初のJ2降格から今年で11年目に突入する。監督を変えたり、選手を総入れ替えするシーズンもあったがJ1復帰の光が見えてこない。
そういう状況の中、常に選手の為にクラブと交渉しているエージェント(代理人)を何を思い、どのような思惑があるのか?
ということで今回は”オリジナル10″の一つ「ジェフユナイテッド市原・千葉」全選手エージェントとクラブについて調べてみた。過去に海外エージェントが現地に訪れているので、それも含めて紹介していくぅぅ。
JSP ✖ 海外から千葉に来るエージェント ✖ AGN
監督:ユン ジョンファン⇒田邊 伸明?(JPN) ※JEB
GK:新井 章太⇒遠藤 貴(JPN) ※ユニバーサルスポーツジャパン
GK:鈴木 椋大⇒宮本 行宏(JPN) ※フットステージ
GK:佐藤 優也⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
GK:⇒なし?
GK:松原 颯汰⇒なし?DF:岡野 洵⇒本田 弘幸(JPN) ※Heroe “選手契約に関する交渉”計2回
DF:新井 一耀⇒田邊 伸明(JPN) ※JEB
DF:鳥海 晃司⇒植木 竜介(JPN) ※MYYK
DF:増嶋 竜也⇒西真田 佳典(JPN) ※JSP “選手契約に関する交渉”計2回
DF:張敏圭⇒?
DF:安田 理大⇒西真田 佳典?(JPN) ※JSP
DF:下平 匠⇒西真田 佳典(JPN) ※JSP
DF:米倉 恒貴⇒中澤 聡太(JPN) ※JSP
DF:Jason Geria⇒John Grimaud?(AUS) クラブ側仲介なし
DF:田坂 祐介⇒本田 弘幸(JPN) ※Heroe
DF:本村 武揚⇒なし?MF:本田 功輝⇒なし?
MF:小川 麟⇒なし?
MF:田口 泰士⇒宮本 行宏(JPN) ※フットステージ
MF:熊谷 アンドリュー⇒植木 竜介(JPN) ※MYYK
MF:小島 秀仁⇒植木 竜介(JPN) ※MYYK
MF:見木 友哉⇒段家 卓也 or 藤田 邦広 ※UDN
MF:高橋 壱晟⇒秋山 祐輔?(JPN) ※SARCLE
MF:矢田 旭⇒稲川 朝弘(JPN) ※スポーツ・ソリューション
MF:為田 大貴⇒高木 泰裕(JPN) ※JSP
MF:堀米 勇輝⇒高木 泰裕(JPN) ※JSP
MF:工藤 浩平⇒なし?FW:ブワニカ 啓太⇒なし?
FW:Alan Pinheiro⇒? ※Ota Sport /稲川 朝弘 クラブ側仲介なし
FW:船山 貴之⇒稲川 朝弘(JPN) ※スポーツ・ソリューション
FW:Kléber⇒Matheus Assaf(BRA)? ※AGN Football?
FW:川又 堅碁⇒? ※ARS説あり
FW:山下 敬大⇒野村 豊幸(JPN) ※エースポーツクリエイション
FW:佐藤 寿人⇒なし?
FW:櫻川 ソロモン⇒なし?参考:https://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2019.pdf
・クライアント5名と影響力の高さが伺える。
・クラブ側仲介による加入ではない。
・鹿島等にコネクションをブラジル系。
クライアントが抜けても、どこから連れてくる
もはや語る必要がないくらい紹介数が多い大手事務所「ジャパン・スポーツ・プロモーション(JSP)」。
関東クラブで上位のクライアント数が在籍していたが既に退団、引退で抜けている状況の中、また別クラブから新たな選手を連れてきている。
2021年、JSPからは
・福満 隆貴(高木 泰裕が担当 ※元アビスパ福岡)
・大槻 周平(熊崎 厚夫が担当 ※元モンテディオ山形)
高木氏に関しては自身がマネジメントしている「為田 大貴」、「堀米 勇輝」の抜けた穴を福満でカバーした形だ。
現時点では事務所HPが更新されていないので新規クライアントについて情報が皆無だが、JSPスタッフの誰かが「ブワニカ 啓太」、「相澤 ピーター コアミ」等といった若手に既に手を伸ばしている可能性がある。
それが分かるのは毎年5月末頃にJFAのHPから公開される「仲介人取引一覧」かもしれない。
他国から訪れる海外エージェントの姿
2015年:0円
2016年:0円
2017年:0円
2018年:0円
2019年:0円
過去に取り上げた浦和レッズ、ヴァンフォーレ甲府に続いて3ケース目。
少なくとも5年間クラブ側がJFAエージェントにお願いして相手側と交渉してもらっていないこと。
スカウト経由なのかコネなのかは一切不明。なのでここでは近年ジェフ事務所に訪れている海外エージェントを何人か御紹介。
「ゲリア(Geria)」等を担当している「(20-205)Micallef-Grimaud John」はJFAエージェントとコネクションを持っているので何かしらの手段で加入まで漕ぎ着けたのだろう。名古屋グランパス「ランゲラック」や元サンフレッチェ広島「ペリシャ」も彼のクライアントである。
