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Jリーグに来るかもしれないブラジル人等とエージェント(21年冬) パートⅡ

次々と各Jクラブが新体制を発表している中、まだ新しい選手獲得に関する報道が止まらない。

かつてJリーグでプレイしたことのあるブラジル人、ポーランド人だったりとファン、サポーターを眠らせない日々はまだ続く。今回は既に日本行きが決定している某選手も含めて5名ほど紹介していく。

噂になっている助っ人の事務所とJFAエージェント(代理人)との関係を重ねながら、どのクラブに加入するか予想しながらお楽しみ下さい。

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レオ・セアラー(Léo Ceará)

2021年1月23日付けで横浜Fマリノスへの加入が公式HPから発表されているが、プレイスタイルからレオ周辺の人間関係までを整理していく。

主戦場は主にセンターフォワード(CF)で足元の技術と正確なヘディングで相手ゴールに迫るブラジル人。昨年の成績はブラジル2部「ECヴィトーリア(Esporte Clube Vitória)」にて32試合出場し16ゴール、1アシストを残し、全キャリアで最高潮の記録をたたき出した。

2015年にFC琉球でプレイして以来、約5年ぶりのJリーグへの挑戦。ゴールゲッターとしてメンタル面も含めて大きく成長しているとして、かなり期待される。

現在、レオが契約している事務所は数多くのブラジル人がJリーグでプレイしている「Antoniu’s Assessoria Esportiva」。JFAエージェント「(20-064)稲川 朝弘」とは引用にもあるように約20年の付き合いがあり、毎年Jクラブに入団してくるブラジル人全体の1/3が彼らのルートである。2015年FC琉球時は稲川氏がクラブ側仲介として交渉したと仲介人取引一覧に記録されている。

http://www.jfa.jp/documents/pdf/basic/intermediary/transaction_2015.pdf

一部クライアントを紹介すると

・マテウス(MATEUS) ※名古屋グランパス
・レアンドロ ドミンゲス(LEANDRO DOMINGUES) ※元横浜FC
・ユーリ(YURI) ※元栃木SC

等等
参考:https://www.transfermarkt.com/antonius-assessoria-esportiva/beraterfirma/berater/6964

横浜Fマリノスについて触れると昨年主力だった「ジュニオール サントス(Junior Santos)」、「エリキ(Erik)」が他クラブへ移籍してしまったので、その穴を埋める為に今回レオの獲得を決めた要因だろう。

またジェネラル・マネージャー(GM)である小倉勉氏が就任して以来、稲川朝弘のクライアントが度々移籍しているので、それも影響しているとみられる。

いずれにせよ現在キャリアとして最高潮のレオ加入はチームにとって大きく前進するだろう。

クシシュトフ・カミンスキー(Krzysztof Kamiński)

2015年シーズンから約4年間ジュビロ磐田のGKマウスを守り続けた守護神ポーランド人。
驚異的な反射神経とセービングが特徴で数々のセービングを披露したことで他クラブのサポーターにも魅了された。2019年末、契約満了でチーム退団し母国「ヴィスワ・プウォツク(Wisła Płock)」に加入した。

報道によると磐田フロントが名前を挙げなかったがカミンスキ獲得を検討している。「外国人選手と交渉している」段階でそれ以降の具体的な動きはなし。

磐田加入時、元々ポーランドでエージェントとして活動していた「Tomasz Drankowski」のクライアントで日本人「平澤 智仁」ともに経営している「Foot Link」スタッフである。ただ仲介人取引一覧2016によると「ティー・パーソナル」の「(20-029)星川 朋之」がカミンスキ側に付いた交渉(選手側仲介)を行っていたと明記。HPにもクライアントとして掲載されている。

http://www.t-personal.co.jp/index.html

なので星川氏と「Foot Link」の関係がパートナーである可能性が高いが、より正確な資料、写真が発見されていないので断定は難しい。確かなことはカミンスキを現地から日本まで手配したのはDrankowskiと平澤氏だろう。

