAA BASE」プレイヤーである。7月にCAAエージェント「(21-359)Pannick Joel」がJFA仲介人リストに登録しているので、既に神戸側に接触している可能性がある。年々CAAが勢力を伸ばしている状況は無視できない。

答えは
いずれ判明するだろう。

~~終わり~~



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