インスタ等で他国からやってきたエージェントの写真が何点か確認されている。
2017年秋、東京にミーティングがあるということで来日しているスイスに拠点をかまえるエージェント会社「World | Sports | Management」。
ここは、いくつかのJクラブとも提携を結んでいたらしく、その一つがジェフだったらしい。結局スイスから選手が加入することはなく、それ以降の繋がりは不明。
もう一つ取り上げると2020年5月コロナが流行り始めた頃、「JGS Management」創立者のルクセンブルク人「Jorge Garcia」が悪天候の千葉に姿を現している。
コロナが流行ってるけど
ジェフ千葉に代理人が来てたルクセンブルク等に拠点を置く
「Soluciones Deportivas」のCEO「Jorge Garcia」が
訪れてたみたいね雨が降ってるし
いつの写真?#jefunited #ジェフ千葉 #jefu pic.twitter.com/Oo6UNU6np5— jun jun@im not agent (@junjunjun351) May 4, 2020
スタッフの一人で南米でプレイしていた「(20-294)小林 徹」が日本支部で活動しており千葉下部組織出身で現在クロアチアでプレイしている「浦田樹」とのマネジメント契約締結に携わっている。
✍️🇯🇵⚽️!浦田樹選手、一昨日正式にJGSファミリーの一員になりました。
応援よろしくお願いします。nuestro jugador ituki urata.
firmado contrato hasta el 2022.
trabajaremos duro para el futuro💪⚽️#urataitsuki#footballplayer#jgsmanagement#代理人契約#japanesplayer pic.twitter.com/bUW2sAnF6W— JGS management-Japan (@jgs_japan) August 2, 2020
紹介した事務所は資料上クラブ側仲介に関与していないが近い将来、違った形で表舞台に出てくるのだろうか?
JFAエージェントに頼っていない?
主にクオリティ高いブラジル人をマネジメントしている事務所。クライアントには鹿島アントラーズ「フアン アラーノ(Juan Alano)」や元松本山雅FC「アウグスト(AUGUSTO CÉSAR)」等が在籍していることから各Jクラブにも交流があるようだ。
エージェントはアルゼンチンの家族でブラジル生まれの「Matheus Assaf」。元プロサッカー選手で引退後、「インテルナシオナル(Sport Club Internacional)」等でスタッフとしてセカンドキャリアを積み、2013年に「AGN Football」を創立し現在に至る。
数日前に撮られたと思われる
千葉エベルトと「AGN Football」所属の代理人「Matheus Assaf」何を話していたかは
彼らしか知らない#jefu #ジェフ千葉 pic.twitter.com/PuqyYrYJqr— jun jun@im not agent (@junjunjun351) March 30, 2019
その後、「クレベル(Kléber)」も仲介したと事務所インスタでコメントされているが動画のみの投稿なので詳細は不明。横浜FCに移籍したことに関しても何も反応は無かったので、もしかするとエージェントを変更しているかもしれない。
強化体制について
2020年12月、4年間ジェネラルマネージャー(GM)として努めていた「高橋悠太」が退任し、後任としてテクニカルディレクター(TD)だった「鈴木健仁」が就任したと発表された。
鈴木氏は2004年から10年間をアルビレックス新潟の強化育成部スカウト担当、2015年から2019年までアビスパ福岡チーム統括部長を経て、千葉TDに至っている。
まだ自分のカラーを全面に出していないようだが「増嶋 竜也」等といったベテランが引退したので、それを含めたマネジメント力が試される。
2021年シーズンを乗り越える為に
補強ポイントだったDFを浦和レッズから「鈴木 大輔(本田 弘幸)」獲得するなど、ある程度準備は整ったがコロナの影響でブラジル人「マテウス・サウダーニャ(Matheus Saldanha)」の来日日時が目処が立たない状況である。
一説によると合流したとしても試合に満足に出られるのは早くても4月中旬ともいわれている。それでも目標であるJ1昇格に向けて精進しなければならない。
正念場である。
~~終わり~~