問題なのは現在カミンスキのエージェントが変わっていること。ドイツに拠点をマネジメント業を営んでいる「SEVEN UNITED GMBH」へポーランドに帰国したタイミングに乗り換えている。またクラブとの契約は2022年であと1年残っているので違約金が発生するので磐田が獲得するなら払えるだけの余力が残っているのかという問題がある。カミンスキの現在市場価値が「400Th.」と言われているがヴィスワ・プウォツク側がいくら違約金を要求しているのかも焦点。

現地で交渉しているのであれば磐田側であるDrankowskiがヴィスワ・プウォツクに赴いているのだろうか?しかしDrankowskiと現在カミンスキのクライアント先であるSEVEN UNITEDとの関係が不透明なので、上手く取り合って移籍を成功できるだろうか?。

フェリペ ガルシア(Felipe Garcia)

名古屋グランパスで1シーズンプレイしたことがあるブラジル人。

途中出場が多いが少ない時間の中で仕事を成し遂げるウインガー。左足から放つ正確なクロス精度と相手を惑わすポジショニングが武器。

2018年からブラジル「ゴイアス(Goiás Esporte Clube)」、「ECヴィトーリア(Esporte Clube Vitória)」へ期限付き移籍し、2020年に半年契約で「シャペコエンセ(Chapecoense)」へ加入して今に至る。

フェリペはエージェントをブラジル「Guti Football」に変更している。この事務所は日本クラブとコンタクトを取った経緯を持っているのか全く不明。

↑の引用写真に名古屋GM「大森 征之」の姿があるが選手放出にも関わらず相手クラブオフィスに訪れているのは珍しい。フェリペの前事務所のクライアントである「rm7sports」と大森氏とはどういった関係だったのか?少なくともJFAエージェントは資料上関与していないようだが……….。

ペドロ ラウール(Pedro Raul)

193cmと大型なCFブラジル人。ゴール前でのプレイだけでなく視野の広さを活かしたキラーパスを繰り出す万能タイプ。

ポルトガルへ2回挑戦しているが、いずれもBチームでのプレイで満足いくような結果を残せることが出来ず、2020年1月に本田圭佑と同僚となるブラジル「ボタフォゴ(Botafogo)」へ自由移籍で入団する。

現地報道によるとペドロに対して日本クラブから期限付き移籍でのオファーを出したが提示額が低すぎるということで却下された。

Contrato de Pedro Raul com Botafogo prevê pagamento de 1,5 milhão de euros; entenda
Acordo tem cláusula para extensão do vínculo por dois anos, e clube se comprometeu a pagar 3 parcelas de 500 mil euros para garantir 70% dos direitos do atacant...

ペドロには2年間の保証金を延長するといった複雑な契約条項があり保有権は70%がボタフォゴ、残り30%が前所属「ギマランイス(Guimarães)」が持っているという。日本クラブがペドロを獲得するとなると一筋ではいかない状況だ。狙っているのはJ1クラスなのか?

注目する点はペドロと契約している事務所は各Jクラブにクライアントを送り込んでいる「Marcio Bittencourt Sports」である。例の如く、JFA仲介人取引一覧等で調べてみたが過去に関与した経緯はない。スカウト経由なのか?

グスタボ アルメイダ(Gustavo Almeida)

キャリアの大半を東南アジアで過ごしている24歳ブラジル人。

背中を向けたポストプレイが得意で運動量も豊富なスタイル。市場価値が皆無なので日本クラブを狙うには手頃な価格で獲得できるかもしれない。

報道によると2021年は日本でプレイすることに決定している。

Anunciado pela URT, atacante aguardado em Patos de Minas vai para o futebol japonês
Gustavo Almeida, de 24 anos, era aguardado nesta semana pelo Trovão Azul, mas seguirá no futebol asiático

事務所を変更しているとの情報があるが現時点で確認できたのはブラジル系「KmilSports」のクライアントであるグスタボ。日本との接点が全くないので誰の手引きなのか?

J2クラブあたりがアプローチかけているのかと思うが…….果たして….。

~~終わり~~

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